夕張では
救急車も止まる。
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夕張、救急車もピンチ 老朽化、搬送中にエンスト
asahi.com 2007年09月06日16時59分
北海道夕張市の老朽化した救急車が、急病患者の搬送中に高速道路で動かなくなり、他の自治体の救急車の助けを借りて急場をしのいでいたことが分かった。夕張市の救急車は２台。いずれも札幌市などの基準では更新期を過ぎているが、財政破綻（はたん）した夕張市は自力で新車を購入できない。「夕張市民に安心を」。藤倉肇市長が６日朝、北海道庁を訪ね、「新車」の配備を陳情した。実現までは老朽車をだましだまし使っていくしかないという。
市消防本部自前の救急車がエンストしたのは、８月１５日午前７時すぎ。急患の搬送は、財政難のため、市の基幹病院だった市立総合病院（１７１床）から診療所（１９床）に衣替えした夕張医療センターからの要請で、苫小牧市立病院に向かっていた。それが、道央自動車道の千歳インター付近で完全にエンジン停止してしまったという。
焦った救急隊員は近くの千歳市消防救急隊に応援要請。１５分ほど現場で待っただけで代替搬送してもらったため事なきを得た。
この救急車は、９６年購入で走行距離１２万４０００キロ余。点検した結果、エンジンの交換が必要だったが、財政事情から修理代を含め４７万円の中古のエンジンにせざるを得なかったという。
００年に購入した他の１台も、走行距離はすでに１３万５０００キロ。札幌市消防局の基準（購入から６年または走行距離１２万キロ）なら、どちらも更新期をとうに過ぎている。
「これでは夕張市民は安心して暮らせない。せめて１台は新しく」
藤倉市長は道庁への陳情を前にこう話した。
救急車の新車は約１９００万円。仮に陳情が実っても、中に積む救命措置機材や消防用無線などの内装費用約１３００万円は市の負担になりそうだが、財源のめどは立っていないという。
エンストを起こした老朽救急車（左）と、救急車の代役を務めた火災原因調査車（右）
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今の日本は
自民党の推し進める
「格差社会」の名の下に
地方がだんだんこうなっていく様です。
医療もおんなじで、
ほとんどの公立病院が
赤字に転落し（１）、
来年からは７５歳以上の医療費も別立てになり
さらに老人を窮地に追い込みます（２）。
医師は、
自分が一番お金持ちになる方法を捨ててでも、
（＝医療費自由化による医療費高騰）
「一般の方が、みんな受診できる
国民皆保険の方がみんなにとって一番いいですよ」
と素直な意見を言っています。
しかし、
国民はみんな
「医者なんか金儲けばっかりで、
医療ミスやたらい回しや
ろくな事してねー」
と言って聞いてもらえません。
実際は、
日本の医療は
先進国一安くて
先進国一成績が良いのです。
ミスもたらい回しも
マスコミによる医療たたきの側面が
一杯あります。
なぜって？
それは、
広告をたっぷり出す
外資系の保険会社が
「よーく考えよー」
と危機感をあおっていますが、
国民皆保険がなくなると、
それを補うかたちで
アメリカ型医療保険が
商売できるからです。
財務省の目論見では
その規模、５０兆円市場。
だから、広告を打って
マスコミが金に群がるように、
みんなで寄ってたかって
素晴らしい「日本医療システム」を
つぶしているのです。
国民からごっそり「民間医療保険」
を取るつもりなんです（３）。
このまま、
日本は東京とそれ以外の地域に
成り下がり、
地方は息の根が止まることでしょう。
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（１）
■自治体病院の７４％、赤字予想 診療報酬下げなど影響
http://ameblo.jp/med/entry-10040336077.html
（２）
■年金天引き１万円 「７５歳以上の新医療制度、保険料負担新たに２００万人」
http://ameblo.jp/med/entry-10043080155.html
■７５歳以上向け医療制度の保険料、上限は年５０万円に
http://ameblo.jp/med/entry-10042194416.html
（３）
日本医療をアメリカとの外交の視点で考える。
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