脳神経外科 、ペインクリニックの山本クリニック、 世田谷、東京都。ameba

脳腫瘍 頭痛 緊張型頭痛・偏頭痛・片頭痛 しびれ感・めまい感・顔面・腰痛・下肢痛・ヘルペスで
苦労されていらっしゃる方は多いものです。
「脳神経外科専門医」の眼から見て相談掲示板によせられた「過去の御相談と御回答」から
御参考になれば何よりです。

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★アメーバブログ脳神経外科0213

URL:http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/3593723402164.html

WEST症候群と合併した「前の脳が小さい]2 

★テーマ:
「痙攣発作重積:status epilep」
「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」
「小児慢性硬膜下液貯留」

------------------------------





------------------------------

以前相談させていただいた者です。
(WEST症候群と合併した「前の脳が小さい」 [2]
[2006年 2月24日 19時17分33秒] )

娘の脳が正常な子より隙間が大きく
そこに脳髄液とやらがたまり
それが原因で脳が圧迫されてる可能性があると医師に言われ
相談させてもらいました。

その時に「小児慢性硬膜下液貯留」とお返事がきましたが
それは「水頭症」とはまた別の病気なんでしょうか??

後、もう1つすいません。

薬についてです。

現在デパケン0.3グラム。リボトリール0.4g(娘の体重に対して最大の量)服用しています。

リボトリールは即効性があると本で読んだことがあります。
リボトリールが0.4gに増えて4日たちました。

発作的には軽くはなり、シリーズも平均2シリーズ、1シリーズ5回程度の発作です。

しかし止まるまでにはいたっていません。

即効性があるということは数日飲んで止まらなければ

何週間か飲み続けても止まる可能性は低いでしょうか??

何度もすいませんが。

分かる範囲でよろしくお願いいたします

[2006年3月1日 20時32分52秒]

------------------------------







ペインクリニック 山本クリニック世田谷 東京都

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これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

++++++++++++++++++++

御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」と
「小児慢性硬膜下液貯留」とは
「海と山」の相違程」があり全く異なる「病態」です。

また
「WEST症候群」「点頭てんかん」は
慢性難治性の「症候性痙攣発作」です。

御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「御嬢様」は「WEST症候群」「点頭てんかん」の
「痙攣発作重積」である・或いは近い状況にあります。

「御嬢様」の場合「痙攣発作」の度に
「神経細胞」は著明に破壊されていく。

誠に好ましい状態では御座いません。
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

けれども
「副腎皮質刺激ホルモン:ACTH ( adrenocorticotropic hormone );
コートロシンZ」
を用いられる状況で何ゆえに今現在
「副腎皮質刺激ホルモン:ACTH ( adrenocorticotropic hormone );
コートロシンZ」
を用いられていないのか極めて不思議です。

下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++


#1
##1
「前相談させていただいた者です。
(WEST症候群と合併した「前の脳が小さい」
[2] [2006年 2月24日 19時17分33秒] )

娘の脳が正常な子より隙間が大きくそこに脳髄液とやらがたまり
それが原因で脳が圧迫されてる可能性があると医師に言われ
相談させてもらいました。
その時に「小児慢性硬膜下液貯留」とお返事がきましたが
それは「水頭症」とはまた別の病気なんでしょうか??

後、もう1つすいません。

薬についてです。

現在デパケン0.3グラム。リボトリール0.4g(娘の体重に対して最大の量)服用
しています。
リボトリールは即効性があると本で読んだことがあります。
リボトリールが0.4gに増えて4日たちました。

発作的には軽くはなり、シリーズも平均2シリーズ、1シリーズ5回程度の発作です。
しかし止まるまでにはいたっていません。

即効性があるということは
数日飲んで止まらなければ何週間か飲み続けても
止まる可能性は低いでしょうか??

何度もすいませんが。
分かる範囲でよろしくお願いいたします」
との事です。





#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##1
「娘の脳が正常な子より隙間が大きくそこに脳髄液とやらがたまり
それが原因で脳が圧迫されてる可能性があると医師に言われ
相談させてもらいました。
その時に「小児慢性硬膜下液貯留」とメールでお返事がきましたが
それは「水頭症」とはまた別の病気なんでしょうか??」
=>##3

##3
「小児慢性硬膜下液貯留」と「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」
は「海と山」の相違程」もあります。


##4
「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」=
「脳室が大きい」+「脳室拡大による「頭蓋内圧亢進」」
です。
=>##5

##5
「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」の「病態」
は御相談者の御相談内容要旨御記載からは
存在致しません。


##6
但し
「小児慢性硬膜下液貯留」のことを
稀に「外水頭症」と呼称することは御座います。






#3
##1
「現在デパケン0.3グラム。リボトリール0.4g(娘の体重に対して最大の量)服用
しています。
リボトリールは即効性があると本で読んだことがあります。
リボトリールが0.4gに増えて4日たちました。
発作的には軽くはなり、シリーズも平均2シリーズ、1シリーズ5回程度の発作です。
しかし止まるまでにはいたっていません。

