さて、最近は「NHK 未来の提言」を


お手軽に読んでおります。






1000円前後と言うお手軽さと、


本人にインタビューするという


直接的な方法で、


かなり簡単に


作者の考えをつかむことが出来ます。





今回は長寿遺伝子Sir2を発見した


レオナルド・ガレンテ教授(MIT)


をご紹介いたします。






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レオナルド・ガレンテ, 白澤 卓二
レオナルド・ガレンテ「長寿遺伝子」を解き明かす (NHK未来への提言)


一部で注目されている


”アンチエイジング”。


私は知りませんでしたが、


Sir2以外にも多くの寿命に関連する


遺伝子が発見されております。



Sir2

TOR

daf/FoxO

Clock

Amp-1

P66Shc

klotho


などです(P.20)。


もちろん、専門書ではありませんから、


難しい単語は多くはありませんし、


医学部の方なら


何かの片手間にさらっと


読めるでしょう。





ただ、


時代はこのような方向に向かっている、


という事は認識しないといけません。





人は、ゲノム解析を行い、


寿命すら自分のコントロールのもとに


置こうとしているのです。





それが希望を導くものか、


あるいは


パンドラの箱か。




いまだに我々は


知らないままです。





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ちなみに、


遺伝子工学系の


klotho遺伝子の説明では


”クロトー”


とされ、みな決まったように、



”Klothoとはヒトの運命を司る3人のギリシャ神話の女神の一人で、生命の誕生に立会い、生命を紡ぐ女神の一人である。 ”


とかかれています(笑)。




きっと誰かのコピペのコピペのコピペ、


なのでしょう(笑)。






ギリシア神話的には


”クロートー”


という読みのほうが一般的だと思います。


これで検索するとすぐに


情報が集まるかと思います。




クロートー(古典ギリシア語:Κλωθώ Klōthō)は、ギリシア神話にあって、運命の三女神すなわちモイライの一人で、末妹とされる。その名は、「紡ぐ者」を意味する。クロト。

人間個々人の運命は、糸の長さやその変容で考えられ、運命の糸を人間に「割り当てる者」がラケシスで、クロートーは、この割り当てられた運命の糸を、彼女が手にする糸巻き棒から引き出し紡いで糸とした。クロートーはそれ故に、「紡ぐ者」である。三人目のアトロポスが、この糸を切った。こうして人間の寿命は決まるのである。

(Wikipedia

http://ja.wikipedia.org/

より)



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ほかに読んで面白かった


NHK未来への提言シリーズを


上げておきます。




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リサ・ランドール, 若田 光一
リサ・ランドール異次元は存在する (NHK未来への提言)


「ワープする宇宙」で


一躍脚光を浴びた女性物理学者。


五次元(余剰次元)理論を


大変丁寧に分かりやすく解説しています。





「ワープする宇宙」も難しい話を


一般向けに書いた、数式なしの本です。


イントロとして、この本から入られるのも


とてもよいかと思います。




「超ひも理論」とかガシガシ読んでいる人には


物足りないかもしれませんが(笑)。




ジョージ・ソロス, 山本 正
ジョージ・ソロス投資と慈善の哲学 (NHK未来への提言)


帯がとてもよいです。


「わたしたちの誤解が


実は


世界を形成している」




ヘッジファンドを動かし、


世界の金融を左右させ、


イギリスのポンド危機を引き起こし、


アジア通貨危機のときの黒幕とも言われていました。




でも、今回はそんなことは全然触れられず、


ソロス氏が非常に力を注いでいる


慈善活動、とくに感染症予防に対する


取り組み方を書いています。









アルビン・トフラー, 田中 直毅
アルビン・トフラー「生産消費者」の時代 (NHK未来への提言)


「富の未来」で


有名なトフラー氏へのインタビューです。

ですが、感覚的には”講演会”


みたいな感じ(笑)。




「富の未来」の分量にやられた方、


ぜひこちらで再挑戦してみて下さい(笑)。


かなり読みやすく、


再チャレンジにはうってつけだと思います。