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2009-11-18 18:37:09

「戦略と戦術」新天地での展開

テーマ:戦略と戦術

先回の「戦略と戦術」で、今年4月時点での、私、マッツンのリストラに対する対処法は決まっていたとお伝えしました。



「それは、ひとつはオルゴール(主導権)を自分自身が握ること、それができない場合は、別の場所へ自分が移っていくというものでした。その結果、私、マッツンは後者である出向を選びました」


それは、私にリストラを迫る環境から抜け出すしか、状況を打開できないと考えていたからです。あわせて、新天地での新たな展開を期待したということもあります。


以前にも記事に書いたことですが、私自身はもともとLSIの設計という半導体製品の開発に長年携わってきました。ただ、7~8年前の転職時に、LSIの設計そのものからは離れてしまっていました。 ところが今回の出向先は昔慣れ親しんだLSI設計を主業務とする会社だったのです。


半導体は技術的な進歩が著しい業界ですので、いまさら現役の設計者として仕事をすることを期待されていたわけではありませんし、私自身もそういった業務をするつもりもありませんでした。私自身に期待されていたのは、この7~8年のうちに培ってきた、新しい設計手法ができる組織の構築と人材の育成だったのです。



これまでの「戦略と戦術」は、リストラの手法やその対処法を中心にお伝えしてきましたが、これからは出向後の新天地での、私、マッツンの経験を中心にお話ししていきたいと思います。


それは、いま現在、リストラに直面している方々には、解答にはならない記事になるかもしれません。ただ、リストラになりかけた私の新天地での経験は、読者のみなさんの今後に、何がしかのお役に立つのではと考えてお伝えするしだいです。


それは言葉を代えると、いまはつらい思いをするかもしれませんが、ご自身が持つ経験を生かすことで新たな局面は切り開かれていくということでもあります。


私の昔の上司がとても良い言葉を教えてくれていました。

「人生に無駄な経験などひとつもない」


次回以降の「戦略と戦術」のテーマは、ずばり「台湾半導体業界」と「設計サービス」をメインにお話ししたいと思います。

それがこの半年間の私、マッツンの経験です。


【お詫び】

以前、お知らせしたU-TubeURLがブログに掲載後、日本からアクセス不能となってしまいました。

著作権の問題のようですが、この2年間ほど、アクセスに問題のなかったURLが使えなくなりましたことをお詫びいたします。

ご容赦ください。

2009-11-10 08:16:43

「戦略と戦術」 ひとつめのオルゴール~夕陽のガンマンより

テーマ:戦略と戦術

先回、「もうひとつのオルゴール 」という題で、ある西部劇のお話をしました。


ブログの中で紹介したU-Tubeの動画だけでは、どんなお話かもわからないので、今日は少しその映画のストーリーについてお伝えしたいと思います。



映画の中に出てくるオルゴール、正確にはオルゴールつきの時計なのですが、これは初老のガンマン「リーバン・クリーフ」の妹が結婚の日に相手の男性とふたりでそれぞれの写真を入れてペンダント代わりに持つといった、ある意味、結婚指輪の代わりのようなものでした。



その妹が、婚礼の夜、敵役のアウトロー「ジャン・マリア・ボロンテ」に新郎ともども殺され、新郎の時計をボロンテが持ち去るのでした。

ストーリーの中で、ボロンテは事あるごとにオルゴールを鳴らし、不利な状況にある相手に決闘を挑み、相手を撃ち殺していくのです。そのたびに、もうひとつの時計の持ち主、自らが殺した女性のことを思い出すのでした。


賞金首であると同時に、妹の仇であるアウトローを追い求める初老のガンマン。それが、いろいろないきさつがありながら、名無しのガンマン「クリント・イーストウッド」と手を組みます。

そして、ご紹介した「最後の決闘シーン」へとつながっていくのです。



そのあとは、先回ご紹介したとおりですが、この決闘シーンで非常に面白い事象が描かれています。



つまり、相手が握るオルゴールの鳴り響く間に、無理な体勢からでも、銃を取りに行くかどうかの判断をくださなければならないということです。

生き残る可能性はゼロではありません。

でも、それはオルゴールを握る相手のそれに比べれば、はるかに低いものでした。



ひとつめのオルゴール。それが鳴り響いている間は、自身の生存率は敵のそれに比べて圧倒的に不利な状況なのです。
これは、みなさん(「戦略と戦術」の読者としての)が遭遇している、リストラという状況によく似てはいないでしょうか。



