第19回南房総人形劇フェスティバル


2007年 8月 8日~2007年 8月 18日

(もう始まっていますので、残り日程だけを下記に掲載)


8月16日  竜子姫物語             元気倶楽部  14:00~ 19:00~
8月18日  文楽 増補大江山 戻り橋の段    元気倶楽部  14:00~ 19:00~

入場料 (前売券)600円 (当日券)800円
文楽  (前売券)1300円 (当日券)1500円



詳細は 南房総イベント情報  にて。


ご出演は桐竹勘十郎さん ほかだそうです。


本当に文楽の技芸員さん方はお休み無く精力的に動いていらっしゃいますね。


昨日は奈良で、


ならまち文楽



nara


でしたし…。行きたかった…。


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で、色々言われている「法界坊」

絞って書けば、特に英語での台詞

観たすぐは「英語ってどうなのよ。やめて~」って思いました。

英語分からないし。

お祭り気分で折角だから、と、初歌舞伎の人も来ていたろうと思います。そういう人にとって、果たして法界坊を楽しめたのでしょうか。

私は歌舞伎座での串田版「法界坊」と吉右衛門さんの「隅田川続俤」と見ましたが、いきなりの英語の台詞に頭が切り替わらなくて「え、何?!」と戸惑いがありました。

イヤホンガイドだけでええやんか、と。


でも少し落ち着いてみると「歌舞伎ってそもそもそういうもんじゃない?」

つまり、江戸の昔から、歌舞伎って客に受けるものをドンドン取り入れた芸能じゃないですか。

人形浄瑠璃で受けた、ならばすぐに歌舞伎に仕立てるし、客に人気であれば、改作に改作を重ねる、あるいはぱくって似た演目を作る、ずっと興行を続ける。お客に受ける演出であれば、たっぷりと見せて、そうでなければ削っちゃう。


であれば、今回の平成中村座、いえ勘三郎さんのやり方は、精神としては江戸歌舞伎のそれにとんでもなく近いのでは無いかと


法界坊が英語で独り言を言う事で、現地の人には分かる台詞がある事に喜びを覚えるでしょうし、英語の分かる日本人にはどっちも分かってそのギャップがまた面白かったりするでしょう。分からなくても、いきなり英語を喋り出すのがおかしかったりするでしょう。


だから、ありだったのかと、思います。

良いかどうかは別として。

今も私は日本語で通してやって欲しかったし、外国の人がイメージするような歌舞伎らしい演目を選んでも良かったんじゃないかとか思います。コクーンでやった三人吉三そのまま持っていくとか。

連獅子のチケットの方が高いにも関わらず法界坊より先に売切たのは、そういう事じゃないかな。求めていたのが、純粋に歌舞伎らしいものだったんじゃないかな。そう思います。


最後に2つ。

…チケット高かった…

一等席にあたるチケット「連獅子」250ドル「法界坊」200ドル

ニューヨークからオハイオ・コロンバスまでの飛行機(2時間弱くらい)70ドルしなかったんですけど。

価格も(日本で見る)オペラみたいにしなくても良いじゃないの!とほほ。


残るひとつ。

実はこれが怒ったことでして、

附け打ちさんを「Technical Staff」にしてる

確かに大道具さんの受け持ちで伝わってきてるし、昔々は筋書に「附打」という表記はなかったらしいですけど、附け打ちとして行かれている附け打ちさんに対し、相当失礼だと思います。

私、自分の筋書にはテプラで「tsuke-uchi」と貼っておこうかと思ってるくらいです。

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遅くなりましたが



平成中村座 ニューヨーク公演

リンカーンセンター・エイブリーフィッシャーホール

2007716日【連獅子】

2007717日【法界坊】


nakamuraza1

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遅くなった理由のひとつはね…

アメブロのせい

です。

何度書いても禁止タグだとか、半角4000文字までだとか、下書きに失敗しました、とか、制限かけすぎです。訳の分からないオプションばっかり増やしすぎで。

どこか良いとこ教えて下さい。

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さて今更ですが。


個人的に連獅子は観る前にテンション上がり切ってた

ほんとーに間に合わないと思ってたんだもん。

そのテンションだったので分かってなかったけど…実は筋書売り場とか、恐ろしい手際の悪さだったそうで、友人達が全部手配してくれてました。

ホール前での一番太鼓は当然間に合っていないのですが、これまた友人達が写真を撮ってくれました。重ね重ね感謝。


nakamuraza2


あんまり普段の歌舞伎座なんかの客層と違和感が無くて何も考えて無かったのですが、連獅子も法界坊も、日本人が多かった!

