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シブースト!!

4時間かかったよ~昼も食べずにひたすら。

下から
タルト生地
リンゴのキャラメリゼ
アパレイユ(プリン液)
シブーストクリーム
カラメルのゼリー(上掛け)

で、完成。写真だと判らない…
Maya〓
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出会い

テーマ:

今回の大阪行き。


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momiji


もちろん、文楽を観るためでした。


夜行バスで往復して時間を稼いで、
お初天神、竹本義太夫の生誕地の石碑、墓所見学。


それから自称散歩マニアの私の胸に突き刺さった、落語『池田の猪買い』 のルートの散歩


呑み喰い。(笑)


その辺りも目的。


その落語『池田の猪買い』をご自身のブログにて紹介下さったのが、


文楽と聴覚障害に生きる』藤十郎さん


以前から一方的にお熱を上げさせていただいておりましたが、そして、大抵の場合、私がこう熱を上げるとうまく行かないことが多いのですが、今回はなんと、


お会い出来てしまったのですね~!!!


以前にNHKの番組を拝見していたのでお顔を(やはり一方的に)存じ上げておりましたが、実際お会いしましたら、想像に違わぬ、いえそれ以上に紳士的でユーモアに溢れた方でした。


浮かれ坊主と化した私を藤十郎さんはどうお感じになったか…。


翌日に学生さんの文楽人形の発表があるというお忙しいスケジュールの中、自分が藤十郎さんにお会いしてみたかった/とあるものをお借りしたかった、という我侭勝手を申し上げていたにも関わらず、嫌な顔ひとつなさらずお付き合い下さったのです。


いつも1人で行くと長い30分の休み時間が、今回はなんと短かったことか!!

短いながらも色々なお話をお伺い出来、ますます藤十郎さんファンになってしまいました。


幸せな気分で後半戦。

お席が違ったので帰りにはお会いできないかな?
と思っていたらば劇場出口でバッタリ。


再会を祈って、藤十郎さんはご帰宅の路へ、私はミナミの焼き鳥屋(笑)へと消えたのでした。



こういう風にお会い出来るのって本当に嬉しい。

ぜひ、これからも色々と教えて下さいね。

大阪に住んでいたら、公開講座などにも行けるのですが…。


藤十郎さんのブログは文楽への愛情はもちろん、知識とお人柄とに溢れていて大好きです


あ、告白しちゃった。(笑)


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心中天網島を観た

テーマ:

【 心中天網島 】



紙屋治兵衛。観てたらどんどん…


なんだこの男?


逆ギレ男か?

子供か?


「オレって罪なオトコ…」的勘違い男か?


と、腹が立ってきて、小春を足蹴にしたところでは思わず

「表へ出やがれ!」

とケンカを売りそうになってしまった。

とりあえずそれは留まったけど、ふと気がついたら悔しさに目に涙、口はとんがって頬っぺたはパンパン。

(お前もコドモや。)



阿呆は家に帰ってもやっぱり阿呆で、商売もせず泣き暮らす。

そんな阿呆の亭主を立てつつ、テキパキ働く女房おさん。

丁稚もたいがい阿呆だけれど、旦那は相当の大阿呆だっせ、とまたも心の中で毒づく。


治兵衛を諌めようと注進に来たおさんの母と孫右衛門の言葉が裏目に出て、滝のような涙を流す治兵衛。それが小春故の涙である事に気がつくおさん。

けれどもおさんは愛情を持って、理性を保ってこんこんと諭す。

女房の鑑や。


女同士の義理・夫の体面の為に、自ら金の仕度をし、自分は乳母なりと家を出る覚悟をみせる辺り、頭の良い女性の悲しさが辛い。

というか、それもバカや!(それまた治兵衛のせいやから…また悔しくなってきている…。)


舅五左衛門が怒りどなり込むのも当たり前。


女房の用意した金で遊女を請け出す事は、治兵衛の矜持には傷が付かないのか?

遊女を請け出して、女房の出た家に迎える事は世間体には問題がないのか?

その上おさんと離縁しないのは、おさんをかわいく思っているからなのか、請け出す金の為なのか、はたまた子供の為なのか、なんなんだ。

もし身勝手にも「おさんの為に」と考えて離縁しないのであれば、

「表へ出やがれ!」

(落ち着け落ち着け)


結局実家へと連れ戻されてしまうおさん。


治兵衛の頭には小春との心中しか無い。それに凝り固まっている。

たとえ兄の言葉を聞こうが、伜の姿を見て涙にくれようが、もうそれしかないのだ。

きっと小春も何かがおかしいと思いながらも、やはり情の深い女なのだろう、共に死ぬ事にしてしまっている。


せめて一つところで死ななかった事だけが、唯一おさんに義理を立てられた事か。

(でもそういう事は床本には書かれていないですよね。後の演出?)

