東京は本当に寒い一日でしたね。
皆さんも体調を崩さないこと、祈っています。
さて、今日から新年中さんの春期講習が始まりました。
少しぴりりと、最年長になった新年長クラスの講習とは違い、
てんやわんやと先生一人に生徒一人つきっきりの初日でした
手厚すぎたでしょうか。でも、初日だからこそ必要でした。
皆には、これから自分たちよりも小さい子が幼稚園に入ってくるということ、
私たち先生も、皆のことをもう少し頼れる人として接していこうと思っている、というお話をしました。
年中さんになることが嬉しかったり、自覚のあるお子さんもいて、
自覚があるせいか、その子はいつもよりも事がスムーズに運んでいたように思います。
また、自分で目標設定の仕方についても、少しわかってもらえたかな、と思っています。
まず、「目標」とはなんぞや?とのところから、話し、
目標に向かうためには、達成するためには、どんなことをすればいいのか。
「お母さんがよく『努力』という言葉を使っている。」と、言っていた子がいましたが、
努力とは、どういうことを意味するのか。
努力するにはどうしたらいいのか?何をしたらいいのか?
そして一番は、やっぱり自分たちが当事者意識で臨むためには、「やる気」という意欲がないとできないものなので、その目標設定が大切になってくるわけですが、
その目標の設定の仕方を練習してみました。
この講習でやることは、目標設定がちょうどしやすいものになっているので、
今日少しわかってくれたかな、と感じています。
例えば、一回もまだ縄跳びが飛べない、上手く回せない子が、三重跳び10回!を最初の目標に立てた場合。
この目標設定は辛いですね。やる気がなくなりますね
こうならないような、自分の生活の中で、自分が当事者意識の下、練習していける、身の程に合ったところからの目標設定の練習です。
この春期講習では、基本的な指先運動や指使いを集中してやっていきます。
以前、ブログにも書いたかもしれませんが、私は、昨今の子どもたちの親指の上がり方を危惧しています。
私は、と書きましたが、世の中の先生や親御さんは、皆感じていらっしゃることです。
親指の先の指の腹を使わず、親指の付け根を使って、鉛筆を持ったり、お箸を持ったり、はたまた紐を持ったり、チエリングを持ったり。。。
この親指は、間違った鉛筆の持ち方、お箸の持ち方(ばってん箸になります)などに、もちろんなるわけですが、
それ以外にも、それをずっと続けていくことによって、腱に負担がかかって病気になったり、力が入ってしまい肩こりや視力低下になったりと、様々な影響が出てきます。
この親指使いしかできないと、コップを持ち方も変わってきますし、ものがつまめなくなります。
↓この親指の形が問題です。
というわけで、
こま結び(本結び、かた結びとも言います)、束ね結び、縄跳び結び(束ね結びとは違います)、蝶々結び、等、結び方にもいろいろありますが、この講習では、まず基本の、
こま結びと束ね結びの練習をします。
また、チエリングの効率的なつなぎ方、
ビーズ通しの素早い入れ方、
などなど、自分の記録を伸ばして練習していけるように、やっていきましょう。
明日からブログで順繰り順繰り、やり方について説明できることは説明していきたいと思います。
お箸の持ち方も、鉛筆の持ち方も、もちろん正しくなくても持てます、書けます。
そして、受験のために正しく鉛筆を持ったりするわけでもありません。
しかしながら、その人の印象を決める大きなものの一つで、為人(ひととなり)ですし、躾です。
よくお箸の持ち方の個別授業を頼まれたりしますが、小学校受験の入試に関しては、お箸で豆運びやビーズ運びなどが出る場合、運べた数ではなく、持ち方が見られています。
いくら制限時間内ですべての課題物を運べたからと言って、正しい持ち方をしないお箸で運んだのでしたら、それは評価されません。
まずは、筆記用具が写真の親指になっていないかどうか、ものを掴むときに、写真の親指になっていないか、お子さんをご覧になってみてくださいね。