博士の愛した数式

テーマ:
小川 洋子
博士の愛した数式

「僕の記憶は80分しか持たない」


そう書いたメモを背広に貼り付けている老齢の数学教授。


訳ありのシングルマザーの家政婦さん。


子供らしさとどこか大人びた感性をもつルート。


「数」という概念の不思議さ・美しさ・可能性を描く中に、3人の優しさがどこまでもどこまでも

続いていくようなあたたかい作品でした。


子供の頃に、どんな大人とであって、どんなことを経験していくのか?

誰かを愛する気持ちをもつこと

謙虚でいること

子供を大切にすること

信頼しあうこと

時間と記憶の有限性を理解すること

人生を楽しむこと


人生において、これらのことがどれだけ大きな意味をもつことなのか、また当たり前であることを

いつも大切に思うことの難しさを改めて考えさせられた作品でした。


この夏、普段よりも少し静かな時間を、ゆっりと大切に過ごしたいと思う人にお勧めしたい1冊です。


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