ああ、それにしてもバカタレ共!!


またもどっと疲れた上に、笑っちゃう場面があった割にはずーっと怒っていた気がする。

眉間に皺が寄りまくりでした。


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これだけ物語りに入ってしまったのは、勘十郎さんの遣う治兵衛がリアルな軟弱さを見せてくれた事、和生さんの小春が(賢女であるから故の)寂しさを内包していた事、文吾さんの孫右衛門が分別のある承認の男であった事、のお陰だろうか。

何よりも女房おさんを色気もまだある、治兵衛には勿体無いほどの賢妻として魅せた簑助さん。

単なる愚痴ものでなく、口うるさい気ぜわしいおばさんには全く見えなかったので、余計に治兵衛の阿呆さに腹が立ったように思う。

あんな女房として良い女、なかなかおれへんで!って。



最前列ど真ん中で見てしまい、そちらに気を取られていたので、翌日曜日に改めて床を真正面に見据えていられる左脇席で観ていたが、床を観る面白さと、近松の本の出来について今度は想いを馳せました。



掛詞やら縁語やら、そこに地名もかけられて、(歌でいうなら)歌枕、それに枕詞も絡んでいて、すっごく複雑。

頭がついていかない!

その中でするっと「死」を予感させる詞を乗せたり、場面を次へと移したり、ウマイなと思う。

五七語調でないから語り難い、と住大夫さんは仰るし、確かにそうだろうと思うけれど、五七語で遣う用法を使って五七語に納まらない文章を書いたのって、ひょっとして凄いんじゃないかな?



近松嫌い」を公言する住大夫さんを聴けたのがとても嬉しい。

やっぱり住さんのお声は好き。

千歳さんも好きだけれど、紙屋内で嶋さんを聴いたらどんな思いがするのだろうか…。


清治さんの三味線も、結構寛治さんに負けずに好きです。


寛治さんよりも清治さんの音の方が、鋭さはないけれど音が深い気がする…。



これまた、いいものを観たのでした。

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本日年内のお稽古納め

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三味線。

先生が明後日からご出張の為、本日が年内のお稽古納め。


みっちり2時間ほどお話聞いたり見て頂いたり聴いて頂いたり、濃い内容のお稽古時間を過ごしてきた。

でも昨日お友達と「聞いておいてみて~」って話していた事を聞けなかった!スンマセン!


別のお友達に、出囃子の際の裃は、果たして自前で用意するのか貸付なのかどっちか聞いておいて、とも言われたのだけれど(笑)それも聞けなかった。ごめんね。


文楽は太夫さんが三味線さんの分も用意するのよ。

でも若手さんとか掛け合いやツレ弾きがある時とかってどうするんだろう??



5月からお稽古初めて、途中全然弾けなかった時も何度もあったけれど、どんどん面白くなってきている。

少しは弾けたりするから、見所聴き所も変わってきてて、歌舞伎もどんどんと寝る事が減っている。


どころか、文楽の三味線さんの弾き方にも目がいって、文楽の見方も変わって来ている。


初めて良かった。

今の先生につけて良かった。


まだまだ師匠と呼ばせていただけるようなものではないですが、心の中では師匠とお呼びしております。


師匠今年は本当に有難うございます。特に舞台の仕事があるお忙しい中をお時間いただき、感謝しきれません。

たとえ巡業や地方出張でお稽古の無い月があっても、まだまだ師匠に教えていただきたいです。


来年もどうぞよろしくお願い致します。



最後の最後でちょっと遅刻したのですが、その理由が


先生のお宅の近所の弁財天様でお参りしてからお稽古に向かう時に、石畳で躓いて大の字にコケたから


って言うのはナイショにしておいて下さいね!


↑ナイショじゃないやん。



紅葉狩を観た

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momiji


今朝の根津神社の紅葉。
ウォーキングの会のご老人方がたくさんいて、境内はごった返していたのが嘘のような静かさをたたえている。


私は三味線のお稽古帰りでした。(一応言っておく。)


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【 紅葉狩 】


寛治さんがやっぱり好きだ!!