即効性があるということは数日飲んで止まらなければ何週間か飲み続けても
止まる可能性は低いでしょうか??」
=>##2

##2
ご心配のほどがよく判ります。

##3
速効性が論ぜられるのは
「原因のない」「熱性痙攣」のような「痙攣発作」
のような場合です。

##4
すなわち
「単純な急性の「痙攣発作」」をとめる場合
です。
このような場合は
「デイアゼパム:diazepam」の「静脈注射」が最も
速効性があります。

##5
「点頭てんかん」は「慢性の持続性の」難治性の「症候性痙攣発作」
です。

##6
このような場合
「点頭てんかん」では
抗痙攣剤は「即効性」も「持続性」も関係なく
「有効血中濃度」がしっかりたもたれて
「臨床血液検査」にて「有効「血中濃度」」を常に
検査して
痙攣発作を完全にとめうる抗痙攣剤を用いなければならない。


##7
「痙攣発作」の度ごとに著しい「神経細胞」の「破壊」が
おきます。

##8
今現在御相談者の御相談内容要旨御記載
からは「御嬢様」は
「点頭てんかん」で「痙攣発作重積」の状態にあります。
或いは「近い」です。

##9
今現在のような「痙攣発作重積」の状態はまことに
好ましくありません。


##10
何故
「副腎皮質刺激ホルモン:ACTH ( adrenocorticotropic hormone );
コートロシンZ」
を用いられないのかが
疑問です。





#4結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」と
「小児慢性硬膜下液貯留」とは全く異なる「病態」であること。

##3
「点頭てんかん」は難治性の「症候性痙攣発作」
であり「御嬢様」は「痙攣発作重積」の・或いは近い
状態にありこのまま=今現在の抗痙攣剤御処方では
「無理がある」

##4
何にゆえに「御嬢様」の今現在の「症状・症候」の
「WEST症候群」「点頭てんかん」で
「副腎皮質刺激ホルモン:ACTH ( adrenocorticotropic hormone );
コートロシンZ」
を用いられていないのか
不思議です。

##5
お受けもちの先生も一生懸命でいらっしゃることよく分かります。

##6
的外れなことを申し上げたかもしれません。
けれどもご参考になれば何よりで御座います。

##7
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

##8
何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。






取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。









上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。







何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。







何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。






補足:
前回の御回答は下記の通りでございました(一部)(+++以下)。




++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++
これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。



++++++++++++++++++++
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「WEST症候群」に合併した
「小児慢性硬膜下液貯留」の「病態」。

「小児慢性硬膜下液貯留」は
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
が原因で発症します。

どのお子様も小児期には
「頭蓋骨・脳の容積不均衡」から「頭蓋骨」と「脳表」
の間に「成人よりも余計な空隙」が御座います。

「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」が御相談者の
「御嬢様」の場合にあり「慢性硬膜下液貯留」の状態。


「それと発達ですが、
前の脳が小さいと今後の発達にはどの程度の影響がでるので
しょうか?」
=>
これは大変に重要な事です。
「「前の脳が小さい」との診断。」は
適切ではありません。

仰向けに「寝かせて」脳MRIを撮影しているから
「前頭葉」が沈んで見えるのである。
=>「前の脳が小さい」」と見えるのである。


適切な表現が思い浮かばないのですが
「主治医も潜因性だろうと言っていて
MRIに異常が出るとは思っていなかったよう
です。
しかしMRIの結果は「前の脳が小さい」との診断。」

間違い。

腕利きの「小児脳神経外科」がご専門の「脳神経外科専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。


下記に順を追って御回答致します。
++++++++++++++++++++






#1
##1
「初めまして。

主治医に聞きにくいため質問させてください。

現在7ヶ月の娘がWEST症候群(症候性)になり2ヶ月たちます。
デパケンとリボトリールを服用し発作を止めるのに必死です。
これで止まらないとACTHになります。

WEST発覚まで発達も順調だったんです。
主治医も潜因性だろうと言っていてMRIに異常が出るとは思っていなかったよう
です。
しかしMRIの結果は「前の脳が小さい」との診断。
どのくらい小さいかと言えば、「脳皮??から脳みそまでの隙間が約1センチ程
ありました」
主治医曰く、正常な赤ちゃんの脳は皆隙間が多少あるけど、正常よりも2倍は隙
間があるとのことでした。

原因として脳髄液??とやらがたまり脳を圧迫している可能性もあるから
その場合は手術してその液体を抜くとのこと。
しかし現段階ではまだ分かりません。

そこで質問ですが、もし脳髄液とやらがたまってなかった場合。
脳を大きくする方法はありますか??

子どもの脳は成長するからと主治医も言っていましたが
本当に成長しますか??成長して正常に戻ることはありますか??

それと発達ですが、前の脳が小さいと今後の発達にはどの程度の影響がでるので
しょうか?

