2009-06-11 00:00:14

【レビュー】己の信ずる道を征け

テーマ:ゲームレビュー

▼地味に傑作▼

己の信ずる道を征け

親父。

そのゲーム何?

6月11日に発売のPSPソフト「己の信ずる道を征け」だな。

あ。

体験版が配信されてるやつだ!

ふ~ん買ってきたんだ。

3990円と普通のソフトよりも安かったしな。

何より、この手のゲームはハニーが喜ぶだろ?

・・・あれ?

このゲームパズルゲームなの?

公式では”浮世絵アクション”と銘を打ってあるが、中身は思考型のパズルアクションゲームだ。

それなら、ハニーは好きそうだね。

でも、ハニーに貸す前に、一通りプレイしてみたいなぁ・・・

俺もその予定だ。

俺たちがクリアーしてからハニーに貸そうぜ!

パッケージはカッコいいね!

鮮やかでも派手でもなくて・・・艶やかって表現がぴったりかな?

パッケージも大切だが、重要なのは中身だろ?

じゃ。

さっそくプレイしよっか。

・・・あれ?

・・・・・・あれあれあれ???

グラフィック・・・汚くない?

汚いというか、アレだな・・・粗いな。

すべての色がニジんでるような・・・

これ、jpg画像とか使ってるのかな?

・・・まさか・・・そんなはずあるわけねぇだろ・・・だが、そう思いたくなるのも、なんとなく分かるような気がする。

初代PSのグラフィックによく似ているな。

DSに毛が生えたグラフィックという感じか・・・

でも、背景やオープニングの浮世絵のグラフィックはすごいきれいだよ!

これは、東海道五十三次をもとにして作られたグラフィックみたいだな。

確かに、色鮮やかでゲームの世界観を方向付けてるな。

これ、どういうゲームなの?

ルールは簡単だ。

一階の建物から階段を上がっていって、最上階のゴールまで階段を駆けまわるゲームだ。

ってことは、普通のアクション?

ちげぇな。

普通のアクションと一番違うのは、敵にどれだけあたってもダメージを受けないこと。

というか、そもそも体力ゲージはない。

・・・え?じゃあ、このゲーム何が難しいの?

時間だ。

1分という限られた時間の中でゴールを目指さねばならん。

もし1分過ぎてしまったら、また1階から出直しだ。

さらに、このゲームのマップには、様々なカラクリがある。

たとえば、ボタンを押してる間しか出現しない隠し階段とかだな。

それが別々の場所に出たりする。

え?そんなの無理じゃん。

そこで、このゲームの肝になってる”分身”という要素が存在する。

この分身というのは過去のリプレイのことだ。

レースゲームでいう”ゴースト”ってやつだな。これが実際に次のゲームでも出現する。

普通リプレイってのは、過去のプレイを参考にするために表示するものだろ?

だが、このゲームではリプレイのキャラクターが分身として、次のプレイで協力してくれる

え?

ってことは、やり直せばやり直すほど、分身が増えてくってこと?

ああ。やり直す回数には制限があるが、そういうことだ。

最初のプレイでボタンを押して、次のプレイで階段を上って次階のボタンを押す。こういう動作の繰り返しだな。

手ごわい敵なんかは、リプレイ総動員で切りつければ通常の何倍もの効率で倒せる。

なるほど・・・時間と効率のゲームなんだね・・・
・・・絶対、親父にむてない・・・
なんか言ったか?
・・・言ってないよ・・・何も・・・

   ・

   ・

   ・

・・・ま・・・マブタが重い・・・

そろそろ寝ろよ。もう2時だぞ?

もう少し・・・もう少しだけ・・・
完全にハマっちまったようだな。

この中毒性・・・やばいかも・・・

同じマップを何度も行ったり来たりするところあたり、理不尽なデモンズソウルと同じ香りがする・・・

お!

よく気がついたな。

このゲームはデモンズと同じフロムソフトウェアからの発売だ。

え!?

そうだったの!?


