これは私にとって一生印象に残る事実の出来事として皆様にも伝えたくて話します。
ほとんどの方が海洋自然葬、葬儀後にお礼のお言葉を頂いたりし、手伝いが出来て良かったと思えるのですが、それとは違う心残りの出き事です。

約2年前ある日突然、委託の散骨依頼の話がきました。
ご依頼主は高齢女性の未亡人。
何でも直ぐに夫の散骨して欲しいとの事でした。
私は快諾しご遺骨の迎えに行きました。
訪問した宅は、平屋建ての建物。
玄関に入るないなや小型犬に吠えられました。
女性は、大丈夫ですから上がってください。との言葉でおじゃましました。

ひと通り自然葬についての説明をさせて頂いた折り、通常なら散骨証明書を出させて貰うのですが、女性の口からそれは要らない全部撒いて下さい。
私は散々嫌な目にあってきた。好きな事して借金まで作って苦労してきたから嫌だったんですと。

必然的に気分が落ち込む様な中、
手続きをしてもらいお預かりしたお金はシワシワでした。
ご遺骨の確認で奥の間に案内された時、また犬に吠えられました。
女性は気にしないで下さいと言い、私は可愛い小型犬ですね?
と言うと 、主人が飼っていた犬なんです。とポツリ。

ご遺骨確認が済み持ち出そうとすると
さっき吠えていた犬が、今度は鳴くのです。

切なくなり犬もわかるのでしょうかね?と言うと、女性は知りません。
とキッパリ。
それで切なくなった私は、そそくさに後にしました。

その後、自然葬をした際、
普通ならご冥福を祈り・
成仏を祈りながら自然回帰をさせて頂くのですが、
この時ばかりは、旦那様の一方的か分かりませんが、輪廻転生があるならば
次生で尽力を願いますと祈りました。

皆様には、私含め生を受けている時に悔いのない終焉を迎えられる様にして頂きたいし残された家族の事も思って頂きたいと願っています。
( ˘ω˘ )