オルゴールは戦争で言う「制空権」とか、「制海権」に似ています。その場を取り仕切る、ひとつの大きな力なのです。


つまり、オルゴールを相手が持っている限り、こちらに勝ち目はありません。

それは取りも直さず、オルゴールは、自分自身が持つ必要があるということでした。




実は、今年の初め、ブログの連載を休止したとき、私、マッツンのリストラに対する対処法は決まっていました。

それは、ひとつはオルゴール(主導権)を自分自身が握ること、それができない場合は、別の場所へ自分が移っていくというものでした。

その結果、私、マッツンは後者である出向を選びました。



仮に、何らかの幸運があって、逆転の主導権を握れたとしても、私自身は次の場所へ移っていくための作業は止めなかったと思います。

一度、会社に目をつけられた人間は、早晩、同じ目に逢うことは当然のように予測されるからです。



さて、この映画のエンディングにはもう少し先があります。


狙った賞金首に一人だけ助かった人間がいたのです。

その男は「名無しのガンマン」を狙い、後ろから引き金を引こうとするのですが、逆にそれを察知したイーストウッド(名無しのガンマン)にやられてしまうのでした。


銃声を聞いたオールド・マン(リーバン・クリーフ)が若いガンマン(イーストウッド)に問いかけます。

Any trouble, boy ?(どうかしたかい、ぼうや?)」


それに答えるイーストウッドです。

No, old man .(いいや、じいさん)

Trouble isnt trouble with my aiding.(自分で手当てができるトラブルはトラブルじゃない)」

So, all right now.(だから、いまは何の問題もない)

それを聞いて、笑いながら去っていく初老のガンマン、リーバン・クリーフでした。



More Ending of 「夕陽のガンマン」


http://www.youtube.com/watch?v=KBdBCTvK5zM&NR=1






































2009-10-30 08:49:21

「もうひとつのオルゴール」~夕陽のガンマンより

テーマ:戦略と戦術

いま、横浜に住んでいます。
5階のマンションの自室からは、壁面をミラーガラスで覆われた大きなオフィス・ビル群が見えています。そこが私、マッツンの現在の勤務先なのです。

実は、今年の初めにブログを休刊させていただいたあと、出向という形で関連会社の本社へ単身赴任してきました。早いもので、5月に赴任し、ちょうど半年がたとうとしています。

一部の賢明なる読者の方々には、すでにご推察いただいているとおり、「戦略と戦術」の記事内容は私、マッツンの実際の経験に基づいたものです。

事実、労働局に出向いたこともあり、まさにその渦中にあったということも確かなのです。

「ブログ」を見に来ていただく方々の検索ルートを見ても、「リストラ」関連のキーワードでおいでいただく方も多数いらっしゃいます。 そのため、はやく次の記事を掲載したいと考えていた反面、私の経験がみなさまのお役に立てるかどうかは、少し結果が出てからにした方がよいのでは、という考えもありました。

そのため、正直なところ、記事が書けなくなっていたのも事実なのです。
それは、不確かな情報を掲載し、それで読者のみなさまに迷惑をかけてはいけないという思いでもありました。


ことのいきさつはどうあれ、大分の元の会社では仕事を干され、昨年の12月以降は上司とコミュニケーションを取ろうとしても、一向に相手にされない状況が続いていました。
人事部の部長さんにも直接相談もしましたが、会社の大きな方向性の中では決定的な助けにならないというのも事実でした。

そんなとき、かねてより親交のあった関連会社の部長さんから「新規の分野の事業を手伝ってほしい」というオファーがあったのです。
もうこれで終わりかと思ったそのときに、もう一度チャンスがやってきたのでした。


昔観た映画に「夕陽のガンマン」というのがあります。
映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネとマカロニ・ウェスタン(イタリア製西部劇)の巨人セルジオ・レオーネ監督がコンビを組んで世に送り出した2作目の西部劇です。
その最後の決闘シーンが、思い出に残る名画でした。

一度終わりかけた初老のガンマン(リーバン・クリーフ)の運命。
それが、名無しのガンマン(クリント・イーストウッド)の「もう一つのオルゴール」のおかげで、復活のチャンスを手にするというものでした。

「夕陽のガンマン」より、


http://www.youtube.com/watch?v=jMqDF-v6Imw&NR=1

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