稀勢の里 三十歳の覚悟

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大相撲初場所で、大関・稀勢の里がついに初優勝。合わせて平成10年夏場所後の3代目・若乃花以来、実に19年ぶりに日本出身力士の横綱が誕生することとなりました。

恵まれた素質と体力で、稀勢の里は17歳9カ月で新十両、18歳3カ月で新入幕と、ともに貴花田(後の横綱貴乃花)に次ぐ年少で昇進し、早くから大器として期待を集めましたが、その後はプロの世界で苦労。
新入幕から初優勝までに要した73場所は史上2番目、大関昇進からの所要31場所は昭和以降で最も遅い「スロー記録」、横綱昇進までも新入幕から所要73場所で史上1位の「スロー昇進」となりました。

稀勢の里は現在、30歳6ヵ月。

明成社刊『永遠の武士道』の中には、佐々木小次郎との決闘を制した剣豪・宮本武蔵が30歳を迎え、「まだまだ俺は未熟である。もっともっと鍛錬して本物の強さに磨き上げねばならない」とさらなる修練の道を自分に課して「本物」となったことが書かれています。

稀勢の里も「横綱になること」についてマイクを向けられ、「まだまだこれからだと思います」と応えていました。
稀勢の里が本当に強い横綱としてさらに成長していくことが期待されます。 (彦星)
 

 
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