30才を目前にすると無性にあせったりすることがあるかもしれません。
漠然とこのままじゃいけないって思ったり。
でもじゃぁどうするっていうものも見つけられなかったりして。

たぶんそれと近い心境でこの国を訪れたんじゃないかなぁと思われる
二人の女性が書いた本を読んでみました。

『私にもできたいくつかのこと』(加藤紀子著)

『金曜日のパリ』(雨宮塔子著)

フランスという国のことを私はあんまり(いやほとんど)知りません。そのせいか
あまりいい印象もありません。どうやら英語が通じないらしいなんて定かではない話を
耳にして、お高い国なのねって思ったり。

だから、この2冊の本を読もうと思ったのもことさら思い入れがあったから、というわけではないのです。

ただ、帰国後に見た加藤紀子ちゃんが以前よりもずっとずっとナチュラルで自然な魅力を持った女性になったように見えたから。
そして、雨宮さんもアナウンサーとして活躍していた頃よりもずっと肩の力が抜けて今の自分を楽しんでいるように見えたから。

フランスという国にはどんな不思議な力があるのかなぁって思ったのかもしれません。

加藤紀子ちゃんの本を読んでフランスに興味をもち、雨宮さんの本を読んでその魅力に納得した、というところでしょうか?

雨宮さんの本に出てきたこのフレーズがフランスという国の魅力を端的に現しているのかもしれないなぁと思いました。
*****

生きるうえで仕事が大事なのは確かだけれど、何より、その人の魅力が、仕事を抜きにしたところで測られることに、ヨーロッパの歴史の厚みを感じる。人生の本流ではなく、支流の部分に幅を広げる。そういったことになんのあせりも感じさせないこの国の魅力はまだまだ尽きることがない。

*****
「焦りを感じさせない」うまくいえないけれど、ここなのかもしれないと思ったフレーズでした。
年齢を重ねるごとに人生の楽しみ方が増えていくことを心得ている国なのかもしれません。
自由と孤独を求められ、芸術が日常にある国。
いつか、そんなフランスの魅力を心から理解できるくらいの深みのある女の人になってパリのカフェでのんびりお茶を飲みたいなぁなんて思いました。


著者: 雨宮 塔子
タイトル: 金曜日のパリ


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本には2種類あるような気がします。

気軽な気持ちでちょこっと読んでみたい本。

じっくり腰をすえてぐーっと入り込んで読みたい本。

どちらの本も同じくらいの冊数を読んでいるように思いますが、
前者は割に何度も読み返すことが多いような気がします。
この本もそのタイプ。

『ステップファーザー・ステップ』(宮部みゆき著)

いわずと知れた超有名ミステリー作家の作品です。
私が初めて出会った宮部作品でもあります。

父親と母親がそれぞれの恋人と駆け落ちしてしまい、取り残された双子の兄弟。
その双子に、とある弱点を握られて、なぜだか双子の「おとうさん」になってしまった
「俺」。3人の不思議な不思議な共同生活・・・。
そういうことだったのかぁ・・・という謎解きの期待は他の宮部作品同様裏切らないのに、なんとなくやさしい気持ちでにこにこした気分で読める作品です。

ミステリーにどっぷりつかる気分ではないけれど、ちょっとスリル感を味わいたい。
ランチを食べながらさくっと読める明るいミステリー短編集です。


著者: 宮部 みゆき
タイトル: ステップファザー・ステップ
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大根と美輪明宏

テーマ:
某雑誌に載っていた美輪明宏さんのインタビュー記事より

***
最近の若い人は、「ありのままの私を受け入れてくれる恋人や親友がほしい」と言うでしょう?私に言わせれば、それは畑から引き抜いたままの泥だらけの大根を食ってくれ、というのと同じです。食べられたものじゃありません。
恋人なら、親友なら食べてくれるはずだというのは自分の怠惰の言い訳です。自分を受け入れてほしいと思うなら大根は洗って、皮をむいて、料理をしてきれいな器にもって・・・召し上がれというのはそれからです。
自分が気品をもって人と接していれば、それにふさわしい人が親友や恋人になってくれます。
***

私は泥だらけの大根を人に食べさせようとしていたのかと驚愕してしまいました。
でもこのたとえは確かに的を射ている!と思いました。
自分の力量以上の装飾をする必要はないけれど、洗って皮をむいてお料理するくらいはしなくちゃですね、ほんとに。
そしてまた、カールラガーフェルドと同じことが起こりました。