2日目は友人と一緒に着物で出かけましたが、普通でした。


hanzai-sya?!

聞くところによればJALのツアー客とかが多かったようですね。現地に住んでいる日本人の方とかも。

日本人何割だったのでしょうか。


さて。ホール!

音響悪いのかしら?と思ったくらい変な具合でした。長唄歌詞が聞こえナーイ。邦楽器との相性が悪いのかな?やりにくいだろうなと思いながら観ていました。

それはさておき親子獅子の揃っている様にうっとりでした。勘太郎さんがすこーし早かったのですが、ずれた!と言うほどでは無かったと思いました。

終演後にはみんな「何回だった」「え、何回じゃなかった?」と盛り上がっていました。…今度は私も数えよ。

アメリカ在住の友人が歌舞伎2度目で内容が判らない、という訳でイヤホンガイドを借りたのですが、英語のものしか無く。けれどそれが良かったらしい。

そうか、専門用語で説明されても、観た事無い人は分からないよね

歌舞伎用語に当て嵌まる英語なんて無いから、噛み砕くように訳されているのかもしれないですね。

イヤホンガイドも初めて観る人向けとそれ以外、とあったら楽しいかも。

余談ながら、先日、「連獅子」の内容を英語で説明しなければならない時があり…出来ませんでした…。(泣)

に関して気になる事が幾つか。

・前述のホールの反響について。

・連獅子の最中の記録用だか写真集用だかの為のカメラのシャッターの音。

・法界坊でのイヤホンガイドの音がイヤホンから漏れまくって割れて聴こえた。

日本でもイヤホンガイドの音漏れは気になる事があります。モラルの問題なので…どうかお気をつけて、としか言えないですね。

それから、花道が抜けそうな音してました。(苦笑)

連獅子ちょっと怖いほどで。でもその仮設花道で全興行やり遂げていらっしゃるのが凄い。

法界坊についてはその2で。

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おりん 様 のブログ(らくらく文楽)にて、こんな嬉しい企画を開催中!


皆様、ぜひご投票下さい。


ご贔屓様の会のDVDが欲しいのだ !」


★「ご贔屓様の会」とは……NPO法人人形浄瑠璃文楽座 設立5周年記念イベント。

総勢16名の三味線による組曲があったり、座談会があったり、太夫さん三味線弾きさんが人形遣いになったり人形遣いさんが床をやったり(天地会)、技芸員によるお見送りがあったり、と盛りだくさん!

ああ、行きたかった……!



→詳しくはNPO文楽座さんのHP にてご覧下さい。

楽しそうだー!!


おりんさん、大変遅くなりすいません。


よもやまエキサイト

テーマ:


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2007630日土曜日 1730開演(15時~整理券配布)

人形浄瑠璃 文楽 郡上大和公演

 於:明建神社(岐阜県郡上市大和町牧)

『鬼一法眼三略巻・五条橋の段』

『文楽よもやま話』

『卅三間堂棟由来・平太郎住家より木遣音頭の段』

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『文楽よもやま話』



前回は勘緑さんと喜一朗さんがあんまり面白くない(失礼な!)漫才ぽかった。


今回は弁慶再登場。しかも左も足も頭巾を取ってます!

「汗だくだく!」

Mちゃんも私も周りのおばさま方も目が釘付け(笑)


「3人で遣ってたんだ!2人だと思ってた!足にも人がいる!!」

ええっそこですか?!


「今回も雨降りませんでしたね」


勘緑さんが得意げに見えるのは気のせいでしょうか。


「郡上文楽、今年で15年で何やったか定かでなくなってるんですが、時代物のこういう大きい人形遣うのは初めてやないですかね。人形こう拵えるのも、僕ら自分らでやるんですわ。」

「僕普段、3枚目と言うかひょうきんな役やる事が多いんですけどね、弁慶は大きいから細かい動きとかあんまり出来ません。」



という訳で、弁慶らしく、大きな動作をばしりばしりと極めて下さいました。

これがむっちゃくちゃ迫力ありました!気迫と、左と足の必死さとが目の前です。でもやはり人形が目立つのです。


「あの動作ってね、予め全部決められている訳じゃないんだよ。頭を動かしている主遣いが黙ってサインを出しててね、その通りに動くんだよ。ほら、見て、足。人形の足と主遣いの足と、同じ方が前に出るでしょ?」

