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産科医療のこれから
本日の医療ニュース..。*♡ 4月27日
http://blog.m3.com/OB_Gyne/20070427/_.._4_27 _


です。


いつも大変お世話になっております。





簡単にスルーしそうな記事ですが、


これはかなり大変なことですね。






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times-net

■ 2007年04月25日
DPCは同一疾患の再入院は「起算日リセット不可」

http://times-net.info/news/2007/04/post_580.php


厚生労働省は20日、DPCを算定している病院について、医療資源を最も投入した傷病名が同一の場合、再入院後の入院起算日はリセットできないことを明確にし、地方社会保険事務局などへ疑義解釈を送付した。

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DPCとは何ぞや?


これにお答えするには


(1)を見てみて欲しいのですが、





かなり簡単に言うと、


通常の医療は、出来高制


DPCは、病名による定額支払制


です。






で、


DPCのメリットは


短期入院を繰り返すことで、


患者さんは長期入院を避けられるし、


病院側は毎回、定額支払を受けられる、


という事です。


(でした(苦笑))







診療報酬以上に難しいシステムで、


急に大学病院に導入されたときは


医師の書類仕事が急増し


ぶちきれる医師続出でした。






さておき、


長期の抗がん剤治療などは、


今までの出来高制では


ずーっと病院にいると支払が増えます。


(現在は、長期入院で減額されるようになっていますが)






DPCを導入すると、


1回の入院での支払が定額ですので、


早く退院したほうが病院のためであります。





患者さんも早く帰りたがっている…


訳ではなく、


(1)のように、十分でなくても


病院から放り出される事になっています。






しかも、


今回のように、


「DPCは同一疾患の再入院は「起算日リセット不可」」


となってしまうと、


繰り返し入院での


繰り返し定額支払の


病院側も患者さん側も


メリットが完全に失われます。






かなり無理してモデルを作ってみました。


化学療法をする場合などを考えてみましょう。


化学療法を6クールするとします。




よりDPCに詳しい方がいらっしゃいましたら


ご意見お願いいたします。



例:


<出来高払い>


毎日1万円

10日間

6回入院では


1 x 10 x 6 =60万円 です。


(現段階では、これに高額医療控除があり、一定上は支払はありません)


<DPC(旧)>


DPCでは


1回入院が長かろうと、短かろうと


この病気の入院は、例えば半額の5万円です。


6クールでは、


5 x 6 = 30万円 です。


減額された分、患者さんは採算割れしないように、


すぐに退院させられます。






<今回の通達DPC>


さて、再入院リセットが出来ないとしたらどうなるでしょう?


この疾患が5万円だとしたら、


トータルで1疾患5万円になる可能性があります。


5 = 5万円





だって、再入院でのリセットを認めない、


ということは


こういうことです。







これでまともな医療が出来るでしょうか?







極端な例ですが、


今回の通達の意味は


そう言うことです。






さらに深刻なのは、


DPCを受け入れているのは


急性期病院、


つまり地域の中核病院である


という事です。






中小の病院はまだDPCを導入していません。


(厚労省はこれらの”未DPC”病院をつぶす予定ですが)


DPCを導入しているのは


大学病院を含め


先進的な大病院です。






今回の「猜疑解釈の送付」は


逃げ道がなければ、


「大病院も、中小病院も、みんな終了」


につながる非常な宣告です。







逃げ道はあるのでしょうか?


私の考え違いだと良いのですが…


詳しい方がいらっしゃいましたらお教え下さい。









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(1)

DPCで医療費:定額病院の治癒患者減少、4.84%
http://ameblo.jp/med/entry-10028198765.html







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