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東京日和@元勤務医の日々
[人命軽視の労働行政]

http://blog.m3.com/TL/20070221/1



いつも大変お世話になっております。



過重労働問題になっていますね。


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運転手「2月の休みは1回だけ」 大阪・吹田のバス事故

http://www.asahi.com/national/update/0220/OSK200702200089.html
asahi.com
2007年02月21日11時26分

 大阪府吹田市でスキー客ら27人が死傷したバス事故で、「あずみ野観光バス」(長野県松川村)の小池勇輝運転手(21)が大阪府警の調べに対し、「2月の休みは1日だけだった」と供述していることが分かった。今月初めの休み以外は10日以上連続で、長野―大阪などを乗務していたという。府警は、連日の長距離乗務の結果、小池運転手が居眠り運転をして事故を起こしたとみており、押収した配車表や運行指示書などを分析し、道路交通法違反(過労運転の命令)の疑いで同社の運行管理状況などを調べている。

 20日の府警の事情聴取に対し、小池運転手は連日、長野―大阪間の乗務が続いたため、「気力はあったが、体がついていかなかった」と供述。「曜日の感覚すらなくなり、何日に休んだのかさえ分からない」などと話し、疲労の蓄積を認めたという。
 府警が押収した同社の運転日報で、小池運転手の事故直前の運転状況が判明した。事故2日前の16日夕に大阪でスキー客らを乗せ、17日朝に長野県内まで乗務。17日夕には長野県小谷村を出発してJR京都駅を経由し、18日午前5時25分ごろ、吹田市の大阪中央環状線で事故を起こした。

 小池運転手は「(名神高速道路の)吹田インターチェンジ(IC)以降の記憶がない。うとうとしていた」と話しており、府警は同ICから事故現場までの約3.5キロの間、居眠り運転で走行していた疑いがあるとみている。

 道路運送法に基づく規則は、バス運転手らが長距離、夜間運転で疲労などで安全な運転を続けられない恐れがあるときは、交代の運転手を置くと定めている。

 同社は17日夕、事故車両を含め4台のバスを関西方面に出発させたが、運転手は計6人だった。6人以外に、下総建司社長(39)の長男の小池運転手のバスに死亡した三男の小池雅史さん(16)が乗り、次男(20)も別のバスに乗っていた。府警は子ども2人の役割について調べを進める。

 一方、社長の妻の専務(44)は府警などの聴取に、滋賀県の草津パーキングエリア(PA)で事故車両から別のバスに乗り換えたことを認めたという。長野を出発した際は、小池運転手が1人で運転していたといい、交代要員の専務が途中で運転を代わり、草津PAまで走らせたという。この専務は、バスの配車など運行管理を担当していた。

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事故の前ではありますが


”医師の労働はもっとひどい”、


とつい最近書きました。



いっそ辞めた方が日本のためか? 「勤務医の5割「職場辞めたい」 医労連が千人調査」

http://ameblo.jp/med/entry-10026166171.html



1ヶ月休みなしの医師が約3割います。




そして、


コメントの酔拳さんのご意見にあるように、


さらにひどい労働環境もあるわけでして、


ネット上では身の不幸自慢を始めているわけです。





でも、



でも、




私はあえて、


「不幸自慢はするな」


といいたいと思います。


誰にもいい事がありません。





「奴隷の過酷さ自慢」


とか


「奴隷の鎖の重さ自慢」


と揶揄されることです。







いや、


私も結構不幸なことを


書いてはおりますが(笑)。










こういう過重労働全体がいけない。



そう言いたいと思います。


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こういうことすべてを許している事自体が


問題であって、


日本で導入検討中の


ホワイトカラーエグゼンプションは


全く論外であると思います。





EUは週48時間に労働は制限され、


オプトアウト(適応除外)は


多いイギリスでも労働者の2割。


数字で見るヨーロッパ

http://www.ksm.fr/shiryo/suji/eu2005/050603_eu.html

より。





一方、日本は400万円以上(金額は上下しておりますが)


の労働者に、ホワイトカラーエグゼンプションを


かけようとしております。





派遣、短期労働と、


正規職員と、


すべての労働力を


時間無制限にこき使う、


それが日本という国の方向のようです。






これじゃあ、


もう人間的な暮らしなんか


出来ないではないですか。


狂った国、日本では。