小さな会社のための 世界一わかりやすい会計の本 (日経ビジネス人文庫)/日本経済新聞出版社
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私が税理士になりたてのころ、税務会計系ブロガーサミットという会に参加して著者のウエスタン安藤さんにお目にかかりました。
税理士の会にカウボーイハットにウエスタンブーツで現れて、びっくり目

その後、ウエスタン安藤さんはお酒を飲まずにロールケーキが大好き、と伺って、そのギャップにまたまた興味を持ちました。
(だって、ビールとかウイスキーとか、アメリカ中西部のバーで飲んでそうなイメージなんですもの)

この本はそのウエスタン安藤さんが2008年に出版された本の文庫化です。
今回の印税はすべて熊本の震災復興に寄付されるとのこと。

この本、会計の初心者にとってもとってもお勧めします。
とにかく、簡単、わかりやすいビックリマーク

たとえば・・・
私もよくお客様に申し上げていますが、「貸方・借方」なんて言葉は不用です。
「右・左」の方がわかりやすい。
貸も借も意味ないし。
ちなみに英語でもDebit, Creditといいます。

その他、勘定科目なんてなんでもいい、とかグレーゾーンの経費なんてない、とか私がいつも言っていることをズバリ書いてくださっているので、この本にマーカーを引いてお客様に配りたいぐらいです。

租税教室という小中学生に税金についての授業をされたり、立命館大学で教鞭をとられたり、さすがわかってない人に理解させる技術をお持ちの方が書いた本はわかりやすいです。

この本はテンポよくわかりやすく書いてあるので、電車の中で読んでも眠くならないはずです。
文庫本ですから、小さくて軽いので持ち運びも楽ですしね。

税理士が毎月持ってくる試算表を渡されてはてなマークと思っている方にぜひぜひ読んでいただきたい本です。