股ずれは、歩いている時や走っている時などに、太腿の内側や陰部の周辺の皮膚同士が接触して、擦れ合う事によって起こる摩耗性の皮膚炎です。

皮膚が擦り切れて傷ができる場合や、ズボンやパンツが摩擦によって破れてしまう場合などがあります。

筋肉質で太腿や臀部の筋肉が発達していたり、肥満体型で足周りに皮下脂肪が多く付いていると、股ずれが起こりやすくなります。

また、汗をかいた際には、皮膚の摩擦抵抗が大きくなる事や、皮膚がふやけて弱くなるために、皮膚の皮がめくれたり、赤く腫れるなどの異常が生じやすくなります。

そのため、汗を多く掻きやすい夏場や、サッカーやバスケットボールなどの長時間走り続けるスポーツに多く見られる傾向にあります。
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股ずれは、太腿や陰部の皮膚同士が擦れ合う事によって起こりますので、肌への密着性の高い下着を身に着けて、皮膚同士が擦れ合わないようにする事で、改善できる場合があります。

また、汗を大量に掻いた際には、鼠径部や内腿などの股下の皮膚と、下着やズボンなどの衣類との摩擦抵抗が大きくなりますので、皮膚同士が接触していなくても、衣類との摩擦が起こる事で股ずれが生じる場合があります。

そのため、普段から通気性が良く、吸水性の高い下着を身に着けておく事が大切です。

肥満体型ではなくても、運動不足や食べ過ぎなどから、太腿や骨盤周りに皮下脂肪が多く付いていると思われる場合には、ランニングやウォーキングなど、下半身の筋肉を鍛える運動を定期的に行ったり、暴飲暴食を控えたり、糖質制限を心がけて、下半身のダイエットを心がける事で、股ずれが治まる場合もあります。
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股ずれが起こりやすく、その痛みがとても気になる事が多い状況には、長時間のマラソンレースや、アップダウンの激しいコースを走るトレイルランニングなど、大量の汗を掻いた状態で太腿が頻繁に擦れやすい、走る競技中において多く見られる傾向にあります。

また、走っている最中は、腕振りを何度も繰り返すために、股ずれの他にも脇ずれを起こす場合があります。

このような競技中は、皮膚同士が擦れていても、途中で休憩をしてテーピングをしたり、絆創膏を貼る事ができませんので、皮膚の擦れが繰り返される事で、次第に皮膚のめくれや傷がひどくなっていきます。

そして、傷口から出血を起こしたり、浸出液が出てじゅくじゅくした状態になる事があります。

そのため、痛みも徐々に強くなるため、集中力が乱されてしまい、疲労感を感じやすくなってしまいます。

このような競技中の股ずれや脇ずれを防ぐには、事前に擦れやすい部位にワセリンなどの保湿剤を大量に塗っておいたり、粘着力の強いテーピングで皮膚を事前に補強しておく事が有効です。

また、体へのフィット性の高いシャツや下着を身に着けておく事も、股ずれや脇ずれを予防する効果があります。
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股ずれの兆候と辛い症状

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太腿や陰部の皮膚が擦れてめくれたり、皮膚が赤く腫れていなくても、下着やズボンの同じ所がいつも擦り切れて薄くなったり、破れてしまう場合には、自分では気が付かないうちに、股ずれを起こしている可能性があります。

そのため、汗を大量に掻いた時や、何度も繰り返し股下の皮膚が擦れた場合には、皮膚が赤く腫れたり、傷ができるようになる恐れがあります。

股ずれは、ひどくなると歩くのも辛く感じる程の痛みが生じるようになったり、お風呂に入るたびにヒリヒリとした傷の痛みに悩まされるようになりますが、何度も繰り返し擦れるために、一度起こるとなかなか治りにくく、治るまでに時間が掛かる場合が多いため、とてもやっかいなものです。

股ずれは、下着が体型に合っていなかったり、ボディーラインにぴったりとフィットしていないと起こりやすくなるため、トランクスよりはボクサーパンツの方が予防しやすいと言われています。

また、汗蒸れによって皮膚がふやけて弱くなる事も、股ずれ特有の皮膚のめくれや擦り傷が生じやすくなりますので、通気性が良く、放湿性の高い下着を身に着けた方が、股ずれを予防しやすくなります。

股ずれといんきんたむし

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皮膚同士が擦れ合う事によって起こる皮膚炎は、医学的には間擦疹(かんさつしん)と呼ばれています。

股下に生じた間擦疹は、股ずれと称して呼ばれる事が多く、皮膚が赤く腫れたり、擦り傷ができるなどの症状が見られるようになります。

また、皮膚の同じ所が何度も擦れて傷付くために、傷や色素沈着の痕が残ってしまう場合があります。

そして、弱くなった皮膚に細菌やカビなどが感染しやすくなったり、何度も再発を繰り返して、皮膚の肥厚が生じる事もあります。

いんきんたむしは、陰部の周囲の皮膚に、水虫と同じ原因菌である白癬菌が感染する事によって起こる皮膚炎です。

白癬菌は、カビの仲間ですので、高温多湿のじめじめした環境を好み、角質層などに含まれているケラチンと呼ばれるタンパク質を栄養源にして繁殖する性質があります。

そのため、股ずれを起こして皮膚が弱くなっていたり、汗で蒸れた状態になっていると、白癬菌が角質層に定着しやすくなり、皮膚に強い痒みが生じるようになったり、赤くかぶれたような状態になる事があります。

他にも、皮膚にはカンジダ菌や癜風菌などの様々な常在菌が存在しており、股ずれによって皮膚が傷付いて弱くなると、それらの菌に感染しやすくなります。

そのような感染症を防ぐためにも、下着は股ずれを起こしにくいフィット感のある物を身に付けて、陰部は普段からを清潔に保っておく事が大切です。
股ずれを防ぐには、少しだけサイズが小さい下着を身に着けて、太腿や臀部を強制的に引き締めたり、肌へのフィット性を高める事も対策の一つです。

また、下着を2枚重ねて穿くようにして、皮膚の摩擦や擦れなどの刺激から保護する事も、股ずれを起こしにくくする有効な方法です。

下着の素材は、化学繊維などのスベスベした肌触りの方が、摩擦抵抗が少なくなりますので、股ずれが起こりにくく、ズボンや下着も痛めにくくなり、破れや擦り切れが起こりにくくなります。

男性の精巣は熱に弱い性質があるため、陰嚢から汗を出して精巣を冷やそうとする働きがありますので、どうしても陰部が汗でベタついたり、蒸れやすくなりがちです。

また、陰部が皮膚接触を起こす事も、皮膚の温度が高くなるため、発汗が促されるようになります。

そのため、男性の陰部は汗で蒸れやすく、普段から股ずれが起こりやすい傾向にあります。

また、陰部が汗で汚ていると、雑菌が繁殖して皮膚の痒みが起こるため、何度も引っ掻いているうちに皮膚が傷付いてしまう場合があります。

スポーツやトレーニングの際には、大量に汗を掻きますが、夏場は何もしていなくても、大量に汗を掻いて下着が蒸れてきますので、皮膚の摩擦抵抗が大きくなり、股ずれが起こりやすくなります。

そのような汗蒸れによる股ずれを防ぐには、通気性が良く、肌接触を起こしにくい下着を身に着ける事が有効です。