希望

テーマ:

自分の心をコントロールできなくて

周囲からの精神的圧力に耐えられなくて

服用する薬物が増えてしまっても

私は希望を捨てない。


誰にも判ってもらえなくても

私は自分を好きになる努力を惜しまない。

いつかきっと、治ってみせる。


苦しみも哀しみも

みんな、みんな、思い出にしてみせる。

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再発

テーマ:

記憶とは時として残酷なもの

以前と同じような状況に出逢ったり、

似たような事を言われると、

たちまち体が硬直してしまう。


ずっと平気だったのに、

「あの時」を思い出す出来事に出会っただけで

私の体は震え、言葉を発せなくなる。

生活の全てに興味が持てなくなってしまう。

体中を苦しみが支配する。


「死」を思えば思うほど「生」への執着心も増す。

「私なんかいなくてもいいんだ」

そんな気持ちから必死に逃げようとあらがう。


時間をかけて治療してきたつもりだったのに

こんなに脆く症状が再発するなんて・・・


自分の弱さを再確認しながら、

それでも私は今よりもずっと克服した自分を

心に描こうとしている・・・。

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嘔吐

テーマ:

汚物を吐き出す。

肉体はそうしてラクになってゆく。


心だって同じ事。


自分がどんな時に「つらい」気持ちになったのか、

あまり「つらくない」時に、紙にペンで書き出してみる。

思いっきり泣く。


吐くのは苦しい。

でも、吐かずに閉じ込めようとすればするほど

つらい時間が長くなるだけ。


心をスッキリさせたくて

私は今、こうしてキーボードを叩いて「吐いて」いる。

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カウンセリング

テーマ:

「ここに来る事によって、あなたの抱えているものが解決すると思いますか?」

初めてのカウンセリングでの言葉に、私は即答できなかった。

イエスかノーかでは答えられなかったけど、

「解決したいから、そのきっかけをここで探したいのです」

と答えたのを覚えている。

自分の身のまわりで起った事に対して

自分がどう感じたか、その時どうしたかったか、

プロに話す事で自分を知る道が見えてくる、

それがカウンセリングの目的なのだと知るまでに少し時間がかった。

勇気を出してカウンセリングを受けようと思ったあの日、

私が、本当に「治りたい」と行動を起こした出発点だった。

陰陽

テーマ:

この世にはプラスとマイナスが同じ力で存在すると言う。

悲しみと同じ量の喜びがあるのだと言う。

今つらいのは、前に楽しい事があったからなのか?

でも、同じ考えるなら

これからいいことが起る前触れなんだよと

自分にいい聞かせたい。

迷い

テーマ:

病を隠して仕事をするのは私には難しいこと

でも、働くことは生活の糧を得られる手段

治療のためには、もしかしたら休暇が必要なのではないか?

生活費の心配と、自分の心への思いと、

こうして悩んでいる人は、私の他にもたくさんいるのだろうか?

電話

テーマ:

一日を終えようとする頃、

電話が鳴った。

5年ぶりの声が受話器から聞こえてくる。

今まで沈んでいた気持ちなのに

落ち込んでいる電話の向こうの友人を

励ます自分がいる。

私の事を覚えてくれている人がいる、

それだけで嬉しかった。

濃度

テーマ:

体内の抗鬱剤の濃度を一定に保つために

医師に指定された時間に薬を服用する。

私の体中の血液の中に抗鬱剤が流れている。

薬の量をなかなか減らせなくても、焦るな、私。

いつか、気持ちの穏やかさの濃度を一定にできるよう、

医師や薬やいろんなものに助けてもらっていいんだよ。

「心」が元気になってゆけば、薬の量もきっと減る。

きっと・・・

旅券

テーマ:

心を旅させるのなら

パスポートも荷物もいらない。

必要なのはどこにでも行ける心だけ

本物の旅行がなかなか出来なくても

いつか行った場所を思い出したり

写真集の中に自分が居るのを想像してみる

若葉のさざめき、リズミカルに聞こえる波の音、

出逢った人のやさしい微笑み・・・

日常に疲れた気持ちが、ちょっとだけリセットできるように・・・