最後に初歩的な質問になりますが
「脳萎縮」と「脳が小さい」って違うんですか??
主治医は毎回脳が小さいと言いますが萎縮とは言わないので
気になってまして・・・。

いくつか質問してしまいましたが
分かる範囲で結構です。
どうかお願い致します。」
との事です。






#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「2つ」の「病態」がおありです。

##3
###1
「WEST症候群」による「点頭てんかん」の「治療戦略」
を必要とする「病態」。

###2
御相談者が「お受けもちの先生」から
おっしゃられた。

「しかしMRIの結果は「前の脳が小さい」との診断。
どのくらい小さいかと言えば、
「脳皮??から脳みそまでの隙間が約1センチ程
ありました」
主治医曰く、正常な赤ちゃんの脳は皆隙間が多少あるけど、正常よりも2倍は隙
間があるとのことでした。

原因として脳髄液??とやらがたまり脳を圧迫している可能性もあるから
その場合は手術してその液体を抜くとのこと。
しかし現段階ではまだ分かりません。」
という「病態」です。

##4
##3の##2は
乳幼児特有な
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
によるもので御座います。
この
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
が他のお子様よりもまして「強い」場合に
「小児慢性硬膜下液貯留」という「病態」が「両側性」に
発症致します。

##5
#3以後に「小児慢性硬膜下液貯留」について
御説明致します。





#3
##1
どのお子様も小児期には「頭蓋骨・脳の容積不均衡」から
「頭蓋骨」と「脳表」の間に「成人よりも余計な空隙」が御座います。

##2
「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」が
御相談者の「御嬢様」の場合にあり「慢性硬膜下液貯留」の状態
にいたっています。

##3
この乳幼児の「小児慢性硬膜下液貯留」は
「病態」としては「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]が
貯留しているだけの「単純「病態」」である。

##4
けれども大変に難解な「病態」です。
「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」が
御相談者の「御嬢様」の場合にあり「慢性硬膜下液貯留」の状態
にあるわけである。

このような場合の
「治療戦略」或いは「診断戦略」の解析は大変難解です。

##5
「脳神経外科専門医先生」でもよほど
「小児慢性硬膜下液貯留」になれられていないと。

##6
うかつに
「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]を抜いても。
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
は存在するわけですから「再発」に「再発」を
繰り返します。





#4
##1
「原因として脳髄液??とやらがたまり脳を圧迫している可能性もあるから
その場合は手術してその液体を抜くとのこと。
しかし現段階ではまだ分かりません。」
=>
これは困りましたね。
早急に腕利きの「小児脳神経外科」がご専門の「脳神経外科専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。


##2
「そこで質問ですが、もし脳髄液とやらがたまってなかった場合。
脳を大きくする方法はありますか??」
=>
御相談者の御相談内容要旨御記載からは。

「小児慢性硬膜下液貯留」。
「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]が貯留しています。

「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
が問題ですが「「脳の容積を大きくする」方法」はありえません。

##3
「子どもの脳は成長するからと主治医も言っていましたが
本当に成長しますか??成長して正常に戻ることはありますか??」
=>
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)

「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」があり
「慢性硬膜下液貯留」の状態のお子様が
成長とともに
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)が
解決していくことは事実です。

##4
「それと発達ですが、前の脳が小さいと今後の発達にはどの程度の影響がでるので
しょうか?」
=>
これは大変に重要な事です。
「「前の脳が小さい」との診断。」は
適切ではありません。

仰向けに「寝かせて」脳MRIを撮影しているから
「前頭葉」が沈んで見えるのである。
=>「前の脳が小さい」」と見えるのである。


適切な表現が思い浮かばないのですが
「主治医も潜因性だろうと言っていて
MRIに異常が出るとは思っていなかったよう
です。
しかしMRIの結果は「前の脳が小さい」との診断。」

間違い。

##5
「最後に初歩的な質問になりますが
「脳萎縮」と「脳が小さい」って違うんですか??」
=>
「脳」が小さい」は「「脳萎縮」と「御診断」
がたたない・或いは「脳萎縮」ではないからです。

「脳萎縮」は「中枢神経系」の「萎縮」であり
「別「病態」」です。
「アルツハイマー痴呆」などの「「中枢神経系神経細胞障害」等のような
場合です。

「主治医は毎回脳が小さいと言いますが萎縮とは言わないので
気になってまして・・・。」
=>
「脳萎縮」がないから「お受けもちの先生」は
「脳萎縮」と仰らないのでしょう。




#5結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「WEST症候群」は、乳児期に発病する難治性てんかんの一つで
症候性てんかんに分類されています。
WEST症候群は10、000人に3人ぐらいの
割合で発症するとも言われています。

「ヒプスアリスミア:hypsarrhythmia」が
「脳波検査所見」で
特徴です。
この
「WEST症候群」は「治療戦略」は通常通りに
施行されているようです。

##3
たまさかに
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)

「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」が
御相談者の「御嬢様」の場合にあり「慢性硬膜下液貯留」の状態
が脳MRIで見つかったという現状。

