中城まさお著『靖国で会おう』は絶対感動する!
8月15までに中城まさお著『靖国で会おうー神風特別攻撃隊敷島隊隊長関行男二十三年の生涯』 をここで紹介しようと、あれやこれやと内容を考えてきたのですが、とうとう当日が来てしまいました。
昨日も一昨日も2時間くらいしか寝てないし、今日も終電で帰ったので帰宅が午前1時半近くになり、明日は午前6時半には出張販売に出発しなければなりません。
ですから、詳しくはまた別の機会に譲り、今回は短くはしょって紹介させていただくことにします。
テンポよく、あっという間に読める本
本書は、もともと演劇の台本として書かれたものです。
しかし、まったく小説のように読むことができます。
しかも、テンポのいい演劇の進行を念頭において書かれているので、文章が簡明で、独特のリズムがあり、とても読みやすいのです。
分量も本編は136ページですから、比較的短い時間ですらすらと読むことができます。
また、台本調とは言っても登場人物の台詞等は、史実を参考にして注意深くつくられています。
涙なくして読めない一冊
ところで、気になる内容ですが、物語は、後に特攻隊の指揮官となる関行男大尉が、海軍兵学校に入学するところから始まります。
最初は、関大尉の兵学校での生活や、友人とのこと等が描かれていきます。
そして兵学校を卒業し戦艦扶桑への配属、大東亜戦争の勃発、、航空隊への移動、結婚、母親のこと等に話が及びます。
しかし、物語があちこちに飛んでもテンポよく話が進み、全く退屈しません。
あれよあれよという間にフィナーレの特攻出撃の場面を迎えます。
テンポがよいだけではなく、一つ一つの情景描写がとても感動的です。
私はブログを書くために電車の中でこの本を読み返していたのですが、不覚にも涙目になってしまいました。
人の血の通う人間であれば、誰が読んでも絶対心動かされる本だと思います。
本当に、涙なくしては読めない一冊です。
特攻隊の演劇に注がれた著者の情熱
本書の作者の中城まさお先生は、実は今年の4月に急逝されています。
未だ67歳でした。
中城先生は、東京大学法学部を卒業されたにもかかわらず、その後エリートコースを投げ打って演劇の道へ進まれました。
そして、数年前から特攻隊の顕彰のことを思い立たれ、当時を生きた方々の思いを今に伝えるべく、全国で公演活動を展開されていました。
靖国神社でも一昨年平成18年のみたま祭での奉納公演を実現されています。
本書には、その時の模様を収録したDVDも付録としてつけさせていただきました。
また、文章の方も本編の関行男大尉の話のほかにもう一編、二番機の中野磐雄一等飛行兵曹の物語である「空ゆかば」が収録されています。
こちらもとてもいい話です。
特攻隊だけではなく、当時の戦争を戦った方々の大部分は、やはりこのような純粋な気持ちを持っておられたのだと思います。
『靖国で会おうー神風特別攻撃隊敷島隊隊長関行男二十三年の生涯』
この夏、是非読んでいただきたい一冊です。
(浮羽博幸)