インタビューの続きです。
***
(途中割愛)
三島さん(三島由紀夫氏)が自決される1週間前に私の楽屋へいらしたんです。
そのとき私は三島さんに

「なんで18年間もお付き合いいただいているんでしょうかね」

と聞いてみたのです。

すると三島さんは

「ひざの上に載ってきたのでなでてやると、肩まで上ってくるやつがいる。頭の上まで来て顔をなめだすやつがいる。俺はそういうやつが大嫌いなんだ。君はそういうところがみじんもなかったからね」

とおっしゃいました。

「私もそういう人は許しません。自分自身もそうなりたくない。だからいいお付き合いになったのでしょうね」

というお話をしたのです。
これは夫婦だろうと親子だろうと同じ。
「君子の交わり淡きこと水の如し」という言葉があるように、自分以外の人間とは、さらりと気持ちよく透明なお付き合いをしていけば長続きするのです。
ところが安っぽいホームドラマよろしく
「どうしたの、いってごらんなさいよ。水くさい」
というお節介が人間づきあいだと思い込んで、油のようにべたべたした人間関係がいかに多いことか。
人とは60%で付き合いなさい。
後の40%は立ち入っても、立ち入らせてもいけません。それが人として相手をたてることであり、自分の始末は自分でつけるということなのです。

***

最近読んだ山川健一さんの『イージー・ゴーイング』でも出てきたのとまったく同じ言葉

「君子の交わり淡きこと水の如し」

にまた、出会ってしまいました。
人との距離のとり方、付き合い方に対する考え方は人それぞれなんだろうと思いますが、親しくなればなるほど、相手の領域に踏み込みがちになってしまうことが多い気がして、思わず反省・・・なんて思ってしまいました。

そして、この言葉解釈の答えが、美輪さんのインタビューにあったような気がします。

さらさらと水のようなお付き合いで相手と心地よい距離感の取れる大人の女性になりたいなぁと思いました。
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とあるブログでとても不思議なことがかいてありました。

水の結晶についての実験です。

きれいだね、とか美しいとかやさしい言葉をかけていくと
水の結晶は整然と美しい配列を作っていく。

逆に汚い、キツイ言葉をかけていくと結晶は不ぞろいな配列を作っていくとか。

言葉には言霊があるということを聞いたことがあります。

きっとその言霊がこんな不思議な現象を作っているのかも・・・。

人間も優しい言葉に囲まれているとどんどんやさしい人間になっていくのだろうなぁと思います。

温かい、やさしい言葉を綴れる人間でいたいですね。

でもちょっとしたことで、きぃっとなってしまう自分も今の自分。
でも誰かにいったいやな言葉やきつい言葉はきっとそのまま自分のココロの結晶の配列も乱してる。

そんなことを考えて日々是精進。と思いました。
なにかをいいたくなったときはぐっとこらえて3秒数える。
落ちたものは3秒以内に拾って食べる(←ほんとに食べるのかぁ?)
以外の新たな「3秒ルール」の誕生です☆
そして最近「日々是精進」はお気に入りの一言です。ゴロがよくないですか?






ニューヨークのお話を書いていたら、ふとこのエッセイを思い出しました。
私の大好きなエッセイです。
アメブロには高校生くらいの人、いっぱいいるのかな?

ニューヨーク在住のジャーナリストが、日本の高校生の女の子向けに書いたエッセイです。もうずいぶん前に書かれたものなので、少し時代にそぐわない部分もあるかもしれませんが、私にとってそうだったように、このエッセイが若い女の子たちにとって可能性を広げていけるちいさなきっかけになったり、大切なときにそっと思い出されるメンターのような存在になってもらえればな、と思います。

**********
What do you want to be in your adult life?
Astronaut? Prime Minister? Surgeon?

OK,OK.You want to be wife and mother.That is good, but not good enough.
Do your male classmates say that they want become husband and father when asked the same question? Why aren't you as ambitious as they are? You can be anythig.
The sky is the limit.

You have to define your goal as clear as possible.To do that,you have to know yourself well.Do you like teamwork?Or do you prefer working on your own? are you quick at work but apt to make careless misteake?Or are you rateher slow but
very careful? You may be fast and careful,or slow and careless. Know you strength and weakness.

Do not underestimate your own potential ability.You may be surprised How much you can do when you really try. Don't give up too soon. And don't listen to discouraging advice.Keep your goal high, and take realistic first step now.

And always remember that the sky is the limit!

WRITTEN By ATSUKO CHIBA



著者: 千葉 敦子
タイトル: 若いあなたへ!