##4
「小児脳神経外科」がご専門の「脳神経外科専門医先生」に
この「小児慢性硬膜下液貯留」については
御受診されるのが宜しいと考えます。

##5
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。







ps1
「小児慢性硬膜下液貯留」に関しましては
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板

の「過去の御相談と御回答」
から

1・
「慢性硬膜下血腫 [2] [2004年11月14日 9時46分51秒] 」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/932949269264103.html
を御参照頂けますか。
コピー致します=>「ごらんくださいませ1」
2・
「髄膜炎後の硬膜下水腫 [2] [2005年 1月22日 19時10分41秒]」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/662803238098608.html
を御参照頂けますか。
コピー致します=>「ごらんくださいませ2」





取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。



何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。



山本クリニック 山本博昭
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp








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WEST症候群と合併した「前の脳が小さい]2 

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「痙攣発作重積」
「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」
「小児慢性硬膜下液貯留」

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現在7ヶ月の娘がWEST症候群と合併した「前の脳が小さい」

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★テーマ:
「小児慢性硬膜下液貯留」
「頭蓋骨・脳の容積不均衡」
「慢性硬膜下液貯留」
「脳萎縮」

------------------------------





------------------------------

初めまして。

主治医に聞きにくいため質問させてください。

現在7ヶ月の娘がWEST症候群(症候性)になり2ヶ月たちます。

デパケンとリボトリールを服用し発作を止めるのに必死です。
これで止まらないとACTHになります。

WEST発覚まで発達も順調だったんです。

主治医も潜因性だろうと言っていて
MRIに異常が出るとは思っていなかったようです。

しかしMRIの結果は「前の脳が小さい」との診断。

どのくらい小さいかと言えば、
「脳皮??から脳みそまでの隙間が約1センチ程ありました」
主治医曰く、正常な赤ちゃんの脳は皆隙間が多少あるけど、
正常よりも2倍は隙間があるとのことでした。

原因として脳髄液??とやらがたまり
脳を圧迫している可能性もあるから
その場合は手術してその液体を抜くとのこと。

しかし現段階ではまだ分かりません。

そこで質問ですが、もし脳髄液とやらがたまってなかった場合。
脳を大きくする方法はありますか??

子どもの脳は成長するからと主治医も言っていましたが
本当に成長しますか??
成長して正常に戻ることはありますか??

それと発達ですが、前の脳が小さいと
今後の発達にはどの程度の影響がでるのでしょうか?

最後に初歩的な質問になりますが
「脳萎縮」と「脳が小さい」って違うんですか??

主治医は毎回脳が小さいと言いますが
萎縮とは言わないので気になってまして・・・。

いくつか質問してしまいましたが分かる範囲で結構です。

どうかお願い致します。

[2006年2月24日 08時40分44秒]

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ペインクリニック 山本クリニック世田谷 東京都

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これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

++++++++++++++++++++

御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「WEST症候群」に合併した
「小児慢性硬膜下液貯留」の「病態」。

「小児慢性硬膜下液貯留」は
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
が原因で発症します。

どのお子様も小児期には
「頭蓋骨・脳の容積不均衡」から「頭蓋骨」と「脳表」
の間に「成人よりも余計な空隙」が御座います。

「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」が御相談者の
「御嬢様」の場合にあり「慢性硬膜下液貯留」の状態。


「それと発達ですが、
前の脳が小さいと今後の発達にはどの程度の影響がでるので
しょうか?」
=>
これは大変に重要な事です。
「「前の脳が小さい」との診断。」は
適切ではありません。

仰向けに「寝かせて」脳MRIを撮影しているから
「前頭葉」が沈んで見えるのである。
=>「前の脳が小さい」」と見えるのである。


適切な表現が思い浮かばないのですが
「主治医も潜因性だろうと言っていて
MRIに異常が出るとは思っていなかったよう
です。
しかしMRIの結果は「前の脳が小さい」との診断。」

間違い。

腕利きの「小児脳神経外科」がご専門の「脳神経外科専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。


下記に順を追って御回答致します。

++++++++++++++++++++

#1
##1
「初めまして。

主治医に聞きにくいため質問させてください。

現在7ヶ月の娘がWEST症候群(症候性)になり2ヶ月たちます。
デパケンとリボトリールを服用し発作を止めるのに必死です。
これで止まらないとACTHになります。

WEST発覚まで発達も順調だったんです。
主治医も潜因性だろうと言っていてMRIに異常が出るとは思っていなかったよう
です。
しかしMRIの結果は「前の脳が小さい」との診断。
どのくらい小さいかと言えば、「脳皮??から脳みそまでの隙間が約1センチ程
ありました」
主治医曰く、正常な赤ちゃんの脳は皆隙間が多少あるけど、正常よりも2倍は隙
間があるとのことでした。

原因として脳髄液??とやらがたまり脳を圧迫している可能性もあるから
その場合は手術してその液体を抜くとのこと。
しかし現段階ではまだ分かりません。

そこで質問ですが、もし脳髄液とやらがたまってなかった場合。
脳を大きくする方法はありますか??

