白い憂鬱

・・・ライトノベル作家を目指し、非ヲタ界とヲタ界を往来する看護学生の日常。
ローリンガールなので、私は今日も転がっています。
*薄桜鬼の小説公開中*


テーマ:
ちょっと、いや、結構過激な部分があります。沖田さんのあまりに積極的な迫りが苦手という方はブラウザバックしてください(´・ω・`)
そしてあたしの趣味なのでクレイジーな感じです。





「千鶴…総司と風間がやり合い始めたらそっと後退して逃げるぞ…」
「えっでも…沖田さんが…」
千鶴はブンブンと首を横に振る。流石の沖田も丸腰では風間に勝てるはずがない。
「俺の刀を総司の足元に転がしてある。総司もそれには気付いてると思うし…」
「でも…」
千鶴が泣きそうな顔で沖田と風間を交互に見やる。

「おい…虫けら…いま何といった…?」
「二度も同じことを聞かなきゃわからないの?穴の掘りすぎで血の巡りが良くなりすぎちゃったんじゃない?」
ブツンッ…
何かが派手に切れる音がした。藤堂は千鶴を背に庇いながらそろそろと後退する。それでも彼女は沖田から目を離さなかった。

風間と沖田、二人の戦いが音もなく始まった。刀が空を斬る音だけが茂みの中で響き、木々や葉のひとつもかすめず相手だけを確実に狙っている。

どれだけの攻防が続いただろう。なかなか勝負のつかないやり合いにイラついてきた沖田は言葉を吐き捨てる。
「お前のせいでせっかくの千鶴ちゃんとの再会が台無しだよっ」
「ふん…貴様など相手にされておらんのだろう…」
「煩いなあっ…僕はもう千鶴ちゃんと契りを交わした仲なんだから…ねっ」
一瞬の隙を見せた風間の懐に飛び込むが彼は間一髪のところでそれを避けた。そして怒りを露わに怒鳴り散らす。
「貴様ぁああぁぁっ…よくも俺様の嫁を」「風間、何をしているのです。」

いつの間にか沖田の背後に天霧が立っている。
「背後からなんて、卑怯だね。」
冷や汗が出た。流石の彼もこんな挟み撃ちでは敵わない。しかし天霧の目には沖田は映っておらず、しっかりと風間を見据えていた。
「今日は千姫からの呼び出しがあったはず、こんなところで油を売っている暇はない…!」
言い終わるや否や天霧は風間に飛び掛かる。

「…。あれ?千鶴ちゃん?」

見渡すと藤堂の姿もない。
『全く…またいなくなっちゃうなんて…』
危険の回避をできたというだけいいのだが…沖田にとってはとても複雑だった。
『僕じゃなきゃだめなはず。僕じゃなきゃ千鶴ちゃんを正しく扱えないはず。』
そう言い聞かせれば言い聞かすほど胸の締め付けは増していくばかり。刀を収め、掌を見つめた。
千鶴の温かみ、柔い肌の感触や甘い香り、想起される度に彼女を独占したい思いでいっぱいになった。

『守りたいはずなのに…違う、なんなのかな?この陰のような心…』

千鶴の自室に飛び込んだ。
「やっぱり…」
泣きじゃくる千鶴と励まそうと必死の藤堂の姿があった。
「何?僕が死んだとでも思ったの?」
「ちっ…ちがっ…」
彼女は更に泣き出してしまう。沖田の無事を知り、安心したためか尚更涙があふれてくる。嗚咽に言葉が言葉として出てこない。
「総司、もっと優しくできないのー?!本当に千鶴は総司が心配で心配で泣いてるんだぞっ」
「……お心遣いありがたいんだけど、もう一歩、気を遣えるかな?」
はっとした藤堂を横目に彼女の目の前にしゃがんだ。頭を撫でることも、抱き寄せることもしなかった。ただじっとその姿を見つめる。
いつの間にか藤堂の姿はなく、二人きりの時間がゆっくりと流れた。

『壊してしまいたい』

確かにそう聞こえた。
外からの刺激ではない、自分の内なる声がそう言ったのだ。表情はないまま、顔を覆い泣きじゃくる彼女の片手を掴み、少し此方へ引き寄せた。
泣き顔を見られるのが恥ずかしいのか、残る手で必死に顔を隠す。
そんな姿に全身の血液が沸騰しそうな熱いものが込み上げてくる。冷静になれという言葉などいまの彼の耳には届かなかった。

「そんな顔して、僕をおかしくさせる気?」

思い切り彼女の腕を引き、自らの上に倒れ込ませる。溢れていた涙が沖田の熱っぽい胸板を冷やしていく。
「お、きた、さん…?」
「これは無理矢理なんかじゃないよ。僕は変なんだ…」
慌てて彼の上から退こうとするが、しっかりと抱えられていて身動きが取れない。

「何だかおかしいんだ。君に会いたいときに会えなかっただけで…こんなに熱に侵されてるみたい。」
顔を赤らめる千鶴の身体をぐいと抱き上げ、息がかかるほどの距離まで顔を近づけさせた。そして額を彼女の頬に押し当てる。
「僕は病気みたいだ…」
身を固くする彼女の唇を唇で探し、捕まえる。
「…ん…ふっ…」
「君を独占したいなんて邪な気持ちが溢れてる…千鶴ちゃん、僕を助けてよ。」
尚も深い口づけが繰り返されていく。身を固くし、抵抗をみせていた彼女も求めるように彼を受け入れる。

「私じゃなきゃ、沖田さんの病気を直せないんですね。」
まだ湿って潤んだ瞳で沖田を見つめる。それもまた彼を熱っぽくしてしまう要因なのだが。
「君じゃなきゃ、治せない…いや、もっとおかしくして。」
幼い子どもが母の手にすがるように、彼もまた彼女を一瞬足りとも逃すまいと貪った。
「僕じゃなきゃ、君を壊せない…」


――…君のいない時間が長ければ長いほど、僕は狂ってしまう。でも、君を見つめれば見つめるほど僕は熱に侵されて尚狂ってしまうんだ。

僕の心は君のものだよ、だからもっと掻き乱して。




沖田さん爆発の姿を書いてみたかったので、ちょっとびくびくしながらも書きましたwww批判が怖い(;・`ω・´)←
クレイジーな沖田さん好きなんです(*´・ω・`*)ごめんなさいーっ
いいね!した人  |  コメント(0)
PR

[PR]気になるキーワード