Perservation

中国でもっとも驚異的な謎は何かと問われれば、「軑侯利蒼(たいこうりそう)夫人のミイラ」と答えたい。

このミイラは、内臓が完全に残っており、筋肉が張りを残していた。エジプトのミイラなどはこれと比べたら粗悪なものだ。腐敗を防ぐため内臓をとりだしてあるのだから。

しかも発見された場所は、湖南省長沙市近郊の馬王堆墳墓。湖南省は日本の太平洋側同様高温多湿な夏がある。それでも内臓を摘出していないミイラが紀元前168年以来約2千年間腐敗しなかったのだ。これはすごい。

そのミイラは黄色い液体の中に浸されていた。その液体の成分はまだ分析されていないそうだ。

ハウスドルフとクラッサの本には写真が載っている。

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プロフィールの写真は、四川省にある三星堆遺跡出土の仮面。

これも、ハウスドルフとクラッサの本に載っている。もちろん彼らは「宇宙人はこんな顔?」というノリで書いている。両目が飛び出ているのが特徴になっており、その特徴ゆえに「縦目仮面」と呼ばれている。

三星堆は今から3千~5千年前(?)の遺跡。黄河文明との関係が取り沙汰されて入るが、よくわかっていない。

記憶が正しければ、週刊ポストにグラハム・ハンコックの書いた記事が載ったことがあり、「三星堆のピラミッド」について述べていた。
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Circles

ハウスドルフとクラッサは、他にも色々な事象について書いている。トンでも本ではあるのだが、仔細に読むとなかなか微妙な線をついていて面白い指摘にはなっている。

北京の天壇は明・清代の皇帝が天を祀る儀式を行った場所だが、彼らは「天壇はミステリー・サークルだ」と主張したいらしい。

確かに、ミステリー・サークルの中には天壇とよく似た平面図をしているものがある。

こんな感じだろうか。












天壇の場合、二重丸のところには断面が円筒形をした建物が建っている。真ん中の一重丸のところには建物はなく、平らな台があって、そこで天を祀る儀式を行う。

宇宙人がいてくれると、彼らを天帝だと定義できるから、ひょっとして儒教を理解しやすいのかもしれないが。(爆)

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Pyramids

衝動買いした本は... びっくりモノだった。

「中国 衝撃の古代遺跡を追う」(ハルトヴィヒ・ハウスドルフ&ペーター・クラッサ著、畔上司訳、文藝春秋刊、1996年)

この本はいわゆる「トンでも本」だ。「古代のシナに宇宙人がやってきた云々」と述べている。「3分の2は矢追純一、残りはグラハム・ハンコック」のノリだといえば分かりやすいかもしれない。買った後で読み込んでみて、しまったと思った。

この本の表紙カバーにカラー写真が載っている。見える範囲内でも古代の墳墓が9基数えられる。

ハウスドルフ&クラッサによると、この写真は西安近郊の咸陽空港から西安市に行く途中の高速道路上で車を止めて撮影したものらしい。

その道、まっと自身も通ったことがある。走りながら麦畑の向こうに黄土色の丘のようなものが見えた記憶が確かにある。記憶に残っているくらいだから、何となく古墳に似たイメージを覚えたのに違いない。実際、日本にも「方墳」がある。

「そうか... あの場所か...」

もう一度行ってみたいものだ。

ハウスドルフとクラッサは、これら古代の帝王の墳墓を「ピラミッド」と呼んでいる。確かに形状はそっくりだ。ピラミッドと聞いて思い出すエジプトのピラミッドとは異なり、例えばメキシコ・テオティワカンのピラミッドのような頂上の平らなピラミッドとよく似た形状だ。

エジプトやメキシコと関係があるのだろうか...?