子どもの脳は成長するからと主治医も言っていましたが
本当に成長しますか??成長して正常に戻ることはありますか??

それと発達ですが、前の脳が小さいと今後の発達にはどの程度の影響がでるので
しょうか?

最後に初歩的な質問になりますが
「脳萎縮」と「脳が小さい」って違うんですか??
主治医は毎回脳が小さいと言いますが萎縮とは言わないので
気になってまして・・・。

いくつか質問してしまいましたが
分かる範囲で結構です。どうかお願い致します。」との事です。


#2
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
御相談者の御相談内容要旨御記載からは
「2つ」の「病態」がおありです。

##3
###1
「WEST症候群」による「点頭てんかん」の「治療戦略」
を必要とする「病態」。

###2
御相談者が「お受けもちの先生」から
おっしゃられた。

「しかしMRIの結果は「前の脳が小さい」との診断。
どのくらい小さいかと言えば、
「脳皮??から脳みそまでの隙間が約1センチ程
ありました」
主治医曰く、正常な赤ちゃんの脳は皆隙間が多少あるけど、正常よりも2倍は隙
間があるとのことでした。

原因として脳髄液??とやらがたまり脳を圧迫している可能性もあるから
その場合は手術してその液体を抜くとのこと。
しかし現段階ではまだ分かりません。」
という「病態」です。

##4
##3の##2は
乳幼児特有な
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
によるもので御座います。
この
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
が他のお子様よりもまして「強い」場合に
「小児慢性硬膜下液貯留」という「病態」が「両側性」に
発症致します。

##5
#3以後に「小児慢性硬膜下液貯留」について御説明致します。


#3
##1
どのお子様も小児期には「頭蓋骨・脳の容積不均衡」から
「頭蓋骨」と「脳表」の間に「成人よりも余計な空隙」が御座います。

##2
「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」が
御相談者の「御嬢様」の場合にあり「慢性硬膜下液貯留」の状態
にいたっています。

##3
この乳幼児の「小児慢性硬膜下液貯留」は
「病態」としては「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]が
貯留しているだけの「単純「病態」」である。

##4
けれども大変に難解な「病態」です。
「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」が
御相談者の「御嬢様」の場合にあり「慢性硬膜下液貯留」の状態
にあるわけである。

このような場合の
「治療戦略」或いは「診断戦略」の解析は大変難解です。

##5
「脳神経外科専門医先生」でもよほど
「小児慢性硬膜下液貯留」になれられていないと。

##6
うかつに
「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]を抜いても。
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
は存在するわけですから「再発」に「再発」を繰り返します。


#4
##1
「原因として脳髄液??とやらがたまり脳を圧迫している可能性もあるから
その場合は手術してその液体を抜くとのこと。
しかし現段階ではまだ分かりません。」
=>
これは困りましたね。
早急に腕利きの「小児脳神経外科」がご専門の「脳神経外科専門医先生」を
御受診されるのが宜しいと考えます。


##2
「そこで質問ですが、もし脳髄液とやらがたまってなかった場合。
脳を大きくする方法はありますか??」
=>
御相談者の御相談内容要旨御記載からは。

「小児慢性硬膜下液貯留」。
「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF]が貯留しています。

「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
が問題ですが「「脳の容積を大きくする」方法」はありえません。

##3
「子どもの脳は成長するからと主治医も言っていましたが
本当に成長しますか??成長して正常に戻ることはありますか??」
=>
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)

「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」があり
「慢性硬膜下液貯留」の状態のお子様が
成長とともに
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)が
解決していくことは事実です。

##4
「それと発達ですが、前の脳が小さいと今後の発達にはどの程度の影響がでるので
しょうか?」
=>
これは大変に重要な事です。
「「前の脳が小さい」との診断。」は
適切ではありません。

仰向けに「寝かせて」脳MRIを撮影しているから
「前頭葉」が沈んで見えるのである。
=>「前の脳が小さい」」と見えるのである。


適切な表現が思い浮かばないのですが
「主治医も潜因性だろうと言っていて
MRIに異常が出るとは思っていなかったよう
です。
しかしMRIの結果は「前の脳が小さい」との診断。」

間違い。

##5
「最後に初歩的な質問になりますが
「脳萎縮」と「脳が小さい」って違うんですか??」
=>
「脳」が小さい」は「「脳萎縮」と「御診断」
がたたない・或いは「脳萎縮」ではないからです。

「脳萎縮」は「中枢神経系」の「萎縮」であり
「別「病態」」です。
「アルツハイマー痴呆」などの「「中枢神経系神経細胞障害」等のような
場合です。

「主治医は毎回脳が小さいと言いますが萎縮とは言わないので
気になってまして・・・。」
=>
「脳萎縮」がないから「お受けもちの先生」は
「脳萎縮」と仰らないのでしょう。


