皆さん、こんにちは。
札幌のFPふきこです。
さて、皆さんは「やらなければいけないこと」「やった方が良いこと」を
先延ばしにしていませんか?
という私も、日常の中で気が進まないことを、ついつい「明日やろう」と
思うことが多々あります(^_^;)
自戒の念も込めて、
先延ばしになりがちなタイプのチェックとその対処法を。
先送りして先延ばしにしてしまう精神構造について研究している第一人者であるシカゴのデ・ポール大学のJoseph Ferrari准教授、カナダの首都オタワにあるカールトン大学の心理学準教授Timorthy Pychylの両名による、先延ばしにしてしまう人が知っておくべき10個の真実についてです。
チェックして、セルフコントロールに是非活かしていきましょう!
1:20%の人々は自分のことを先延ばしにする人だと認識している。
ライフスタイル自体が先延ばしすることに慣れてしまっており、
時間通りにできなくなってしまっている。
2:先送りにすることを重大な問題ととらえていない人が多いが、
決して取るに足らないようなことではない
先送りにする際の「理由」はただの「弁解」であり、言い訳にすぎないのでその弁解を誰も真剣に聞こうとはしなくなる。
周囲からの評価が下がり、「あの人はああいういい加減なやつだ」という評価になっていく。
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3:先送りするクセはスケジュールや時間管理の問題ではない
意外なことに、
すぐにスルーして「あとで見る」「あとで読む」「あとで返事する」「あとでやる」としてしまう人は時間の見積もりができない人というわけではなく、
ちゃんと何をするのにどれぐらいの時間が掛かるのは分かっているそう。
ただ、ほかの人々に比べて余りにも「楽観的すぎる」そうです。
4:先送りする人は直接的ではないが家庭環境から先送りすることを学んでしまっている
先送りする原因は生まれ育った家庭環境にもあるということ。
権威主義的な子育てのスタイルの家庭で育つと起こりやすいそうです。
両親のうちのどちらかが権威主義的で、
子ども自身が自分で自分を律して調整する能力、
自分自身の意図した行動の結果によって何が起きるかということを学ぶことができなくなってしまうことも。
そしてそういう親からの支配に対する「反抗」という形で「先送りにする」という行動が出てくるそうです。
先送りする人はこの家庭環境があるが故に、
家族よりも友人の影響を受けやすくなり、
そしてこの友人たちによってさらに先延ばしにする習慣が強化されるとのこと。なぜなら、この先延ばしにすることを許容してくれる人、
そして先延ばしにする言い訳を許容する人を友人に選んでしまうため。
悪循環の始まりですね。
5:アルコールの消費量が多い人ほど先送りする傾向も強い
先送りにする人は要するに自己調整、
セルフコントロールができない人なので、
必然的に飲酒なども適量で済ますということはなく、
結果的にアルコールを他の人よりも大量に摂取してしまう結果になるそう。
アルコールに限らず、薬物乱用などにも同じように陥りやすいらしい。
6:先送りにする人は自分で自分に嘘をつく
自分の嘘をつく感覚を守るために「これは重要ではない」というように
自分に言い聞かせるそうです。
そしてさらに別の嘘として、締め切りが迫ってくるプレッシャーがあるときほど
よりクリエイティブになれる!などというようなことを考えてしまうらしい。
例えば「今は明日にコレをやりたい気分だ」「期日が迫ってるプレッシャーがないと仕事をする気になれない」などというようにして
自分に嘘をつく。
しかし実際には次の日にやるという気分でもないし、
プレッシャーがあればいい仕事ができるわけでもない、と。
結果的には無駄に時間を浪費しているだけというわけです。
7:積極的に注意散漫になりがちなことを行う傾向が強い
自分の注意を本来やるべき事からそらすことによって、本来やるべきことをやって失敗するという恐怖から自分の感情や自分自身を保護してしまうそうです。
例えば、電子メールを必要もないのにこまめにチェックするなど。
本来やるべき仕事よりも電子メールが何か来ていないか?