デモンズの香り・・・



PSPでフロムソフトウェアから発売された、”浮世絵アクション”というジャンルの、思考型パズルアクションゲーム己の信ずる道を征け」。

原作が存在し、フラッシュゲームの「Cursor*10」をリスペクトした作品となっている。

だが、洗礼された世界観のみならずゲーム性自体も原作を大きく引き離す、完成度の高い作品となっている。


ストーリーは、マリオの時代から続く”お姫様を救う”というベタベタなもの。

今回の主人公は忍者で、忍者がカラクリだらけの東海道五十三次を渡り歩くというストーリー。

今作はパズルゲームのためストーリーは重視されていない。


グラフィックは悪い。下手をしたら10年前のグラフィックで、下手をしたらそこらへんの学生作品にでも負けてしまいそうな出来。

主人公のドットもニジみがちで、キャラクターはモワモワしている。地面のグラフィックもPS1の時代にありがちな、チープな作り。

このゲームの一番のデメリットは、この安っぽいグラフィックかもしれない。ほかの仕様の完成度が高いため、このグラフィックであることがもったいない。

ただ、背景グラフィック・キャラクターの設定画・パッケージなどのグラフィックのセンスは非常に高く、色のセンスが抜群。カラフルながら目の毒でない、艶やかな日本独自の色彩を表現している。

その素晴らしい色彩を持つグラフィックが土台となり、このゲームの世界観を1点に集中させることができており、純和風で統一された世界観は、ほかにはない濃い魅力持っている。


音楽は良い

たて笛や三味線などを使った純和風でテンポの良い音楽は、前述した世界観をさらに引き立て、ワンランク上のクラスまで完成度をさらに高めている。

贅沢な要望になるが、これだけ音楽の完成度が高いと、あと少しだけでも音楽に厚みを持たせてくれれば、更にうれしかった。

音楽の出来がいいため、さらにグラフィックの粗さが惜しまれる。


操作性は良いとは思えない

操作にストレスはかからないものの、もっと良い操作系統を作ることができたはず。

おそらく浮世絵をイメージしているためなのだと思うが、ななめ45°の視点からマップを見下ろす形のクウォータービューを採用しているが、十字ボタンとうまく対応していないため、アナログスティックでの操作を余儀なくされる。

アナログスティック好きの人には全く問題なのだが、せっかくのパズルゲームなので十字ボタンでの操作もしたかった

そして。マップ移動の際の全体マップも、移動の際ストレスはかからないが見やすい作りにはなっていない。

不満とまでは言わないものの、もっと磨きあげることができたであろう操作性。少し残念に思えてしまう。


オリジナリティは高い

このゲームの芯になっているのは”分身”という概念。

リプレイのキャラクターが、今のプレイに生かされるという、驚きの発想から生まれている。

原作があり、その原作のリスペクト作品だとしても、それを携帯機に上手に落とし込めており、携帯機ならではの手軽さを追及している。

マップに配置された、さまざまな単純で奥深いカラクリの数々。それを解くために必要な”分身”の概念。テンポもいいが、それらの要素のバランスもいい。

このゲームは、みんなでギミックを解き明かす「ゼルダの伝説 4つの剣」のゲームと、時間に縛られる「勇者30」のゲームを組み合わせたようなもの。

多人数プレイの楽しさを、1人プレイに上手に盛り込んでいるのも見逃せない重要なオリジナル要素。


完成度は高く、非常に中毒性も高い。

しかしながら、グラフィックをはじめとするゲームの本質には関係しないものの満足することができない点も若干あり、それをさらに磨きあげることができれば、かなりの名作になれただけに残念でならない。

値段は3990円と、このボリュームと面白さでこの値段は親切価格。

大満足の作品ではあるが、かなりクセのある作品になっている。

まず、グラフィックが悪いので、それが気にならない人でないとプレイできない。慣れれば問題なく、またゲームにはなんの支障もないが、やはり他のゲームと比べると見劣りしてしまうのは確か。

そして、難易度は高めに設定してあるため、くじけない心を持ち合わせていることが必要。また、何度も1面に戻されるゲームのため、繰り返しの行動が嫌にならず、さらなる効率化を図ろうと、前向きに努力できることもプレイに必要な要素かもしれない。

かなり人を選ぶ作品ではあるが、その価格と面白さから考えると1度はプレイしておきたい秀作。

レトロなゲームを好むゲーマーは、なおさら押さえるおきたいゲーム。



価                          .