#5結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
「WEST症候群」は、乳児期に発病する難治性てんかんの一つで
症候性てんかんに分類されています。
WEST症候群は10、000人に3人ぐらいの
割合で発症するとも言われています。

「ヒプスアリスミア:hypsarrhythmia」が
「脳波検査所見」で特徴です。
この「WEST症候群」は「治療戦略」は通常通りに
施行されているようです。

##3
たまさかに
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)

「頭蓋骨」と「脳表」の間に「通常よりも余計な空隙」が
御相談者の「御嬢様」の場合にあり「慢性硬膜下液貯留」の状態
が脳MRIで見つかったという現状。

##4
「小児脳神経外科」がご専門の「脳神経外科専門医先生」に
この「小児慢性硬膜下液貯留」については
御受診されるのが宜しいと考えます。

##5
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。


ps1
「小児慢性硬膜下液貯留」に関しましては
山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板

の「過去の御相談と御回答」
から

1・
「慢性硬膜下血腫 [2] [2004年11月14日 9時46分51秒] 」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/932949269264103.html
を御参照頂けますか。
コピー致します=>「ごらんくださいませ1」
2・
「髄膜炎後の硬膜下水腫 [2] [2005年 1月22日 19時10分41秒]」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/662803238098608.html
を御参照頂けますか。
コピー致します=>「ごらんくださいませ2」



取り急ぎのお返事ゆえ不適切な表現や間違いや、
誤りもあろうかと存じますがご了解、お許しください。



上記あくまでもご参考にまでお留めおき
ご無事にされて下さいませ。



何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。


山本クリニック 山本博昭
電話03-3300-1126 FAX03-3300-3388
住所 〒157-0062 東京都 世田谷区 南烏山 3-23-1
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci
hiroakiyamamoto@mtg.biglobe.ne.jp







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★アメーバブログ脳神経外科0218

現在7ヶ月の娘がWEST症候群と合併した「前の脳が小さい」

URL:http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/0589936292535675.html

★テーマ:
「小児慢性硬膜下液貯留」
「頭蓋骨・脳の容積不均衡」
「慢性硬膜下液貯留」
「脳萎縮」

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★アメーバブログ脳神経外科0147

5ヵ月男児 硬膜下腔拡大 考えられる原因とその場合の治療法

[2006年 8月 3日 15時20分18秒]

URL
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/931901997261779.html

★テーマ:
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
「小児慢性硬膜下血腫」という「病態」が両側の「硬膜下腔:こうまかくう」に発生。
「小児慢性硬膜下液貯留」=「慢性硬膜下水腫」=「外水頭症」

------------------------------





------------------------------

お名前:匿名希望

4ヶ月検診にて頭囲が一般より大きかった為、
エコー検査→CT検査を受ける。

現在、満5ヶ月+20日で頭囲47cm
体重7940g身長70cm胸囲41.5cm。

CT検査(7/29)の結果、硬膜下腔拡大と診断
{所見:側脳室にも軽度の拡張が存在するが、
両側中頭蓋窩を中心に硬膜下腔の拡大及び液体貯留が著明である。

頭蓋骨の発達が早い場合があるが、CT上正常範囲内とはいえない。
明らかな形成不全や脳血管障害は(-)と考えられる。}
されるが原因不明。

今後、MRI検査(8/14)を受け、
必要があれば脳神経外科(小児専門)の先生と相談するとのこと。

息子は毎日すこぶる元気で体重・身長共に順調に成長しています。

今かかっている小児科の先生にも聞かれたのですが
髄膜炎や熱を出したことも今までありません。

今の段階で考えられる原因とその場合の治療法をお教え下さい。

[2006年7月29日 15時17分53秒]

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これはさぞかし御心配であろうと存じます。
御相談者の御気持ちが大変よく判る御相談です。

++++++++++++++++++++

御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

「今の段階で考えられる原因」=「今現在の「病態」」
であれば
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
による「小児慢性硬膜下液貯留」=「慢性硬膜下水腫」=「外水頭症」
の状態です。


「その場合の治療法をお教え下さい。」=
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
は個々の児童により異なり
「御子息様」の場合
他のお子様よりも
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
の「強く」「頭囲拡大」の状態です。

今現在は「治療戦略」になるものは何もありません。

但し微小な「頭部外傷」で
「架橋静脈:かきょうじょうみゃく:Mittenzweig静脈:ミッテンツバイク静脈」
がきれると
「小児慢性硬膜下血腫」を起しやすいから「御注意」下さい。

「今の段階で考えられる原因とその場合の治療法をお教え下さい。」
=>
「小児慢性硬膜下液貯留」=「慢性硬膜下水腫」=「外水頭症」
という「病態」であり。
原因は
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
です。
今現在は治療の必要はありません。
下記に順を追って御回答致します。