ということの方が非常に気になるというわけです。
試験前に掃除したくなるという人をちらほらと見聞きしますが、
あれも同じ理屈かも。いわゆる現実逃避。
8:先延ばしにする人には典型的な3種類のタイプがある
・覚醒タイプ:危機的状況まで何もしないことにスリルを感じる人。
締め切りぎりぎりで大あわてで仕事をこなすことに幸福感を覚える。
締め切りぎりぎりまで先延ばしにして超特急で仕事をこなし、
終わると「ああ、いっぱい仕事した~♪」というような感覚を覚える人のことです。
つまり、ぎりぎりまで放置した反省がどこにもない。
・回避タイプ:失敗する恐怖を回避するため、もしくは成功する恐怖を回避するために先延ばしにしてしまう人。
これは決して能力不足なのではなく、
努力することを怠っているのが原因らしい。
いわゆる「やる気になってやればできるのに」という人。
・意思決定不能タイプ:決断ができない人のこと。
決断することによって発生する出来事の結果を恐れるため、
意思決定することを先延ばしにしてしまう。
9:先延ばしにすると結果的に多大なリスクを産み出す
先延ばしにする人は要するに自己管理能力も低いため、
結果的に健康に対する害も大きいそうです。
風邪やインフルエンザにかかりやすく、胃腸障害も発生しやすい、
さらには不眠症にもかかりやすい、とか。
それだけでなく、先送りにして遅延させた結果の責任を
他者に転嫁するため、仕事のチームワークを乱し、
私的な関係をも破壊してしまう、と。
確かに何でも先送りにし続けるような人がいれば仕事は進まないし、
約束も期日通りに守ってくれないのであればプライベートでも頼りにされなくなって、必然的につきあいが疎遠になっていくのは当然のこと。
10:先延ばしにする人であってもその行動を変えることはできる
ではどうすればこの先延ばしにしてしまう自分を変えることができるのか?
長年の考え方や習慣を変えるには多くの精神的なエネルギーが必要ですが、
仕組みを取り入れることで少しずつ変えることが出来ます。
いかがですか?
皆さんはどのくらいあてはまりましたか?
私は特に3番と7番、名付けて楽天的現実逃避型でしょうか(^_^;)
やることがいっぱいある時ほど、
家事をしたくなったり、時間の掛かる煮込み料理などを
作りたくなります(笑)
あぁ、反省。
それから、先延ばしタイプの人に見られる性格としては、
・完璧主義(失敗が嫌で実行できない)
・結果が出ることへの恐怖(失敗・成功両方とも)
が挙げられるそうです。
いずれにしても、
「出来ないこともある」ありのままの自分に優しくなることが、
必要です(「やならくても良い」ということではなく、「失敗もある」と
受け入れる)
それから、物事に取り掛かるために、
ひとつひとつの課題や目標を小さく設定したり、
細かい通過点(時間・日・週・月・年)やちょっとしたご褒美も
取り入れると上手くいきやすいようです。
ことお金に関しては、
先延ばしが後々取り返しがつかないことになりかねません。
お金と時間には物凄~く密接なつながりがありますので、
早く取り掛かった者勝ち、になります。
マネーバランスの仕組みには、
ライフプランを作り長期で人生全体を計画し、
それに対して、
1年毎に決算という定期的な確認やメンテナンスを繰り返し、
変化があったり、必要な時に相談したり対策したり、
家計簿をつけて日々の収支や資産の管理をしたり、と
上から全体を見る鳥の目、
細部まで細かく見る虫の目、
水の流れの変化を見る魚の目、
いろんな目を持つマネーバランスドクターが
お客様の家計を見守っています。
一人ではなかなか続かなかったり、
出来ないことも、
仲間やサポートしてくれる人がいてくれると、
ヤル気が出たり、
やりやすいアドバイスが貰えたり、
先延ばしにすることに歯止めが掛かるもの。
是非、家計のサポーターである、
マネーバランスドクターを活用してくださいね。