謹賀新年

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●年末は引越しの片付けに始まり、次男の自転車練習、正月準備、年が明けてからは元旦に上京してきた両親と千葉にいる弟が自宅に集合で、明日は母親と娘、次男をつれて浅草、明後日は三浦に住む叔母もやってきて父親の古希のお祝いと、田舎者の長男はそれなりに大変です(で、翌5日から仕事です)。というか実質的に休暇は今日1日だったのですが、その空き時間で年賀状を作っています・・・。

●こんな感じで、ここ数年は年末年始は非常に忙しく、福岡に帰らないパターンが多いです。まだまだ両親が元気だというのもあるのですが、兄弟全員遠く九州の地を離れているので、帰省ではなく上京というのはかなり合理的な正月休みですね。昨年は高校の同窓会の幹事年で、20年ぶりに再会した旧友らはこの年末年始、地元で旧交を温めているようで、私自身このところ、これからは地方の時代だと考えているので、せっかくの地元回帰のチャンスを逃して残念に思ってます。

●2009年は、ということでなく、これからは間違いなく地方の時代だと思っています。いやこれ、都会に対する地方という対比構造ではなく、多極化(無極化というのが正しいのかもしれないが)の時代の意味で地方の時代になるのではないかと思っています。すでにその兆しが見えているように感じますが、福岡もそれこそ宮崎も大阪も東京も全部並列に世界の一地方として存続できるかどうか、その地方ごとに魅力が問われる時代になるのだろうと感じています。これからはどこにいるのかではなく、そこで何をするのか(しているのか)、ということが問われることになるのではなかろうかと思います(企業もそこで働く人も同じ構造になるのではないでしょうか)。

●年末年始のニュースは派遣労働者問題一色でしたが、いよいよ日本の企業も労働環境も大きな変革の転換点を迎えたのだろうなと思いました。これだけ大きく報道されているということは、もう後戻りはできないところまで来ているということなのだろうと思います。当面、失職した方々の救済策を急ぐにしても、中長期的に従来の環境でこの先やっていけると考えている人は誰ひとりいないでしょうから、どう変わるのかは予測できませんが変わるように準備しておく必要がありそうです。

●派遣労働者は何の保証もないような発言を聞いていて、零細企業経営者はそれ以下だなと少々しんみりしました。事業に失敗すれば食べていけないどころか、莫大な借金も背負わなければなりませんし、多くの利害関係者に迷惑をかけ呪詛の言葉をかけられることになるわけです。それこそ事業の成功には誰の何の保障もありません。ありませんから保障なんて考えたことすらないわけですが、あえてそれを考えるとするならば、唯一それは収益を上げられる事業経営に集中することだけだと思います。

●ということで、本年も売上拡大に取り組むのみです。この点、零細企業の事業戦略は世界企業とは異なり単純で迷うことはありませんね。ただし、闇雲に活動しても成算はありませんから、この休暇中にこれからの仕組みをつらつらと考えています。先に述べた多極化というのも一つのキーワードですが、このほかに、モジュール化と水平化というのがキーワードになりそうです。いずれにしてもこれまで日本人が当たり前のように考えていた上下の垂直構造的な思考、仕組みでは、この先は乗り越えられないだろうなぁと感じています。

●今年はお先真っ暗な年だというイメージですが、ある意味終戦直後と同じだと考えると、当社のように守るべき既得権益や柵が一切ない小さな会社にとっては、それはそれで明るい展望も開けるように感じています。いよいよ既得権益のあるところでは分配の理論が必要でその議論に忙しく、かつ展望も開かないのでしょうが、それがないところでは単純に闇市で収益を上げる実践あるのみですからね。そう考えると楽しくなってきます。

と、なんとも説教臭い年始のごあいさつになってしまいましたが、本年もどうぞよろしくお願いします。
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