>「飛び込み出産」

>全国の主な病院で、昨年1年間に計301人



主じゃない病院を入れたら、


多分この数倍にはなるのではないでしょうか…?








調査対象が、

>調査は、

>総合周産期母子医療センターとして指定されている医療機関と、

>今後指定される予定の医療機関

>計73か所に対して郵送で行い、67か所から回答を得た。


と、


全国の病院のうち73箇所だけです。



つまりは、


各都道府県1~2病院だけの調査です。




下手したら、この10倍以上の数の


「飛び込み出産」があると思われます。






>98人(33%)が、出産にともなう医療費を一部もしくは全額払わなかった。



そして、正常産では


保険が適応されない、


つまり


全額自費です。




ホテルに泊まって料金を払わない。


フランス料理のお店でお金を払わない。


それと同じ事を


これら「飛び込み妊婦」の3割以上の人がやっています。





赤字の病院に飛び込んで出産。


お金を払わずに退院。


病院は赤字に耐え切れずに診療所化や


閉鎖に追い込まれます。

これでいいのでしょうか?

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「飛び込み出産」300人、経済苦で健診受けられず

2008年2月6日03時08分 読売新聞
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080205-OYT1T00681.htm


 妊娠中に定期的な健診を受けず、産まれそうになってから病院に駆け込む「飛び込み出産」をした未受診妊婦が、全国の主な病院で、昨年1年間に計301人いたことが、読売新聞社の調査で明らかになった。

 最大の原因が経済苦であることもわかった。飛び込み出産について全国の実態が明らかになるのは初めて。

 調査は、高度な産科機能を持つ総合周産期母子医療センターとして指定されている医療機関と、今後指定される予定の医療機関計73か所に対して郵送で行い、67か所から回答を得た。

 回答によると、昨年1年間に「飛び込み出産」をした未受診妊婦は計301人に上った。未受診の理由は「経済的困難(費用負担ができない)」が最も多く146人と49%を占めた。「健診が不要と考えていた」妊婦も42人いた。

 実際、98人(33%)が、出産にともなう医療費を一部もしくは全額払わなかった。また、107人(36%)は未婚だった。

 「未受診妊婦が以前よりも増えた」とした医療機関は20か所あった。10人以上の未受診妊婦が飛び込み出産した医療機関は、首都圏を中心に11か所あった。

 今回の調査結果について、未受診妊婦の問題に詳しい独協医大の渡辺博教授は「未受診妊婦が増えているということは医師の間で言われていたが、実際に301人もいたことが明らかになった意義は大きい。飛び込み出産は母子にとって危険が高く、放置できる問題ではない。経済的困難が最大の原因ということからも、妊婦健診の公費負担を増額することが、最も現実的な対策だろう」と話している。

 昨年、奈良県などで妊婦の受け入れ拒否が発覚したが、拒否された要因の一つが未受診だった。このため、未受診で飛び込み出産をする妊婦の存在が、産科医療の混乱に拍車をかけているとして問題視されるようになった。しかし、地域や医療機関レベルの調査はあっても、全国の実態は調査されてこなかった。

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>また、107人(36%)は未婚だった。


多くを語ることはできませんが、


ライフスタイル自体が大きな変換を迎え、


日本の古来の「婚姻制度」自体が


制度疲労している可能性はないでしょうか?






フランスを例に挙げるまでもなく、


「未婚」でも「婚姻」であっても


幸せに子どもを生み、育てることが出来ないと


日本は本当に「絶滅」してしまうかもしれません。




日本では出生率が1.2とか1.3と言われていますが、


この意味は、


男女2人⇒子ども1.2人


ということです。





つまり、1世代で


2人⇒1.2人


の減少


になっている、ということです。





簡単に考えると、


人口維持には


2人⇒2人


つまり出生率は2かそれ以上


(子どものうちに亡くなる方がいるため、2より大きい数字が必要)


でないといけません。






1.2や1.3という数字は


驚異的です。






経済的な格差の助長


医療機関へのアクセスの阻害


妊娠出産教育の不十分


これらが日本の出生に大きな影を投げかけています。





さらに、


国が進める


「産科医絶滅作戦」ともいわれる


医学的な検討を無視した訴訟での厳罰化


助産師の強力な権利獲得運動


労働基準法を無視した労働環境の放置


これらが産科医を絶滅に追いやることでしょう。





このままでは


日本の出生率が1を切る日も


そう遠くはないのかもしれません。





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