当ブログは、


本国会審議にかかる

”診療行為に関連した死亡の死因究明等の在り方”

に反対の立場を取ります。



>厚生労働省が検討する医療事故調査委員会


の副作用(笑)がすでに


医療現場に現れています。






「医療に厳罰を持ってあたる」


これが国民の理想の医療なのでしょうか?










ネタ元はdemian さん

http://ameblo.jp/med/entry-10067696049.html#cbox

です。いつもありがとうございます。




以前から、


日本の医学論文を


はじめとする


医学研究の衰退について


書いてきたつもりです(1)。





多くの方には関心が


ないかもしれませんが(笑)、


私個人は医学論文あってこその


医学の発展だと思っております。




症例報告はとても大事であり、


「患者さんを良く診ることで


患者さんから学ぶ。


そして、患者さんの経験を


論文という形にすることで


さらに医学の進歩に貢献する」


という姿勢が必要だと思います。






しかし、


日本では、症例報告を書くと


それを裁判のネタにされる恐れがあります。






>厚生労働省が検討する医療事故調査委員会の発足


です。



彼らは、


基本的に


「医学は悪であり、


裁くべきものだ。


厳しい法律は


医学会の自浄作用を促す。」


という極めて厳しい立場に立っています。








>行政処分や刑事責任の追及につながる


つまりは、


「自然に寿命を全うした方でも、


確率的に数%の副作用がでても


”何かあれば厳罰”」


というのが彼らの方針です。



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医学論文:急減 処分恐れ医師ら萎縮?

毎日新聞 2008年1月27日 2時30分
http://mainichi.jp/select/today/news/20080127k0000m040123000c.html


 副作用や合併症に関する医学論文の割合の推移 治療の副作用や合併症に関する医学論文の数が昨年後半から急激に減少したことが、東京大医科学研究所の上(かみ)昌広客員准教授(医療ガバナンス論)らのグループの調査で分かった。このうち、診療中に起きた個別の事例を取り上げた「症例報告」はゼロに近づいた。グループは、厚生労働省が検討する医療事故調査委員会の発足後、行政処分や刑事責任の追及につながることを医師が恐れて萎縮(いしゅく)し、発表を控えたためと推測している。

 グループは昨年12月中旬、国内の医学論文のデータベースを使って、06年1月~07年10月に出された副作用や合併症などに関する論文を探し、総論文数に対する割合を月ごとに調べた。

 その結果、国内では毎月、1万~4万件前後の医学論文が発表され、一昨年から昨年前半までは合併症の論文が全体の13~17%あった。しかし、昨夏ごろから急減し、10月には約2%になった。副作用の論文も以前は4~6%あったが、昨年10月には約2%に減った。

 特に、副作用の症例報告は、以前は1%前後あったが、昨年10月にはゼロになった。合併症の症例報告も、以前は5~9%あったが、昨年10月には0.1%しかなかった。

 厚労省は昨年10月、診療中の予期せぬ死亡事故の原因を究明するために創設する医療事故調査委員会の第2次試案を公表した。死亡事故の国への届け出を医療機関に義務付け、調査報告書は行政処分や刑事責任追及にも活用する場合もあることを盛り込んだ。10年度をめどに発足を目指している。

 上客員准教授は「副作用や合併症が報告されない状態が続くと、医学が発展せず、国民の被害は大きい。リスクの高い診療科からの医師離れも促す。調査報告書は行政処分や刑事責任追及に使われないようにすべきだ」と訴えている。【河内敏康】

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そして、


世界的には医学の進歩に伴い


増加している医学論文ですが、


日本では


どんどん減少し(1、3)、


医学研究は”労働時間ではない”と


厚労大臣が国会で答弁し(2)、


症例報告をしたら


刑事罰をくらう可能性すらある国で


だれが論文を書くでしょう。




日本では、


政策的に


「日本医療を世界から取り残されるように仕向けている」


としか思えないことばかりしています。





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(1)
「医学研究の崩壊」 医学会総会
http://ameblo.jp/med/entry-10030329073.html

(2)
「研究・待機は労働時間ではない」 柳沢強制労働大臣 平成19年3月6日参議院予算委員会
http://ameblo.jp/med/entry-10027419160.html

(3)
■日本医学研究の終焉 「白い巨塔」から「白い廃墟」へ─大学病院の危機的状況─
http://ameblo.jp/med/entry-10048229781.html


>国立大学協会の調査によると,臨床医学の論文数は,ピーク時(二〇〇〇年前後)に比べて,二〇〇五年には一〇%も減少している.特に,地方国立大学での減少が目立つ.この間に,世界の論文数は七%増加している.このままでは,日本の医学研究は世界から取り残されていくことになるだろう.


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