山口県美祢市のホテルで09年6月に起きた一酸化炭素(CO)中毒死亡事故で、山口県警は、ホテルにボイラーを設置した業者らを7日にも業務上過失致死傷容疑で山口地検に書類送検する方針を固めた。捜査関係者への取材で分かった。

 事故は09年6月2日午後5時半ごろ、同市秋芳町の山口秋芳プラザホテル(現在は廃業)のボイラーが不完全燃焼し、高濃度のCOが発生。煙突に金属製のふたがされ、行き場をなくしたCOが排気管の亀裂から室内に漏れだした。修学旅行でホテルに泊まっていた大阪府高槻市の小学生ら22人が病院に搬送され、同行していた京都府木津川市のカメラマン、川副浩明さん(当時26歳)が中毒死した。

 県警の調べでは、ホテルではこの事故が発生する前から、CO中毒とみられる症状の被害が出ていた。このことから、被害が出ていたにもかかわらず、安全管理を怠ったと判断したとみられる。

 経済産業省が今年1月に発表した報告書では、事故は「ボイラーが不完全燃焼して3万ppmを超える高濃度のCOが排出される一方、煙突の先端がふたでふさがれていたのが原因」と推定している。【佐野格、井川加菜美】

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