プレゼント、つながりました!前編 | きっずれたーto南相馬市

きっずれたーto南相馬市

南相馬市にお住まいの方へお手紙とプチプレゼントを贈りませんか?

お年寄りさんたちがほっこりするような
ぽっと笑顔うまれるような
こころがあったかくなるような

そんなお手紙とプレゼント、お待ちしています。

うーん、ちょっと遅れちゃったけど
メリークリスマース\(^o^)/

お元気ですか~?
ごはん食べたあ?


12月22日~24日、南相馬市にて、
みなさんが丹精こめて作ってくださった
クリスマスカードとプレゼントを
一軒一軒、おひとりおひとり、お渡ししてきました。


出会いとご縁の塊のような3日間でした。

前回出会った方に再会し

新たにたくさんの方と出会いました。

今回参加・協力してくれたサンタ仲間にも。

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それ以前には、プレゼントを作ってくださった皆さんと出会っていますね。

そのおひとりおひとりに、たくさんたくさんたくさん助けられました。

助けられ、迷惑をかけ、助けられ助けられ助けられ…(;^_^A


ひたすら勉強ばかりの3日間。

企画自体の改善点、反省点の勉強も山ほどですが、

人間としても、一分一秒、学びの連続でした。


ただ、ただ、感謝。
ひたすら感謝です。


何よりも先に「ありがとう」をお伝えしたく
最初に書かせて頂きましたm(__)m


ありがとう(◡‿◡*)


さてさて、向こうでの様子です。


12月22日の朝。

いつもお世話になっている地元ボランティアの長(おさ)
ビジネスホテル六角の大留さんのもとへ行くと
たくさんのプレゼントが山と積まれていました!

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これは12/21までに届いたもの。
(奥に見えるのもだよ。)

中身確認の為に、うちを経由したもの
わたしが自分で作ったもの
南相馬に直接届いたもの。

初めて届いた、第一号のプレゼントや

深夜、コンビニへえっちらおっちら運んでいった、思い出深いものも。

懐かしいなあ。
ちゃーんと届いてるよ。

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こちらは12/22、長沼仮設住宅へ行ってる間に届いたもの。

すごい!初日と同じくらいです。


まずはプレゼント運び。

大留さんたちに手伝って頂き
全て長沼仮設住宅の集会所へ。

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集会所にて、子供用と大人用にだけ分けつつ数を数えます。

おひとりにいくつお渡しできるか
どれくらいの余裕があるのかを把握。

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12月23日までに届いたプレゼントは
860個になりました!

小池長沼にお住まいの方は約400人。
倍以上の数です。

みなさま、本当に感謝m(_ _ )m

数え終わったところで、内容が偏らないよう
ひとつのダンボールにいろんな方のプレゼントを混ぜ混ぜ。
お借りした一輪車に乗せて

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いよいよ、サンタ出動~。

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お子さん向けを袋に入れ
大人向けと分けています。

皆さんの贈り物はありますか?

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前回、地元ボランティアさんに
「お年よりは玄関の段差が大変だから窓から行くのよ」
と教わりました。

てなわけで縁側のある窓からコンコン。

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1軒訪問して、すぐに実感したこと。


「わたしたちは、お話をしに来たんだなあ。」


お手紙を渡すきっかけにしたかったプレゼント。
それをお渡しするときの会話が、どんなに大事か。

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編み物大好きなおばあちゃん。
「これいいでしょ?」

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「お芋さん食べる~?」
たくさんいただいちゃいました。

このおばあちゃんとは30分くらいお話しちゃいました。

寒い中ごめんね。



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何人ものおばあちゃんにお茶に招かれ

お宅にあげて頂いたサンタ仲間も多かったです。


中には、「うちにあげるの初めて」
というおばあちゃんもいらっしゃったとのこと。



外から来た私たちをあげてくれて、本当にありがとう。



サンタ仲間の感想より。

「5ヶ月間の漁師生活で海から戻ってきたばかりの男性。

この方は『プレゼントは他のかたにあげて』と言われ
もらってはいただけませんでしたが

始め不機嫌な顔だったのが

私のサンタ姿で和まれたのか

素敵な笑顔になられてお話をしてくださったのが印象的で

笑顔を見せて話をしてくれたことが嬉しかったです。」



たしかに、サンタ姿でうろうろするだけで

皆さん笑ってくださいました。

心の敷居を、サンタ服が少し下げてくれたのかも。

クリスマスの魔法ですね。




1日も経たないうちに

わたしたちのうわさはすぐに広まっていました。

わざわざ集会所に来てくださる方もいらっしゃいました。




「ひげのないサンタが来たって聞いたよお。」




プレゼントとお手紙がなくなっちゃった3日目。

集会所でラッピングとお手紙書きをしていたら

来てくれたおばあちゃんが

「いいところ見ちゃったあ」としばらく眺められてました。

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不慣れでよちよち歩きのサンタでしたが・・・



後からお手紙を読んでくださったとき

少しでも「ふふ」と思い出してくださったら・・・と思います。



また行きますけどね、すぐに( ´艸`)



夜、サンタ仲間たちと大留さんとで、楽しくいろんなお話をしました。

震災のお話だけでなく、人生についてや、本当にいろんなことを。
涙あり笑いありの夜になりました。

その中のひとつ、
仮設にお住まいの方についてのお話。

仮設にお住まいの9割の方が
安定剤や睡眠薬を飲まれていることについて。



「あそこに住んでる人は2人に1人は家族亡くしてるんだよ。

訪ねて行って『こんにちは』って言ったら
そら元気に『こんにちは』って返すけどね。

辛いことは言わないよ。

ただね、外の人がちょくちょくやってきてお話して

そういう刺激が少しづつ溜まっていったら

だんだん傷がふさがって癒えていくかもしれないなあ。」



プレゼントのお渡しが終了し、集会所のお掃除をして

小池長沼を後にしようとしたとき。


わたしたちが車に空きダンボールなどを乗せているのを

家の中からじーっと見ているおばあちゃんがいました。


「あのおばあちゃん、プレゼント欲しいのかなあ。」


車を発進しはじめた瞬間、

おばあちゃんは両手をあげて、大きく振り始めました。

見えなくなるまで、いつまでもいつまでも振ってくれました。


これが終わりじゃないよ。

今回はご挨拶。

次は、もっともっとお話しましょう。


また来るよ。近いうちに。

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この言葉に尽きます。ほんとうに。



最後になりましたが、重ね重ね。

みなさま、よちよち歩きのこの企画に
ご協力、ご参加くださって
ほん!とう!に!ありがとうございました。


お手紙のお渡しは次回、4月頃を考えています。

今後はもっとお手紙をメインにし

ささやかなおまけをつける予定。


お子様方、大人の方々も、忙しい日々の中で

おばあちゃんおじいちゃん、子供たち、今頃何やってるかなあと

ふと思い出したらその時に、お手紙を書いてもらえると嬉しいです。


そのお手紙が、つながります。

つながりが、希望になります。


一緒に希望を作りましょ。


皆々様、拙い企画・運営者ではございますが
どうか今後ともよろしくお願いいたします。


多謝。


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わたしももらったよヾ(@^▽^@)ノプレゼント