++++++++++++++++++++

#1
##1
「4ヶ月検診にて頭囲が一般より大きかった為、
エコー検査→CT検査を受ける。
現在、満5ヶ月+20日で頭囲47cm
体重7940g身長70cm胸囲41.5cm。
CT検査(7/29)の結果、硬膜下腔拡大と診断
{所見:側脳室にも軽度の拡張が存在するが、
両側中頭蓋窩を中心に硬膜下腔の拡大及び液体貯留が著明である。
頭蓋骨の発達が早い場合があるが、
CT上正常範囲内とはいえない。
明らかな形成不全や脳血管障害は(-)と考えられる。}
されるが原因不明。

今後、MRI検査(8/14)を受け、
必要があれば脳神経外科(小児専門)の先生と相談するとのこと。
息子は毎日すこぶる元気で体重・身長共に順調に成長しています。

今かかっている小児科の先生にも聞かれたのですが
髄膜炎や熱を出したことも今までありません。

今の段階で考えられる原因とその場合の治療法をお教え下さい。」
との事です。


#2
##1
どのお子様も小児期には「頭蓋骨・脳の容積不均衡」から
「頭蓋骨」と「脳表」の間に「成人よりも余計な空隙」が御座います。

##2
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
と呼称致します。

##3
御相談者の御相談内容要旨御記載から
「両側中頭蓋窩を中心に硬膜下腔の拡大及び液体貯留が著明である。」
との事です。

##4
この「病態」は
「小児慢性硬膜下液貯留」「慢性硬膜下水腫」「小児慢性硬膜下血腫」
とも呼称され。

##5
また「外水頭症」とも呼称致します。


#3
##1
小児には
「架橋静脈:かきょうじょうみゃく:
Mittenzweig静脈:ミッテンツバイク静脈」という
「「脳表:のうひょう」と「硬膜:こうまく」を連結する静脈」

##2
成人にも「bridging vein:橋静脈」という
「脳表:のうひょう」と「硬膜:こうまく」の「静脈洞:sinus:サイナス」
に流入する「静脈」があります。

##3
「架橋静脈:かきょうじょうみゃく:
Mittenzweig静脈:ミッテンツバイク静脈」は
成人の「bridging vein:橋静脈」と一見類似致します。

##4
けれども「架橋静脈:かきょうじょうみゃく:
Mittenzweig静脈:ミッテンツバイク静脈」は
「脳表:のうひょう」から直角=90度に「硬膜:こうまく」
に向かってそそり立つ様な解剖学的特性を有します。
=>#4


#4
##1
だから
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
に伴って。
「小児慢性硬膜下液貯留」=「慢性硬膜下水腫」=「外水頭症」
で留まるままであれば成長に伴い
不均衡は是正されますからよいのですが。

##2
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
で「小児慢性硬膜下液貯留」=「慢性硬膜下水腫」=「外水頭症」
の状況に何らかの軽微な「頭部外傷」或いは「外力」が
働くと。

##3
「架橋静脈:かきょうじょうみゃく:Mittenzweig静脈:ミッテンツバイク静脈」

「脳表:のうひょう」から直角=
90度に「硬膜:こうまく」に向かってそそり立つ様な解剖学的特性から。

##4
「架橋静脈:かきょうじょうみゃく:Mittenzweig静脈:ミッテンツバイク静脈」
が「切れてしまって」
「小児慢性硬膜下血腫」という「病態」が
両側の「硬膜下腔:こうまかくう」に発生しえる。

##5
「小児慢性硬膜下血腫」という「病態」が
両側の「硬膜下腔:こうまかくう」に発生してしまうと。

##6
元来「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
が原因であり
「隙間(といっても「脳脊髄液:cerebro-spinal fluid:CSF」が充満)
があるために「大変難治性」です。


#5
##1
「CT検査(7/29)の結果、硬膜下腔拡大と診断
{所見:側脳室にも軽度の拡張が存在するが、・略・」
との事です。

##2
軽度ながら「脳室拡大:ventricular dilatation:VD」も存在するようです。

##3
今現在は御相談者の御相談内容要旨御記載からは
何らの
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
による「小児慢性硬膜下液貯留」=「慢性硬膜下水腫」=「外水頭症」
或いは+「脳室拡大:ventricular dilatation:VD」
の「症状・症候」は出現いてはいないようです。



#6
##1
「満5ヶ月+20日で頭囲47cm
体重7940g身長70cm胸囲41.5cm。」との事です。

##2
「満5ヶ月+20日」=「満6ヶ月」と考えると
頭囲計測上は
男児で44cm女児で43cmで「2SD」=
「2xSD:標準偏差 standard deviation:SD」=2・5cm
です。

##3
「+ー2標準偏差(2SD)の2.5cm」以内であれば
正常頭囲とみなされます。

##4
女児頭囲は常に「男児頭囲ー1cm」で「正常」と考えます。

##5
「御子息様」の場合「6ヶ月」として頭囲47cmですから
「平均値「+ー2標準偏差(2SD)の2.5cm」」を超えます。

##6
「頭囲拡大」ということになる。




#7
##1
「小児脳神経外科」では「乳児頭囲計測」は極めて
重要であり。
「クロンクイスト頭係数:Cronqvist Cranial Index:CCI:1968」法
「オースチン・グーデイング:Austin&Gooding(1971)法」
等を用います。