土曜日に寛治さんとすれ違ったのに、何も出来なかった自分にほとほと呆れるほど、好きだ!


というわけで、1人興奮状態の紅葉狩。

寛治さんの世離れした佇まい、身体の一部分をから音を出しているような、自然さ。

一音の濁りのない正確さ。

鋭さ。深さ。


ほんまに好きだ~!!


そのお隣にいらっしゃったのは、手フェチにはたまらない(笑)、清志郎さんでした。

でっかい手だなあ。



更級姫(実は鬼女)の清之助さんがとても『お姫様』で、美しかったです。

仮名手本忠臣蔵の時は人形をいかつく感じてしまったが、今回は「いかつさ」でなく「深層の姫」っぽさを感じました。


うって変わって鬼女では、鬱憤を晴らすかのような豪快さ!

最後は木にまで登るのかっ!高い~怖い~!


着物も雲が渦巻いていて、木に登った後は背景に融けるかのようでステキでした。


伊賀越道中双六で鬱々と中に篭った気分が晴れるかの如くでした。

これで終わってくれて良かったわ~。

岡崎には知人がいます。
伊賀上野のモクモクの里という牧場では手作りソーセージ体験やらが出来ます。
伊賀豚のバーベキューや、手作りハムが超!美味。
↑話が違います!

【 岡崎の段 】
 

政右衛門が幸兵衛宅前で刀を隠しつつ、前後の捕手にじろりと寄り目を引くその迫力。
ゾゾっと背筋を冷たいものが走った気がした。

人物(not人形)の動きの少ない中で伝わる感情に揺さぶられたのがこの段。

離縁されても、一目生まれた男子を逢わせたいと夫の行方を尋ねるお谷。
仇を討つ為に、気付きながらも捨て置かざるを得ない政右衛門。
政右衛門の胸に堪える思いはいかばかり。煙草を刻む手が思わず止まったり、乱れたり…痛い。

その横で糸を紡ぐ老婆。
温かな家の中の、幸せな家族(に見える)の姿に比べ、門前のお谷が痛ましい。

その、時の止まったような、静けさ。
紋寿さんのお谷が憐れで不憫で切なかった。

子の命を助ける筈の、守り袋の書き付け、家の中への保護。

両親の愛が結果的に男親に命を奪わせる、その酷さ。


代価は、
師匠、義弟との再会と何より仇討ちの手掛かり。
間者の始末。関所を苦無く抜ける道案内。
そのお袖もまた潔ぎ良すぎて悔しい。

仮名手本忠臣蔵などに比べ(比べるものではないだろうが)、残酷なリアリティに溢れていて、
泣ける訳ではないが緊張感に支配されて息苦しさを覚えていたにも関わらず、
あっという間に終わってしまった気もする。
好きな話、とは言いにくいが、何度も見て理解を深めたい話だ。



【 伊賀上野敵討の段 】


仇討ちとは討つこと自体は勿論だが、何よりそこに至る経緯が全てだと思わせる程あっさりとした幕切れ。
討つ討たざるはうねりの収束点でしかないのだ。



忠臣蔵を例に出す迄もなく、「仇討ち」は武士の世界に巣喰う、得体の知れない異様なうねりだという気がする。


普段はナニがしかの影に分裂して潜んで見えないが、条件が揃えば瞬く間にアメーバの様に形を変えて、

近づいたものに同じく潜んでいるソレとくっついて侵食する。


気が付くと渦中にいるのだが、粘つくそれに絡まれて、それの向かう方に行く以外術がない。

ありていに言えば運命の一つの形なのだが、運命の一言で片付けられないほど、人の思惑が入り組んで混ざって濁っていく。


お谷もお袖もその中では端っこにいて、多少身動きは取りにくくなるかも知れないが、逃げようと思えば逃げられたはず。

だが、また別の「情愛」といううねりが別方向で女たちを絡めとっていて混ざり合い、

一層大きくなるうねりの中に自ら足を踏み入れてしまう事になる。


つくづくも目に見えない力の存在に打ちのめされてしまうのが「仇討ち」なのだ。


そんな事をつらつら考えて、敵討が見事果たされる大団円の幕引きの筈なのに、絶望的な気分を勝手に味わっていた。

そしてぐったり疲れた。(笑)
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人形か床のどちらかだけが良くても、多分こんなにはまり込まなかっただと思う。
三輪さん清志郎さん
英さん宗助さん
綱さん清二郎さん
十九さん富助さん
という並びは私に合っていたのかな。
でも、切り場、お一人で語っていただく事はできないのかな?なんだか短くて、勿体ない…
そしたらどちらかが聞けないのか。それも嫌だな…

玉女さんの政右衛門の大きさと、紋寿さんの憐れなお谷、文雀さんの幸兵衛の人格の深さが印象に今も残る。



いい演目でした。
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うぬぬ、自宅PCがない上に、今週は仕事で外出してる時間が多く、移動中に携帯でアップでのブログ生活で、余りに長いものはHotmailに送って編集してから上げようと思ってたのに、Windows LIVEに入れない!!