「ホントだ~!凄い!あれっ足の人がなんか『ドンドン』やってたの?」

「そうだよ!うわぁ狭いし大変そう!」

「足痛めそう!」

「実際痛めるらしいよ。腰も痛くなるって。」

「体育会系だ!みて、汗汗!」

場外エキサイト。


「有難うございました。左は幸助さん足は玉誉くんでした。後でむちゃするなって叱られますわ。」

その冗談に言葉を返すでもなく裏へ引っ込む二人。ホントにそう思っているのか、体力温存で喋らないのか…。


と間髪入れず、相子さん登場です。


前日の夜に電話でいきなり打ち合わせして出る事になったらしい。行き当たりばったり…いえいえ、臨機応変。

太夫さんについてなどを少し話されて、客席からの質問コーナーになります。


「郡上のお客さんは大人しいですな。これ大阪やったら待ってましたとばかりに色々言ってきますで『昨日の夕飯何やったの?』とか」


本当?!


大人しいお客さんでも質問が出ました。


・文楽と人形浄瑠璃の違い→人形浄瑠璃をやっているプロ集団の名前だった「文楽座」、これが今では人形浄瑠璃の代名詞みたいになっている。

・郡上で15年の歩み→最初は郡上大和ではない場所だった。それが、ご縁いただいてここになった。

やっぱり人の縁て大事です。

最後は『卅三間堂棟由来』のあらすじを少しばかり。アットホームなよもやま話で、すっかりお客様も和んだ様子でした。

「なんで文楽は男ばかりなの?」

Mちゃん、なんで私に聞くの~?!(笑)

こういう事こそ聞いてみて欲しかったです。残念!(そういう伝統、と当たり前に取っていたので…。体力もいるしさ。)

という訳で、これにて郡上大和文楽公演2007のレポ終了します。

お付き合いくださった方、いらっしゃいましたら有難うございました。お疲れ様でした。

来年は行きましょう。(笑)

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2007630日土曜日 1730開演(15時~整理券配布)

人形浄瑠璃 文楽 郡上大和公演

 於:明建神社(岐阜県郡上市大和町牧)

『鬼一法眼三略巻・五条橋の段』

『文楽よもやま話』

『卅三間堂棟由来・平太郎住家より木遣音頭の段』

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『卅三間堂棟由来』


この演目は出遣いではなかったので、どなたがどのお役だったか、分からず仕舞い。

でもお話がファンタジーなので、頭巾かぶっててくれて良かったかも。と思います。


 実は柳の精のおりゅうの悲劇と、健気なその家族の話。


…すっごい端折りましたがそんな感じです。

おりゅうがとても控えめで、大人しい嫁といった趣。本当に、何もなければどこにでもいる(正体は不思議ではあるけれど)夫婦とその母、子供、で一生を終えられたはずなのに。

平太郎もごく普通の家族思いの夫、平太郎の母も好々婆、子供も母親を慕う本当にどこにでもいるような一家。

変に作り過ぎない演技で、リアリティがあってよかったです。

多分おりゅうは清之助さんだったと思うのですよね。清之助さんには、ぜひ最初のお師匠さんの「豊松清十郎」を継いでいただきたい…。

なぜなら中部地方の人形遣いの大きな名跡だから。


おりゅうがその正体を現すところや、消えてしまうところで、ちょっとした演出。

照明です。

ちょうど暮れて薄暗くなった会場に、赤と白色の照明効果が映えます。

文楽や歌舞伎で現代的な照明演出をバシバシされるのはあまり好きではないのですが、屋外のおおらかさなのか、許せてしまう自分が不思議だ。

でも劇場でこういう効果の使い方をすると、おそらくチープに見える危険性があるでしょうね。

その正体を現す時、人形自体の演出があります。

思わず会場全体が「おー!」とざわめきました。

ざわざわ、ざわざわ、って、これまた劇場ではお目にかかれない風景です。

その演出は、ぜひ本興行でかかった際のお楽しみにして下さい。(笑)

演出もうひとつ。

切り倒された柳の木をみどり丸に引かせて欲しいと願い出るとき。

舞台の上のツメ人形達に熱中していたら、視界の右側に黒山が…って、平太郎とみどり丸じゃん!

