ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手が

現地29日、地元で行われたテキサス・レンジャーズ戦に先発登板。

6回8安打、1四球、7三振、6失点の内容で、勝敗はつかなかった。

 田中は2回、エルビス・アンドラス遊撃手に適時打を許して1点を献上。

1対1の3回には無死満塁のピンチを招き、

ノマー・マザラ外野手に走者一掃のタイムリーツーベースを浴びるなど、

4点を失った。

さらに、6回にも先頭のルーンド・オドール二塁手に15号ソロを被弾し、

この回限りでマウンドを降りた。

 大量ビハインドを背負ったヤンキースだが、3対7で迎えた9回、

ブレット・ガードナー外野手のタイムリー、

ブライアン・マキャン捕手の12号3ランで同点に追いつく。

続くスターリン・カストロ二塁手が四球を選んで出塁すると、

ディディ・グレゴリアス遊撃手がサヨナラの7号2ランをライトスタンドに叩き込み、

9対7で大逆転勝利を収めた。

 

 

 ボルティモア・オリオールズは現地29日、

敵地でサンディエゴ・パドレスとインターリーグ戦を行い、12対6で快勝。

マーク・トランボ外野手がメジャートップの23号2ランを放ち、

オリオールズは6月の月間本塁打を史上最多タイの55本とした。

 オリオールズは4回、

2本のタイムリーとトランボの豪快な一発で4点を先制すると、

6回までに7対0の大量リード。

その裏に先発のヨバニ・ガヤード投手が3ランを浴びるも、

9回にマニー・マチャド三塁手とトランボから

それぞれ2点タイムリー二塁打が飛び出すなど5点を奪い、

試合の行方を決めた。

 ア・リーグ東地区首位を走るオリオールズは、これで7連勝。

トランボが2安打、4打点、マチャドが2安打、3打点で打線をけん引した。

また、ガヤードも6回3失点で今季3勝目(1敗)をマークした一方で、

3打数2安打、1得点と打つ方でも活躍した。

 トランボは、現在のオリオールズについて、

これまで所属してきたどのラインナップと比べても最高だと、

簡単に言えるとコメント。

「今、自分たちがやっていることをできる球団はそれほど多くない。

それは、このシーズンを迎えるとき、ベストシナリオとして

自分たちが思い描いていたものだ」と満足げに語った。

さらに、「全員が貢献している。

このラインナップの1番から9番まですべて自信を持っているし、

穴はないよ」と胸を張った。(STATS-AP)

 

 

 ワシントン・ナショナルズのダスティ・ベイカー監督は現地29日、

同球団が先発右腕マット・レートス投手とマイナー契約を結んだことを明かした。

 28歳のレートスは、シンシナティ・レッズ時代にベイカー監督のもとでプレー。

今季はシカゴ・ホワイトソックスで開幕を迎えるも、6勝2敗、防御率4.62の内容で、

今月半ばに放出されていた。

 また、ナショナルズはこの日、

右わき腹を痛めて故障者リスト入りとなっている

守護神ジョナサン・パペルボン投手が、実戦形式の練習に登板。

約30球を投じた同投手は、

「本当に調子がいいと思った。

いつも通りだったし、自分のフォームで投げられていると感じた」

と順調な回復をアピールしている。

今後はチーム傘下の2Aでリハビリ登板を行う。(STATS-AP)