✈ 片言のフランス語が通じる理由・・
フランスのコミュニケーション スタイル
「ハイ コンテクスト」ってご存知ですか?
私は、今日、気づきました。
私が住んでいる地域の人たちは、私の片言
のブロークンなフランス語でも、何となく
内容が伝わり、簡単な会話ができる。
ご近所様と話をしていて、だんだん何語を
話しているとか意識しないほど通じている
と感じることがありました。不思議。
もちろん、私はフランス語ができていない
ので複雑な内容は通じませんが、お互いに
主題がわかっていれば、なんとなく単語や
ボディランゲージなどで察し合い、通じる
のだと思います。
昨日も、共同のゴミ捨て場で、瓶を捨てる
ゴミ箱の開け方がわからずに困っていた時、
そばを通りかかった方が教えてくれました。
一般のゴミ(要:市販のゴミ袋を使用)の
方はカード認証が必要なのですが、それに
ついては私は既に知っていることなので、
彼の説明に対して「Oui. Carte..」といって、
自分の持っているカードを見せて、それは
わかっているということを伝えることが
できました。
私のフランス語は、かなり片言なのにも
関わらず、向こうがコチラの意図することを
わかってくれることがあるのです。
ふと思って調べてみたところ・・
日本もフランスも、コミュニケーションの
スタイルが「ハイ コンテクスト」
なのですね。フランス語は言語的には、
ローコンテクスト文化でもあるらしいです、
が、芸術的とか情緒的というイメージが
あるように、やはり言語だけでなく、余韻
も含めてコミュニケーションをとる人が
多い様です。
フランスといっても、全ての人が相手を
わかろうとしてくれるとは限りません。
もちろん地域性や個人差はあると思います。
※ 私が住んでいるのはフランスではなく、
フランス語圏なので、ご了承くださいませ。
ただ、ここに住んでいて、フランスの影響
感じることが多いので、コミュニケーション
スタイルに関しては、フランスを参照して
自分なりに考えてみました。
ちなみに「ローコンテクスト」と言われる
のは、ドイツとかアメリカとか・・・。
言葉を文字通りに受け取る。
ローコンテクストの文化の人たちは、
相手の言葉からその奥にある意図を汲み
取らないので、言語がある程度できない
と話が全く通じなくなります。
日本では「それぐらい、察しなよ」と
言われそうなことも、察しません。
ある意味、裏表のない素直な人たちだと
思います。日本のように婉曲的な
コミュニケーションを好む人にとっては
直接的なコミュニケーションをとる人は、
強くて、きつい・・と感じられるのでは
ないかと思います。
察してもらって何とか通じているからと
いって、それに甘えてばかりでは進歩が
ありませんね。私なりにフランス語を
学んでいます。これについては別記事に
書きますね。
いつもありがとうございます。