##2
「小児脳神経外科」の場合
「頭囲計測法」としては
「7歳児」までは「クロンクイスト頭係数:Cronqvist Cranial Index:CCI:1968」
で「神経頭蓋」の(「H]+「L」+「W」)/「M」という
計測を行います。
(「H]+「L」+「W」)/「M」の各数字は省略致します。
因みに御相談者の御相談内容要旨御記載情報からは
計算できません。

##3

の場合
(「H]+「L」+「W」)/「M」=51-56であれば
正常。

##4
「オースチン・グーデイング:Austin&Gooding(1971)法」
では「オースチン・グーデイング:Austin&Gooding(1971)法」を
「9ヶ月児」までしか用いません。

##5
「オースチン・グーデイング:Austin&Gooding(1971)法」では
「9ヶ月児」以上の
「10ヶ月児」-「7歳」までは
(「H]+「L」+「W」)のみで計算致します。

##5
「Bergstrum and Jorulf:バーグストラム・ジョラルフ(1975)」
では
「クロンクイスト頭係数:Cronqvist Cranial Index:CCI:1968」も
「オースチン・グーデイング:Austin&Gooding(1971)法」も
「頭係数:cranial index」が正常値以上であれば
「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」を考えるが。

##6
「Bergstrum and Jorulf:バーグストラム・ジョラルフ(1975)」

「水頭症:すいとうしょう:hydrocephalus」児の
50%が「頭係数:cranial index」は正常であるともいっている。






#8
##1
「今後、MRI検査(8/14)を受け、
必要があれば脳神経外科(小児専門)の先生と相談するとのこと。
息子は毎日すこぶる元気で体重・身長共に順調に成長しています。

今かかっている小児科の先生にも聞かれたのですが
髄膜炎や熱を出したことも今までありません。

今の段階で考えられる原因とその場合の治療法をお教え下さい。」
との事です。

##2
「今の段階で考えられる原因とその場合の治療法をお教え下さい。」
との事です。

##3
「今の段階で考えられる原因」の意味がよく理解出来ません。
申し訳ございません。

##4
「今の段階で考えられる原因」=「今現在の「病態」」
であれば
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
による「小児慢性硬膜下液貯留」=「慢性硬膜下水腫」=「外水頭症」
の状態です。

##5
「その場合の治療法をお教え下さい。」=
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
は個々の児童により異なり
「御子息様」の場合
他のお子様よりも
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
の「強く」「頭囲拡大」の状態です。

##6
今現在は「治療戦略」になるものは何もありません。

##7
但し微小な「頭部外傷」で
「架橋静脈:かきょうじょうみゃく:Mittenzweig静脈:ミッテンツバイク静脈」
がきれると
「小児慢性硬膜下血腫」を起しやすいから「御注意」下さい。


##8

山本クリニック脳神経外科・神経内科相談掲示板
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/index.html
の「過去の御相談と御回答」から


「8ヶ月の娘の頭蓋骨骨折と右急性硬膜下血腫 [2]
[2005年10月24日 7時48分33秒] 」
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/321632590917037.html
も御参照頂けますか。
=>
コピー致します=>「ごらんくださいませ★★★」


#9結論:
##1
御相談者の御相談内容要旨御記載を熟読ささせて頂きました。

##2
上記御解答致しました。

##3
「「今後、MRI検査(8/14)を受け、
必要があれば脳神経外科(小児専門)の先生と相談するとのこと。」
とは。

##4
「小児脳神経外科」を駆使できる「脳神経外科専門医先生」
のことです。

##5
「脳神経外科専門医先生」全てが
「小児脳神経外科」の知識があるわけではありません。

##6
今現在はなんら「小児脳神経外科」的に
「困った事が起きている訳ではありません」。

##7
「今の段階で考えられる原因とその場合の治療法をお教え下さい。」
=>
「小児慢性硬膜下液貯留」=「慢性硬膜下水腫」=「外水頭症」
という「病態」であり。
原因は
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
です。
今現在は治療の必要はありません。

##8
一刻も早く御相談者の「症状・症候」が寛解される日の来られる事を・
一刻も早いご回復を心より御祈り申し上げます。

何卒にお大事にお健やかにされてくださいませ。

[2006年8月3日 15時20分18秒]






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★アメーバブログ脳神経外科0147

5ヵ月男児 硬膜下腔拡大 考えられる原因とその場合の治療法

[2006年 8月 3日 15時20分18秒]

URL
http://www5b.biglobe.ne.jp/~mddmsci/nosinkei/931901997261779.html

★テーマ:
「cranio-cerebral disproportion」(「頭蓋骨・脳の容積不均衡」)
「小児慢性硬膜下血腫」という「病態」が両側の「硬膜下腔:こうまかくう」に発生。
「小児慢性硬膜下液貯留」=「慢性硬膜下水腫」=「外水頭症」

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