しょっちゅうあるのだ。何故?!

いらいらしそうなこんな時は、チロル新作に癒されよう(笑)

ミルク大福、きなこ餅並の出来か?!
(買ったものの、未食)
Maya〓
伊達さんにすっかり持って行かれたが、人形もバッチリ見える、2列目、床近く。

竹薮。
政右衛門登場。あれが「文、でなく又(モデルにした又右衛門)にしたらよろしいのに」と山川静男さんのおっしゃった、そして「せ、でも…」と『バリバリかしまし娘』さんで藤十郎さんがおっしゃって下さっていた(笑)前掛けね。あれは何故つけているんだろう?

大きな人形。
あれをじっと座らせて、煙草切らせる為に前屈みにさせて(主遣いが胸で支えるつっかえ棒使えない)…玉男さんの藝談でもあったけど、重労働だわ。

ちなみに足遣いは玉勢さんだそうで♪

この段で政右衛門の無類の強さを見せ、岡崎のくだりへと続くのですね。
玉女さんがどっしり人形の大きさに負けない大きさを見せてくれてると思いました。
相子さんも朗々と響かせてたと思います。

岡崎以降はまた次回~。
携帯を外で打つには寒い時期になってて、進まない…
Maya〓
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19日(日)11時開演。

・伊賀越道中双六 藤川新関の段 引抜き 団子売


この段だけ先に書いた理由…ともかく
伊達さんラブ!!(携帯で文字がでかく出来なくて残念デス!)
と叫びたかったという。(笑)

伊賀越/特に岡崎はキツイらしい、けど「団子売」って…歌舞伎舞踊でもある、アレ?ひょうきんな?
と2つが結び付かなかったが、見たらココだけでももう一度観たくて仕方がなくなった。
色男の志津馬も看板娘のお袖も、助平の愛嬌には敵いません!
伊達さんがピッタリピッタリ!絶妙っ
だらし無くて身勝手でまさしく助平なんだけど、憎めない、おバカな奴だ。
『お袖が傍にぐにやぐにやとなり』からお茶尽くし、なんてまぁ爆笑。
ぐにゃぐにゃって、聴いてるこっちが骨抜きにされたよ。
『ぐにゃぐにゃ』とか、仮名手本忠臣蔵の『鮒侍』『ぴりぴり』とか、その時の床の声と音と物語と、舞台と自分とが一度に思い起こせる。
伊達さんのお人柄が役に滲んで血が通うのか…
10月末の素浄瑠璃会でも、全く知らない話であったが引き込まれて泣けたのだが、素浄瑠璃で泣かせる、とはやはり上手いのでしょうね。笑う間がある。怒る間がある。
ハラのある話もチャリも聴かせてくれるなんて…

大好きだあ~(#´~`#)

て訳で、伊達さんに完全に私の心は奪われたのだが(前からか)、勘緑さんが主遣いだった事も肉を付けていたように思う。


団子売は元が清元、それを人形浄瑠璃に移して更に歌舞伎の竹本に取り込んだ、と聞いたのだがホントかな?

こういう場の転換て楽しい。
はっと気分が入れ代わり、杵と臼の夫婦が登場。
最近、お福首が可愛く見えます(笑)
ひょっとこ首があったらそれもまた面白そうなのになあ

そんな団子売に夢中な助平の隙を狙い通行手形をまんまとせしめて、お互いをも騙し合う男女は去って行くのだった。

…仇討ちって、こう、やってる事だけさらさら書くと、身勝手だしかなり非道で人非人だ…

Maya〓
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一日文楽の贅沢な日の〆に、以前に「文楽と聴覚障害に生きる」で藤十郎さんがご紹介されていた、落語の「池田の猪買い」な丼池筋から橋を3つ渡るルートを歩いてます。
昼間に今度は通るんだ!

写真、なんか出そうにしか写らない…

Maya〓