B-CASを無力化できる改造可能なパソコン用地デジボードで販売中止騒ぎ

テーマ:ブログ
2008-08-08 19:11:45
世も末だ。ちょっと検索すれば、地デジボードの改造やファームウエアの書き換えでハイビジョンのコピープロテクトを外せるという解説記事がどんどん引っかかるようになった。スラッシュドットジャパンの記事によるとそのためにエスケイネットの地上波デジタルキャプチャーボードが販売中止に追い込まれた。

こういうものはコソコソとパソコンオタクがアングラでやっているならまだかわいいものだが、Gigazineの記事のよるとこの手の情報が出たとたんに地デジボードの在庫が掃けてしまったというから驚きだ。この記事を見る限り、地上波デジタル放送のコピーガードを憎く思い数万円の投資をしてでもそれを外そうという熱意を持つ人たちはかなり普遍的に存在しているようだ。

考えてみればパソコンに録画した番組のコマーシャルを取り除いたり、場合によってはオープニング、エンディングや次回予告を外す編集を行って保存版としてDVDやブルーレイに焼く人もいるわけで、それをしないとしても、たとえムーブだけだったとしてもCPRM対応プレーヤーでないと再生できないので、車載用や安いポータブルタイプのDVDプレーヤーで子供が好きな番組の録画を見せるといった時に再生できなかったりするから、B-CASが及ぼすユーザーの不便というものは、ダビング10になってもかなり大きい。著作権管理技術というものに困っている人は沢山、本当にたくさんいるのだろう。

今回の販売中止はエスケイネットとB-CASの交渉で決まったということだが、在庫がきれいに掃けてしまったエスケイネットの損害はごく軽微と思われる。そればかりか、B-CASをこよなく憎まれている池田先生などはブログエントリーで「B-CAS社が「HDUSを出荷停止しないとB-CASカードを発行しない」とSK社を脅したとすると、独禁法違反(不当な取引制限)の疑いがある。」さらに「B-CASの問題はUSTR(米通商代表部)も注目しているので、非関税障壁として日米協議の議題になる可能性もある。」と指摘されている。

いずれにせよ、日本のソフトパワーを高めるには日本文化を安価に世界に広める必要があるわけで、おかしなプロテクトをかけるよりもコピーフリーにしてどんどん世界を日本のコンテンツで埋め尽くすのが正解だ。一つ一つは安価でも沢山売れれば大きな富を日本にもたらしてくれる。そろそろB-CASをめぐる喜劇は幕にしたいものだ。まあ、VHSでアナログ録画している変人である肉団子にとってはどうでもいい話ではあるが。

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