床の前で平伏して、嘆願しています。

床の前って、他ではないよね…。


MちゃんMちゃん、男の人の人形遣ってる人の足元みてみて、下駄見て」

「なあに?…何あの下駄?!」


舞台下駄履いてらっしゃったのもバッチリ見えて、バッチリ見せてあげられました。


「すごいねー。文楽ってこんなんなんだね。あんな下駄履いてるなんて、言われなくって観れなかったら分からなかったヨ!野外っていいね。若い方の太夫さん(相子さん)の言葉がすごく分かり易かったから、今回は大丈夫だったよ!また観たーい!!」

Mちゃん大興奮。

三味線について何も感想を聞けなかったのが残念ですが、初文楽で、これだけ乗ってくれたのがもう嬉しくて仕方ありません。


「大阪年に4度は行くからさ、Mちゃんちだと大阪の方が近いから、あっちでまた待ち合わせして遊ぼうよ!」

「あ、それいいね!」

「文楽観に行こうよ」

「観たーい!」


大阪行く楽しみがまたまた増えました♪


まだ続きます…最後はよもやま話について、ちょっとだけ。

夜空と風と人形と。

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2007630日土曜日 1730開演(15時~整理券配布)

人形浄瑠璃 文楽 郡上大和公演

 於:明建神社(岐阜県郡上市大和町牧)

『鬼一法眼三略巻・五条橋の段』

『文楽よもやま話』

『卅三間堂棟由来・平太郎住家より木遣音頭の段』

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気持ちよく晴れた1日でした。

昨年は、着くまでは良い天気だったのに、整理券をもらった辺りから突然の雷雨

始まる前には止みましたが、文楽よもやま話で、そういえば勘緑さんと喜一朗さんが「雨男が2人揃った…」とか言ってらっしゃったなあ、と、今回Mちゃんには「少なくとも雨男が1人いるからね!」と天気に関わらずの雨具の用意を指示していたのでした。

果たして勘緑さん・喜一朗さんが雨男返上されたのか?!

私が晴女なのか?!(ずうずうしい…)

答えは今後の勘緑さん企画公演の際に明らかになるでしょう。

『五条橋』

「義経だったら何となく分かるわ」

「私も分かるー、牛若丸と弁慶の会う場面だよね」

どっちがMちゃんでどっちが私だか、てんで分からない会話です。

答えは前がMちゃん、後が私。

『五条橋』だってば!

文楽では観た事なかったけど、『橋弁慶』だよね、要するに?(←浄瑠璃の最後の辺りで言ってたから「そうじゃん!」と気付いたのだけど…ほんっとーにバカだな、私。)

さて

『五条橋』

勘緑さんの弁慶

勘緑さんは、よく道化のお役をなさいますが、この段の弁慶にはそれが良い具合に表現されていた気がします。

牛若丸にあしらわれて自分の頭をペンペン叩いたり、ね。

それだけでなく、大きくて豪快で、迫力満点。

ちらりとMちゃんを見ると、目が釘付け!

”ぐぉん!”

と弁慶が振る薙刀に合わせて、目線も

”ぐぉん!”

対する、玉佳さんの牛若丸

玉佳さんもちょっと三枚目のお役をよく遣われていますね。こういうお役を拝見するのは初めてだと思います。

(源頼光とかは、観たかな…)

これが、私はとても好きでした

人の重みを感じないような軽やかさ、弁慶をおちょくるような小憎らしさ(可愛らしさ?うまく表現する言葉が分かりません)があって、私も目が釘付け。

(弁慶に比べると)小さい人形だからといって遣い方が小さいのかと言えば、そうではないと思いました。

だから品があるように見えたのかしら?

てベタ誉めだ。(照)

立廻りをするには、神社が小さいようで足遣いさんは特に大変そうでしたが、本当の意味でところ狭しとやりあっていまして、大層迫力がありました。

「あんなふうに、あんな大きい人形って動かせるんだ…!」

Mちゃん感動中。

「でも何を言ってるのか分からなかった…」

Mちゃん落ち込み中。

「一度にどっちもは無理だよ。次のは、自分が興味持った方を中心に観て、余力があったらもう一方を気にしてみた方がいいかもよ。」

次は卅三間堂棟由来。



アメブロもうやだ…。


野外浄瑠璃。

テーマ:

日が落ちるにつれて、西日が木々の隙間から差し込みます…


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2007年6月30日土曜日 17:30開演(15時~整理券配布)


人形浄瑠璃 文楽 郡上大和公演


 於:明建神社(岐阜県郡上市大和町牧)


『鬼一法眼三略巻・五条橋の段』

牛若丸…吉田玉佳(左:吉田紋臣/足:吉田紋吉)
弁慶…吉田勘緑(左:吉田幸助/足:吉田玉誉)