真夜中の5分前

テーマ:
書店にいって目に付く本、というものがあります。

ベストセラー欄にあるもの

好きな作家の本

『話題の本』などというコーナーにおいてある本

新刊コーナーにある本

装丁が美しい本

『真夜中の5分前』は私にとってこの中の複数の要素に当てはまる本だと思います。

といっても実はまだ読んでいないのですが・・・。

今とても気になっている本の1冊です。
『イージー・ゴーイング』

山川さんが隣にいて話しかけてくれているみたいな本。

ココロがとげとげしているときに読むと、きっと気持ちがまぁるくなれる。

シアワセはがんばって探したり作り上げたりするものじゃなくって、
そっとそばにあるものなのかもしれないって思える本だった。

なんだかもったいないので、もう一度読んでみることにした。
気持ちがもっとまぁるくなれるといいなぁと、きっとなれるんだろうなぁ。

言葉がまっすぐに凛とココロに入ってくる。

「自分にとって大切なこと」をゆっくり確かめたくなる1冊。

頑張りたくないあなたへ、私からプレゼントしたい大切な作品になりました。


下記は読み途中に書いたレビュー。にゃんちゃんに会いたくてしょうがなかったです。
**********
君子の交わり淡きこと水の如し。
小人の交わり甘きこと醴の如し

なのだそうです。

まだ読み始めたばかりなのに、いきなり『荘子』の言葉に背筋を伸ばされてしまいました・・・。
なんというか疑問に思ういろんなことについてセラピーを受けているような気持ちになる1冊です。

読み終わったら改めてレビューします。

私も早くにゃんちゃんに会いたい!



著者: 山川 健一
タイトル: イージー・ゴーイング―頑張りたくないあなたへ

人口の半分が二十歳以下の国

テーマ:

遠い国で仕事をしている大切な人から「武器を持った若者の乱闘騒ぎに遭遇してしまった」というメールが届いたらどんな風に思いますか?

幸い今回は事なきを得たものの、なにかあってもすぐにはわからないだけにとても心配になってしまいました。

2002年に独立したその国は、現在もまだ政情や経済が安定せず、人口の半分にあたる二十歳以下の若い労働力を吸収できる労働市場がないことが深刻な社会問題になっているそうです。 そのため、仕事のない若い人たちが昼間からぶらぶらしていて、鬱憤がたまっているのかちょっとしたことで暴動化する傾向があるのだとか。

10代~二十歳くらいって自分の将来に無条件にいろんなことを思い描けるすごくいい時期なんだと思います。そんな時期にぶらぶらするしか身の処し方をしらないなんて悲しすぎると思う。
新しい国の若い人たちが自分と自分の国に希望をもてるような環境が作られていくにはどうしたらいいのかなぁと遠い場所にいながら考えてしまいました。

たとえば本を読むこと。
たとえばブログを書くこと。
音楽を聞くこと、スポーツをすること・・・。

遠い南の国の若い人たちにしってほしいことは世の中にまだまだいっぱいあるし!
なんでもいいから、自分の生きている時代には「おもしろいこと」がいっぱいあるっていうことを早い時期にわかってもらいたいなぁって思います。

青い海とかきれいな空。
私たちの国がなくしかけているものがきっとそこにはたくさんあるんだと思う。
でも彼らがまだ知らないことだっていっぱいあるはず。
私たちにもできることってどんなことなのかなぁ・・・。

******
アメブロのこれからのお話もいろいろ考えてしまいました。
私がブログをつけている一番の理由は文章を書くことが好きだから。
このブログを仕事にしている人にとっては「好き」っていうだけじゃすまないことがいっぱいあると思うけど、何かを始めたときに感じた一番シンプルな気持ちを忘れないでいたいなぁって思いました。

そしてなぜアメブロを選んだか。 それはたぶん「渋谷で働く社長のblog」を読んだからです。感じるところは人それぞれなんだと思いますが、藤田さんの仕事に対する真摯な姿勢や、時折垣間見える奥様への温かな視線の文章をなんだかとても魅力的に思いました。 ITビジネスの世界のことはよくわからないけれど、後から出てきたものが一番魅力的なものになっていくことだってあるんだろうなって思います。

こういう世界をまだ知らない回りの人に。
南の島の若い人たちに。
パソコンの世界をこれから知る子供たちに。

小学生の頃、顕微鏡でアメーバをはじめてみたときみたいな感動がアメブロからたくさんの人に発信されていけばいいのになぁって思っています。