片親で育った女の子の発育について
最近、母親の内縁の夫が、その母親の子供を虐待して殺してしまう事件を何度か耳にしましたが、そのニュースを聞くたびに、犠牲になった子供があまりにも可哀想で、ただヽ胸が苦しくなります。児童虐待について少し調べたところ、現在、虐待の多くが母親と内縁関係にある男性によって行われているそうです。
今回ご紹介する『独身者は損をしている-財産を築き、健康を維持し、子供の非行を防ぐ「家族」という仕組み』(アメリカ価値研究所/編・エドワーズ博美他/訳)は、アメリカ人を対象にして行った調査結果をもとに結婚が与える様々な影響について詳しく解説しています。
その中で興味深かったのは、片親で育った女の子の発育についてです。
両親が離婚し、父親と離れて暮さねばならなくなった女の子は、両親のもとで育った女の子に比べて性的発達が早く、そのため早すぎる性行動に走り、10代で妊娠することが多いそうです。つまり、思春期を迎えた女の子にとって父親の存在は重要であり、早すぎる性行動を抑制する力があるというのです。
しかし、実の父親以外の男性、つまり母親と内縁関係の男性や、義理の父親などとの接触は逆効果になり、むしろ性的発達を加速させてしまうといいます。
日本では、現在一年間で30万人近くの胎児が中絶により命を落としています。この中には軽率な性的行動の結果、未成年で妊娠し「育てられない」との理由で中絶されてしまった赤ちゃんも多くいるのです。この事実を見るとき、女性教育の大切さ、そして家族の大切さを痛感せずにはおれません。
日本よりも離婚率が高く事実婚が増えているアメリカでは、「何故結婚するのか」「結婚のメリットは何か」という議論が盛んで、学問的な結婚の研究も進んでいます。その研究結果によって構成された本書は、大変興味深く、日本人にとっても参考になることばかりです。
結婚する意味が分からないという方、離婚しようかと考えている方、そして、これから結婚を考えている方々に、是非とも手にとって頂き、「家族」について改めて考えて頂ければと思います。
/一茶
『独身者は損をしている-財産を築き、健康を維持し、子供の非行を防ぐ「家族」という仕組み』(アメリカ価値研究所/編・エドワーズ博美他/訳)
http://www.meiseisha.com/katarogu/dokushinshawa/son-o-shiteiru.htm