太夫:牛若丸…竹本津駒大夫  弁慶…竹本相子大夫

三味線:鶴澤燕三、野澤喜一朗



『文楽よもやま話』
吉田勘緑・竹本相子大夫
(人形所作実演/弁慶…吉田勘緑・吉田幸助・吉田玉誉)


『卅三間堂棟由来・平太郎住家より木遣音頭の段』
(出遣いで無かったのでどなたが主遣いだったか、分からず…。ゴメンナサイ。ただしお柳は清之助さんだったと思います。)

太夫…竹本相子大夫、竹本津駒大夫

三味線…野澤喜一朗、鶴澤燕三

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事前情報として掴んでいたのが勘緑さん、清之助さん、玉佳さん、相子大夫さん、と、玉勢さん(は、かしまし娘様 のブログより。)。


三味線は果たしてどなた?!と思っていたら…きゃー、燕三さんと喜一朗さん!

やや興奮しながら、Mちゃんに

「燕三さんってね、養成課出身ながら大きな名前を継がれてね、すごいんだよ!」

「喜一朗さんは昨年もいらっしゃってたんだよ!でね、雨男らしいんだよ!」

と、初めて見る分にはいらない事ばっか吹き込む。


太夫さんは、相子さんと、昨年やはりいらっしゃっていた津駒さんでした。


津駒さんは普通には「美声」とは言わないのでしょうけど、でも心地よいお声をされていて好きです。

高すぎず、濁らず。

間近で拝見すると、全力で語っていらして、血管の浮いている様まで見えるようです。

相子さんは5月の東京公演の時より声の底が深くなったように思いました。

(変な言い方しますが)マンガ声のような、作った様な構成要素がなりを潜めて、渋い良い音が一番底を作り始めた、というか…。

Mちゃんは

「浄瑠璃?の詞ってほとんど聞き取れなかったけど、相子さんは結構聴き易くて話が分かったよ」

と言ってました。

歌舞伎で言うならば『口跡が良い』ということでしょうか。

応援している自分としては嬉しい一言でした。


昨年も思ったのだけど、マイクを通すのが残念です。

やはり反響がないから必要なのかな?

演じる側が聴こえづらいのは確かにやり難いと思うので、演者に向けて音を出すとかくらいなら良いのになあ…。

会場内には約400人入ったそうですので、野外で聴かせるには必要な措置なのかも知れませんが、迫力も削がれる気がします。


ううーん、一度、マイクなし野外浄瑠璃、聴いてみたいな。



郡上大和公演、序章。

テーマ:

天気は晴天。


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2007年6月30日土曜日 17:30開演(15時~整理券配布)


人形浄瑠璃 文楽 郡上大和公演


 於:明建神社(岐阜県郡上市大和町牧)


『鬼一法眼三略巻・五条橋の段』
牛若丸…吉田玉佳(左:吉田紋臣/足:吉田紋吉)
弁慶…吉田勘緑(左:吉田幸助/足:吉田玉誉)

太夫:牛若丸…竹本津駒大夫  弁慶…竹本相子大夫

三味線:鶴澤燕三、野澤喜一朗


『文楽よもやま話』
吉田勘緑・竹本相子大夫
(人形所作実演/弁慶…吉田勘緑・吉田幸助・吉田玉誉)


『卅三間堂棟由来・平太郎住家より木遣音頭の段』
(出遣いで無かったのでどなたが主遣いだったか、分からず…。ゴメンナサイ。ただしお柳は清之助さんだったと思います。)

太夫…竹本相子大夫、竹本津駒大夫

三味線…野澤喜一朗、鶴澤燕三


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今年は例年より1時間早い開演、という事で、整理券配布も1時間前倒し。

