鍼灸雑記③〜生理痛の施術録〜

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皆様こんにちは。恵はり灸院  院長です。

今回は生理痛の施術録をお話させて頂きます。



鍼灸雑記③〜生理痛の施術録〜

いつも肩こりと腰痛でご来院の患者様。

今日は生理痛が重なり、腰が重たく痛いとのこと。


生理痛となると下腹部や腰を中心に鍼を打ちそうな気になるかもしれませんが、下腹部は全く使わずとも痛みを緩和することができます。


鍼灸治療は全身に働きかける反応点を有効活用して行う施術なので、全部脱がせたりする必要は全くない、というのが私の考えです。



現に昔は身分の上の方を施術する時は、簾越しに脈とか腕の一部とかだけの治療で症状を改善させてたという話ですから、患者さんのご要望に応じた露出で施術するべきかと思います。



というわけで、最初は仰向けになって頂き施術開始。



生理痛に特に有効な反応が出るツボは「三陰交」です。このツボは婦人科疾患に有効なことで有名ですが、現に婦人科系の調子が悪い時にわかりやすく反応が出ます。
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ここに鍼を打ったり、またはお灸を加えていきます。



他にも肝経や脾経といった、血の運行をコントロールしている経脈の反応を中心に鍼を打っていきます。



多くの方は、婦人科の調子が悪い時、下肢にむくみや冷えが目立っています。そこに点在する反応点を整えていく、足がシュッとスッキリしてきます。下肢の血行の悪さの改善が、子宮の血行も良くするのかもしれません。




下肢の反応を整えた時点で、腰の痛みがスッと引いていきます。ですので大抵の場合は最初の仰向けの時点で効果を実感される方が多いです。




この方もそのようで、「腰が楽になってきましたー。」と実感。


 
鍼を抜いて今度はうつぶせに。



うつぶせの時はやはり腰のあたりの反応をよくみて整えていきます。




丁度腎臓の位置辺りにあるツボ「腎兪」や、仙骨の外側にあるツボ「胞膏」のあたりに鍼を打ったりお灸をしたりします。
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婦人科疾患の方はやはりお灸がよく合います。ツボの反応としてはフニャッと力なく冷えている場合が多く、ここに細くひねったお灸をキュッと加えるとどんどん皮膚が引き締まり、体も温まってきます。




腰全体が温かくなり、とても気持ち良いそう(*^^*)
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そして今度はまた仰向けに。三陰交をはじめ、まだ整いきってない反応点を整えていきます。




最後に座位で腰の感じを確認して施術終了。もうこのころにはすっかり楽になっている方が多いです。




鍼灸治療は生理痛の緩和の他、生理周期の変動を整えたり、総じて婦人科系の調子を整えることに有効に働きます。

  


別の患者さんですが、初めて鍼灸治療を受けた後、今までこなかった生理が始まり、しかもいつもある痛みがなかったと、とても驚かれておりました。

 


『子宮を温める健康法』の若杉ばあちゃんも話しておりましたが、多くの婦人科疾患の原因は子宮が冷えていることにあるそうです。
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鍼灸治療によって全身の血行が活性化し、子宮にもたくさんの血液がめぐることで冷えが改善されるのでしょう。




女性と鍼灸はとても相性が良いので、積極的な活用をオススメ致します(^ ^)



〜おわり〜
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