内閣改造後

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8月27日(月)に内閣改造だそうだが、mattとしては今回はとても注目だ。

閣僚よりも、そして(来年3月交代の)日本銀行総裁人事よりも、日本政策投資銀行総裁と国民生活金融公庫総裁の人事に注目している。

それは、安倍内閣は小泉内閣以来の「官僚機構の権限縮小+経済活動自由化」路線を継続しようとしている、と考えているからだ。

今月話題になった防衛省事務次官人事も、2002年7月22日に小泉首相が事務次官会議で述べたこと(事務次官人事は今後官邸が行う、という発言)をそのまま実行していると言うことに過ぎない、としか見えない。

メディアは理解してか理解せずしてか色々言っているが、「官僚機構から裁量権を剥ぎ取る」過程が着実に進められている、というのがmattの解釈だ。

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原発

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この見解には反論が多いかもしれない。

柏崎原発の火災と破損について批判がかまびすしいが、mattから見ると、耐震設計が見事に機能しているようにしか見えない。

日本海の海底に顔を出している断層が陸地の下まで伸びていることがこれまでわかっていなかったのは、確かに不安ではある。

しかしだ。

活断層のずれによる直下型地震の直撃を受けて「想定以上の揺れ」に合っても、重大な放射線漏出が起こらなかったのは、特筆していいと考える。

個人的な意見だが、長期的に見ると、日本の原子力産業に対する高い評価につながる可能性があるのではないかと思う。
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自分で自分を崩壊させる?

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1979年に鄧小平が政権を執って以来、中共政権は「四つの堅持」を掲げている。

「四つの堅持」の内容については、昨年の4月にこういう投稿をした。
http://ameblo.jp/mattmicky/entry-10001176110.html#cbox

一つ目が不正確なので、ここで書き直しておこう。

「四つの堅持」とは、

一、マルクス・レーニン主義と毛沢東思想の堅持

二、社会主義の堅持

三、人民民主主義独裁の堅持

四、共産党の指導の堅持

のことだ。

この4つ、それぞれがどういう定義なのか、またそれぞれがどう違うのか、中国共産党は明確に示していない。

しかし、例えそうであっても、「毛沢東思想の堅持」が含まれている以上、毛沢東が中共政権の正統性(legitimacy)の重要な根幹であること(或いは過去にそうであったこと)は間違いない。

ところが、こういうニュースが出てきた。

NewsMax.com 9月1日記事 "Mao Disappears in Chinese Textbooks"
http://www.newsmax.com/archives/ic/2006/9/1/172907.shtml?s=ic

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バシー海峡

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mattが好きな(或は過去に好きだった)作家・評論家は、だいたい以下のような方々だ。

・山本七平
・塩野七生
・井沢元彦
・長谷川慶太郎

長谷川慶太郎氏だけは、「過去に好きだった」と評すべきだろう。

最近、16年前に逝去した山本七平の著作でまだ読んでいなかったものを店頭で発見した。

「日本はなぜ敗れるのか - 敗因21カ条」(角川新書)

これは良い。お薦めだ。

山本氏の日本社会に対する洞察は、彼がキリスト教徒であったことに大きく拠っていた、と考えていた。

もちろん、その影響もあるだろう。多神教的/世俗的社会を客観的に観察するには好適な立場と言える。

しかし、氏の戦争体験の方がより深刻な影響を与えていたのかもしれない、とこの本を読んでから思った。

もう一度言う。お薦めだ。

読んで頂ければ、なぜ題を「バシー海峡」にしたのか理解してもらえるはずだ。