15時からの配布でした。


整理券配布場所に出されている椅子に並んでいる人々。

圧倒的に地元民が多い。

Mちゃんとぺらぺらわぁわぁ話しながら待つ時間はあっという間。

いつの間にか漏れ聞こえていた浄瑠璃や足拍子も終わっていて(気がついていない)、休憩を取る技芸員さん方が遠くにちらほら。


整理券ゲット。38,39番。結構良い番号。


Mちゃんにとっては初文楽。

「どうしよう、何も知らないよー。本も借りたけど(偉い!)、わかんないよー」

別に良いと思うよ。私もこの演目は観た事が無い。

自分が初めて観てびっくりしたのが太夫さんの顔と声だったので、上手側の2列目に陣取りました。


 五条橋は舞踊劇だから、何も考えずに観てても楽しいよ。

こっちが上手で物語を語る太夫さんと三味線さんが座るんだよ。

 人形は3人で遣うんだよ。

首と右手を操るのが「主遣い」、左手と小道具を操るのが「左遣い」、足を操るのが「足遣い」。

 ここは野外だからマイク通しちゃうけど、劇場だとマイク通さないでもビックリするほど声が通るんだよ。

芝居中に技芸員さんが控えている神社裏は、蚊がすごいんだよ。でも客席も酒飲んで出来上がったオッサンたくさんいるから、きっと寄ってくるね。

 西日が暑いね。

隣のおっさんたち大丈夫かなー。

 なかなか雰囲気のある神社だね。

祭壇に鏡が収められてるよー。

 頭に被る頭巾は自分達で作るらしいよ。


文楽に関係あるんだかないんだかを話しているうちに、鳴物が始まり…


いつの間にやら一杯に埋まっている会場の真ん中の通路の後ろから、しずしずと技芸員さん方が歩んで来ます。


最前列に整列をして、明建神社に向かって参拝。

思わず一緒に柏手を打ってしまう、厳かな雰囲気で始まりました。


Image402.jpg


今年の文楽郡上大和公演は、6/30(土)でした。


誰も信じてくれないかも知れないけど、この日程を知る前から、6月の末は実家に帰って、大学の時と名古屋で働いていた時の友達たちとその子供達に会う事にしていたのでした。

特に大学の時の友達Yちゃんは7月ごろ出産予定だったので、出産前に励ましに行きたくて、諸々調整した結果その日程になったのでした。


そしたら、


え?6/30に文楽?

ええ?6月頭に子供生まれたの?


という訳で、楽しみが倍!になった訳です。



父母・弟とも顔を合わせたかったので、前日29日の終電間際に実家帰ったのですが、6/29って、祖母の命日
思えば昨年の郡上大和公演は7/15、祖父が危篤に陥ったので帰郷し、持ち直したので行けたのでした。

結局は偶然なのですが、何かの縁を祖父母が下さったように思えます。


こういうのって「何かのチカラに巻き込まれてるな」って思ったら、乗ってしまう方が良い結果が生まれるんですよね。


ふと思い付いて、もう1人の大学時代の友達Mちゃんを、土曜日の郡上大和文楽と日曜日に行くYちゃん宅に誘ったら、


「日曜は無理なんだけど土曜日は行く!」


との嬉しいお言葉。


たまたま、NHK教育テレビの伝統芸能講座をちらっと観たらしく、「文楽」という単語が頭にあったらしい。
Yちゃんとこ一緒できないのは残念だけど


Mちゃんに会える!やたー!!この波にMちゃん巻き込んだ!(笑)


ちなみに、私は大学の友達って出産したYちゃんと、このMちゃんしかいません。

この2人に何かがあったら駆けつけなくては!と思っているのだけど…
3人とも色々いろいろ抱えているのを知っているので、お互い遠慮しあって、何かがあっても、終わってからしか報告しません。(笑)

そんなこんなで、日曜日には午前中に大学友Yちゃんとその家族、午後には名古屋友達Nちゃんとその家族との約束まで取り付けて、…うん、この週末も忙しくなりました。


さて。
久々にちゃんとレポ書いてみましょうかね…。


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2007年6月30日土曜日 17:30開演(15時~整理券配布)


人形浄瑠璃 文楽 郡上大和公演


 於:明建神社(岐阜県郡上市大和町牧)


『鬼一法眼三略巻・五条橋の段』
牛若丸…吉田玉佳(左:吉田紋臣/足:吉田紋吉)
弁慶…吉田勘緑(左:吉田幸助/足:吉田玉誉)

太夫:牛若丸…竹本津駒大夫  弁慶…竹本相子大夫

三味線:鶴澤燕三、野澤喜一朗


『文楽よもやま話』
吉田勘緑・竹本相子大夫
(人形所作実演/弁慶…吉田勘緑・吉田幸助・吉田玉誉)


『卅三間堂棟由来・平太郎住家より木遣音頭の段』
(出遣いで無かったのでどなたが主遣いだったか、分からず…。ゴメンナサイ。ただしお柳は清之助さんだったと思います。)

太夫…竹本相子大夫、竹本津駒大夫

三味線…野澤喜一朗、鶴澤燕三


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