ストーリー:≪5≫

グラフィック:≪5

音楽:≪8

操作性:≪7≫

オリジナリティ:≪8≫

満足度:≪9

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

総合:≪8≫

AD
いいね!した人  |  コメント(10)  |  リブログ(0)

メカマスターさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります

コメント

[コメントをする]

10 ■>segagagaさん

プッシュするに値する、完成度の高いゲームでした^^
チャンピオンでもレビューされてたですか!?知りませんでした^^

9 ■>Tugumiさん

本当ですか!^^
ちょっとチープな作りですが、中身はしっかりしていたので、安心して購入できると思います^^

ボリュームも、満点なので、ぜひやりこんでみてください^^

8 ■>飛烏龍さん

本当に中毒性の高いゲームでした^^
確かに、色合いはきれいなのですが、グラフィックが・・・TwT
せっかくなので、作りこんでほしかったですTwT

中盤以降は、心が折れまくりです^^;

7 ■無題

今週発売の週間少年チャンピオンでも一押しなのか熱いレビューが掲載されてましたねw

6 ■無題

私は本日購入予定です~

私も体験版をプレイしてグラフィックとSEの地味さは気になりましたが

それを補ってあまりある、中毒性にひかれました。

マゾなので、レトロゲームのようと聞いて今からwktkしております。

レビュー大変参考になりました。

私も頑張ってプレイしてみたいと思います。

5 ■無題

 コレのトレーラーを見てても感じたんですが、かなり中毒性が高そうですね。またアイデアも秀逸。
 ぱっと見彩色が良さそうだなと思ってたんですが、グラフィックの出来が悪いのは残念です。

 面が進むとやっぱり「心が折れそうだ」ってなってしまうのでしょうか・・・・。

4 ■>玄冬さん

かなりクセのあるゲームなので、気を付けてください^^;
体験版がPSStoreで無料配信されているので、まずそちらをプレイして、自分との相性を確認してからの購入のほうがいいと思います^^

でも、少なくとも僕は面白いと感じたので、ぜひ興味があったら購入予定リストに入れてみてください^^

3 ■>わたくしさん

すごく、芯のしっかりしている、独特なゲームでした^^
体験版が無料で配布されているので、もし興味があったらぜひプレイしてみてください^^

操作性の悪さは、ゲーム本編には全く影響してませんでした^^
ただ、パズルゲームなので、十字キーで操作したかったのと、全体マップの移動の際、突然主人公がジャンプして主人公の位置が把握しにくくなるのが引っかかっただけでしした^^;

難易度の高さは、とにかくシビアな時間が原因だと思いますTwT
もう1秒でも無駄にできないので、中盤以降は相当難しくなってきます^^;
ぜひ体験版でプレイしてみてください^^

2 ■己道

チェックはしてたんですが、購入予定には入れてなかったソフトでしたが、おもしろそうなソフトですね
購入検討してみようかな?

レビューありがとうございました

1 ■メカマスターさまへ

夜分遅くに失礼します

このゲーム、かなり独特なシステムで面白そうですねっ!
初耳ですが、いつかやってみたいソフトの1つにチェックしておくです

コチラのレビューから感じられたのは、操作性が悪いからこその難しさが生まれる良さがあるのでは?と感じました★
実際にPLAYしてみると投げ出したくなるのかも知れませんが(笑)

コメント投稿

AD

鋼鉄親子でゲーム漬け!

Powered By 画RSS





画像拡大プラグイン for アメブロ

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス

      ランキング

      • 総合
      • 新登場
      • 急上昇
      • トレンド

      ブログをはじめる

      たくさんの芸能人・有名人が
      書いているAmebaブログを
      無料で簡単にはじめることができます。

      公式トップブロガーへ応募

      多くの方にご紹介したいブログを
      執筆する方を「公式トップブロガー」
      として認定しております。

      芸能人・有名人ブログを開設

      Amebaブログでは、芸能人・有名人ブログを
      ご希望される著名人の方/事務所様を
      随時募集しております。