新型インフルエンザ2
テーマ:新型インフルエンザ先々週、三男のノリオが新型インフルエンザにかかったのをきっかけに、二男のテルオにも感染してしまい、翌日、学校で気分が悪くなったテルオは、大分のK中学から別府の自宅まで、タクシーで帰ってきました。
数日後、テルオたちのクラスの数人がインフルエンザを発症し、テルオの病状回復とはうらはらに、クラスは学級閉鎖になってしまいました。
そんな中、長男のヨシオはというと、家の中にふたりもインフルエンザの患者がいたにもかかわらず、平然と毎日学校へ通っていました。
「おれはあのふたりには近づかんけん」
テルオとヨシオが隔離されている部屋には、子供たちが専用で使っているパソコンがあるのですが、ヨシオはパソコンを使うこともやめていました。
「おれの中では、パソコンは壊れて2週間は使えんのよ」
と言っていたそうです。
ただ、学級閉鎖のクラスが増えていく中、学校側では今回のインフルエンザについては別の見方をしていたようです。
「高校2年生のいまのうちにインフルエンザになって、新型に対する免疫をつくっておいた方がいいぞ。来年の入試の頃にかかると大変やからな」
ヨシオのクラスでは、担任の先生がクラスのみんなにそんなことをいっていたといいます。
ところで、K中学は隣接する大分T高校からわかれて設立された関係上、中学の先生方が高校の特定教科を教えるといったことがよくあります。
そのため、テルオのクラス担任の先生もヨシオたちの選択教科のひとつを受け持っており、ヨシオはその教科を受験科目に選んでいるのでした。
テルオの先生はヨシオが兄であることも知っていたので、
「いっしょにインフルエンザになっておけばよかったのに」
とヨシオに言ったそうです。
今年感染していたからといって、来年のインフルエンザに免疫があるかどうかはわかりません。ただ、来年の秋口から冬にかけて新型インフルエンザに初めてかかるよりははるかに安心であることは間違いありません。
私も妻も、ヨシオの家の中での徹底した予防には感心していましたが、反面、「今回インフルエンザになっておけば」という思いがあったのも確かでした。
数日後、自宅に電話をしたとき、出てきたテルオに、
「どうかい、みんな元気かい」となにげなく尋ねると、
「みんな元気で。ひとりを除いて・・・」と含み笑いをしながらいいました。
「兄ちゃんがインフルエンザになった」
その日、みんなを送り出したあと、妻が家で掃除をしていると、とつぜんヨシオがタクシーに乗って帰ってきたそうです。
熱を計ると37度を少し超えたところでしたが、小さいころから熱に弱いヨシオにとっては高熱だったのでしょう。それに先日テルオがやはりタクシーで帰ってきたこともあり、どのくらいの金額で帰れるかもわかっていたので、ためらいもなく学校を早退してきたのでした。
病院へ行くと新型インフルエンザということになり、薬をもらって家で隔離されることになりました。
下のふたりはすっかり完治しており、逆にいまさらうつることもないので、ヨシオとは普通に接していました。
早めにリレンザを投与したせいか、ヨシオはふたりほど高熱が出ることもなく、翌日からは普通に生活していたようです。
ただ、ヨシオが早退した次の日から、ヨシオたちのクラスも学級閉鎖になったのでした。
ヨシオの話によると、いつもマスクをしていた生徒がその日はマスクをすることもなく、咳き込みながらも授業を受けていたそうです。
家ではうつることのなかったヨシオも、学校でうつされたのは間違いないようでした。
同じテーマの最新記事
- 新型インフルエンザ 11月01日





