今年も早くも6月に入りました。
たったひとつき前には萌葱色をしていた新緑がひと雨ごとに暗く色づいて、
夏へ向かっているのを感じます。
さて、今週に入り皆様の会社に緑色の厚い封筒が届きませんでしたでしょうか?
それは労働保険年度更新の書類です。
「労働保険」とは雇用保険と労災保険をまとめてこのように呼びます。
<雇用保険について>
お給料から毎月天引きされている方も多く、馴染みもあると思います。
かなりおおざっぱに言うと、この保険をかけることで、失業した時に失業給付がもらえたりします。
(他にもいろいろな給付があります)
これがなにをもとに天引きされているかご存じでしたか?
雇用保険料率といって、一般的な事業では現在お給料の1000分の6です。
(※建設業など、これとは別の料率になる事業もいくつかあります)
そして皆さんから天引きした額と同額+αを会社も負担しています。
<労災保険について>
これは会社が全額負担します。
ご存じかと思いますが、
労働者が仕事中又は通勤中に負傷等した場合の保険です(かなり大まかですが)。
いくらぐらい払っているか?というと、
その額は、前年度1年間で支払ったお給料のすべてに労災保険料率をかけて出します。
一例として不動産業では現在1000分の3ですが、
仕事の種類によって労災の発生しやすさなどを勘案してさまざまに決められています。
私はこの仕事に関わるまで、「毎月天引きされるし毎月支払っているのだろう」となんとなく思っていました。
(ちなみに健康保険+厚生年金保険料は毎月末に前月分を納めています)
でも会社は年に1度、まとめて納めています。
その年に1度の季節がちょうど今ごろなのです。
作業としては、前年に全員に支払ったお給料の総額に掛け率をかけていくのですが、
雇用保険については、4月1日現在で64歳以上の人は払わなくて良かったり、
労災保険については、役員など、労働者と言うより使用者である人の分についてはそもそも保険が掛けられなかったりするので、
それらを除いたりといろいろ煩雑な作業を経てようやく保険料が確定します。
そして今年度に払うであろう見込み額も出して概算で納めます。
つまり前年にはすでに通年で支払うであろう給与の総額をもとに見込みで保険料を納めてあるため、
実際にはそこからの差額を納めます。
もしも多く払いすぎていたら、次の年に繰り越せます。
「100万円納めておいたけれど実際は110万円だった」時は10万余分に追納しないとならず、
逆に90万円で済んだ時には次に払うべき分から10万引いて払う事ができます。
(ちょっと複雑ですね)
これを毎年7月10日までに申告します。
(でも今年は10日が土曜日の為7月12日です。)
めぐみ事務所はおかげさまでたくさんのお客様の年度更新をお手伝いしており、
今年もスタッフ総動員で一足先に暑い季節を迎えます…!








