「沖縄戦集団自決」大阪地裁判決を出した判事はバカだ|
全くおかしな論理の大阪地裁判決
3月28日、沖縄戦で住民に集団自決を命じたと著書で虚偽の記述をされ、名誉を傷つけられた、座間味島の元日本軍守備隊長梅沢裕氏と渡嘉敷島の元守備隊長赤松嘉次氏の弟の秀一氏が、作家の大江健三郎氏(73)と岩波書店(東京)に出版差し止めと2000万円の損害賠償を求めていた訴訟の判決が、大阪地裁で出されました。
判決は、梅沢、赤松両氏が住民に集団自決するよう軍命令を出したことを証明することができなかったにもかかわらず、住民らが手榴弾を所持していたこと等から「軍の関与が認定できる」という理由で、原告の訴えを退けた全くデタラメな内容でした。両氏から軍命令が出ていない以上、「ペテン」、「屠殺者」、「戦争犯罪人」と、あらん限りの罵詈雑言でもって赤松大尉らを誹謗した大江健三郎氏の行為は、完全に名誉毀損のはずです。
大江氏も劣勢を自覚しており、この裁判は敗訴するようなことを自ら表明していたようですから、大江氏側にとっても予想外、実にラッキーな判決だったというところでしょうか。
『鉄の暴風』に史料的価値などほとんどない
大江氏の著述は、ろくな取材もせずに『鉄の暴風』をコピペしたものであるのは明らかです(裁判でも、この本を参考にし、執筆者に取材したと言っています)。
しかも、この『鉄の暴風』は、米軍占領下で、反日宣伝のためにつくられた本で、その内容には誤りが多い、というより捏造記事にあふれています。
例えば、この本には、赤松隊長が地下壕で自決命令を下した後、「これを聞いた副官の知念少尉(沖縄県出身)は悲憤のあまり、慟哭し、軍籍にある身を痛嘆した」というくだりがありますが、知念氏は、自決命令は勿論、そんな将校会議はなかったし、そんな地下壕も存在していなかったと述べています。そもそも知念氏は昭和45年(1970)まで沖縄の報道関係者から取材を受けたことがなかったそうです。『鉄の暴風』の執筆者は、当人に取材もせずに勝手に知念氏の発言をでっち上げたのです。
また、今回原告となった梅沢隊長については、『鉄の暴風』初版にこんな捏造記述もあります。
「隊長梅沢のごときは、のちに朝鮮人慰安婦らしきもの二人と不明死を遂げたことが判明した」。
しかし、梅沢隊長は行方不明になってなどいませんし、今も存命です。根も葉もない嘘を平然と「判明した」と記述しているのが『鉄の暴風』です(捏造が問題となった記事は、版を重ねる度に次々と訂正していますが、何も指摘されなければ、いい加減な記事も再検証せずそのまま残してあります)。
このような本が、そのまま学問的な史料となり得ないのは当然です。
集団自決を止めようとした梅沢隊長と赤松隊長
赤松氏や梅沢氏は、集団自決を命令しなかったばかりでなく、血気にはやる沖縄住民に集団自決を思いとどまるように説得していました。これは、多くの証人もいることです。
それにもかかわらず、集団自決が軍命令によって行われたとする話が流布されたのは、戦後苦しい生活を送っていた自決者の遺族に、戦傷病者戦没者援護法を適用し、援護金を出さなければならなかったからでした。集団自決を、軍命令によるものとしなければ、援護金が出なかったのです。
現在では、遺族年金の受給業務の担当者や自決者の遺族らが、次々と重い口を開き、集団自決の「軍命令」が存在しなかったことを証言しています。
高裁でこそ公正な判決を!
それにしても大阪地裁の裁判官には本当に呆れさせられます。
判決のデタラメな論理は、「反戦平和運動」の旗手であった大江健三郎氏に土をつけないためだけに構成されたかのような強引なものでしかありません。
山口県光市の母子殺害事件の被告人の弁護士といい、今回の判決といい、「死刑廃止」や「反戦平和」のためなら、事実を捻じ曲げてもかまわないという考え方なのでしょうか。全く正義のはき違えもいいところです。
共産党等の左派セクトが、組織的に裁判官や弁護士になる人間を大勢送り出しているという話をよく聞きますが、今回の判決を下した判事もその類でしょうか。
そう言えば2008年3月29日(土)付けのWEB版「しんぶん赤旗」も都合よく今回の判決について解説した上で、「一九五〇年に地元新聞記者が執筆した『鉄の暴風』(沖縄タイムス社)で、渡嘉敷、座間味両島の「集団自決」は軍命令と記述されています」と得意気に記しています。
共産党はバカで全く勉強しないことで有名ですが、臆面もなく『鉄の暴風』をここでも紹介するところを見ると、本当にその通りだと改めて思いました。
原告側の徳永信一弁護士は、「判決には論理の飛躍があり、到底容認できない」と批判し、当然控訴の構えです。
高裁でこそ、公正な裁判、判決を期待します。
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