このたび、和歌文学大系79『まひる野/雲鳥/太虗集』を
刊行いたしましたビックリマーク

 

 

「鉦鳴らし信濃の国を行き行かば

 ありしながらの母見るらむか」(まひる野)

「花は根に若葉は枝に雲鳥の

 老のなげきをこゝにきてする」(雲鳥)

「みづうみの氷は解けてなほ寒し

 三日月の影波にうつろふ」(太虗集)

 

明治のはじめ、いずれも信濃に生まれ、

その風土に根ざす歌心を培い、

若い一時期は触発しあいながら、

やがてそれぞれの歌境を切り開き、

近代短歌を推し進めた、

窪田空穂・太田水穂・島木赤彦の三歌人の集。

 

今年は窪田空穂生誕140年・没後50年の節目の年。

6月には雑誌「短歌」(角川書店)でも空穂の特集が組まれており、

今こそ読みたい注目の歌人です。

 

また、月報をご執筆くださった木村雅子先生は、

太田水穂のお孫さんでいらっしゃいます。

 

著者の先生方にご執筆をご依頼申し上げてから20有余年。

時間の経過とともにさまざまな変化がありましたが、

たくさんの方々のご尽力のおかげで、

空穂節目の年の今年、刊行にこぎつけることができました。

 

見どころ満載の『まひる野/雲鳥/太虗集』。

この機会にぜひお手に取っていただければ幸いですアップ


(編集部・池田)