またまたblogテーマと関係が無いが...

mattは株式投資家でもあるが、通貨トレーダーとしてのmattと異なり、個別株は「買いっぱなし」しかやらない。だから「ライブドア vs. フジサンケイグループ」の勝負にはあまり関心がない。他の投資家が騒いでいる間に割安株をこっそり仕込んでおきたいと思う口だ。

そういうmattでも、佐々木氏のシリーズ「砕氷船ライブドア」は面白いと思う。予測が当たるかどうかはともかく、メディア業界・通信業界の現状と将来についての示唆に富んでいると思う。
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往来

テーマ:
22日(火)の大きな値幅が気になっているが、昨晩はドル高に行きかけてもどった。意外と値幅が広がらない...?

Stop entry を考慮すべきだろうか?

本日の売買:none
本日のポジション:none
Euro @1.3245前後 | Yen @105.20前後 (2月25日 30:50 JST)
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2月8日にFT.comでこういう内容の記事が出た。

(購読者用のページ)

[要旨]
(1) リビアで油田開発の入札が行われた。
(2) 対象15鉱区のうち、9鉱区が米Occidental Oil社とUAE Liwa Energy社の連合に落札された。
(3) 4鉱区が豪州Search Oil社とブラジルPetrobras社との連合に落札された。
(4) リビアで米国企業が石油利権を得るのは25年ぶりである。

残る2鉱区のうちの1鉱区は、どうやらChevronTexacoが落札したようだが、文脈がはっきりしない。

イラクがアメリカに制圧されてから、カダフィ大佐はアメリカに接近している。彼は鋭敏だ。イラクがやられるのを見て、アメリカ人が今回はまったく容赦無いと分かったのだろう。「国体護持」すら認めてくれないというわけだ。そこで先手を打って、アメリカに擦り寄ったのだと思う。

3月に40鉱区の入札を行うそうだから、その結果を見る必要はあるが、リビア産原油がユーロ建で輸出される可能性は低くなったように思う。

(リビアは北アフリカの国でユーラシア大陸には無いが、McKinderの言うWorld Island ではあるから、まあいいだろう)
2月21日に書いた本論を補足していく。

仮説1の前提(d)で、「9・11を機にイラクを占領し」と書いた。この9・11は重要だ。

テロ発生後しばらくは、mattもTV画面を見つめただただ驚いているだけだった。が、1週間たち、2週間たち、1ヶ月たつにつれ、ある疑念が頭をもたげてきた。

ペンタゴンについて、ちっとも報道されないのだ。

当時報道されたことが、物理的にどういうことだったか振り返ってみよう。

(a) NYのWTC2棟に、旅客機が1機づつ(合計2機)衝突した。
(b) Pentagonに、旅客機が1機衝突した。
(c) Pennsylvania の野原に、旅客機が1機墜落した。

起こったのはこの3つの事件だということになっている。(a)のNY事件だけが起こったわけではない。(b)も(c)も起こったはずだ。

当時のニュースを思い起こしてほしい。90%NYの話で埋め尽くされていたと記憶している。あとは Al Qaeda とアフガニスタンの話。これはどうにも変だ。

NYの事件をたくさん報道するのは理解できる。不謹慎な言い方だが、あんなにテレビで映える映像はなかなか無い。衝突+崩落シーン以外のエピソード(消防士の活躍とか、助かった人の話とか)も完璧にすばらしい取材の対象だ。だからメディアがNY報道に集中するのは、かなりの程度うなずける。だが、それがペンタゴンについて報道しなくて良い理由になるとは思えない。

もしmattがアメリカ人だったら、「一体ワシントンDCの防空体制はどうなっているんだ? わが国の防空体制には重大な欠陥があるんじゃないか? そんなことでわれわれアメリカ人の安全を守れるのか?」と、少なくとも一回は声をあげる。こういう声が全く聞こえてこなかったのだ。CNNにもABCにもWSJにも、軍事アナリストはいるはずだ。いなければ外から雇ってくればいい。そういう人材はアメリカにはたくさんいる。

そう、ペンタゴンが攻撃されるまで撃墜できなかったというのはおかしい。しかも被弾した場所は海軍長官の執務室だ。軍としてはかなり情けない話だ。(興味深いことに、Gordon England 海軍長官はその瞬間は執務室にいなかった → リンク先:週刊アカシックレコードに記載がある。mattも当時ペンタゴンのサイトで確認した) F-16戦闘機はスクランブルしなかったのか? 地対空ミサイルは? 旅客機はステルス性など持っていない。電波妨害の機能もない。レーダーには明瞭に映っていたはずだ。

当時色々なウェブサイトを見ているうちに、ペンタゴンの被害を示す写真数枚を見つけた。TVでペンタゴンの被害を示す映像を見ることは遂に無かった。そのとき驚くべきことに気付いた。

旅客機の残骸が写っていない。

おかしい。旅客機の残骸を撤去したなら、撤去したと報道されてしかるべきだと思う。ペンタゴンの周辺が異常事態から通常の状態に戻ったことを示すため、報道されるべきだ。別に写真を掲載する必要はない。言葉で報道すれば十分だ。そういう報道を探したが見つからなかった。

数年経過してだんだん陰謀らしきことが表に出てきた。この件はとうとう日本のバラエティ番組のネタになってしまった(昨年)。もう間違いないと思う。

アメリカは自作自演で攻撃されたふりをしたのだとmattは考えている。ペンタゴンに突っ込んだのは旅客機ではなく、ミサイルか何かだと思っている。(では、その旅客機はどこへ消えたのか、という疑問は残るが)

問題はそれが何のためかだ。原油のユーロ建輸出阻止しかmattには理由が思い当たらない。

・その直後にアフガニスタン+イラクを攻めて占領したこと
・そもそも91年以来イラクを封じ込めていて、軍事的にはいまさら攻撃する必要も無かったこと
・テロの前年2000年11月にイラクがユーロ建輸出を始めたこと
・2000年11月よりもずっと前から、アメリカはいつでもイラクを攻撃することが可能だったこと
・将来的には、アフガニスタンはカスピ海原油の輸送ルート(パイプライン)として想定し得ること

こういったことを考え合わせた結果、仮説1を想定するようになった。
アメリカは以下のような戦略を立て実行に移しつつある、とmattは仮説を立てている。

仮説1:中東・ロシア(特にカスピ海)の石油をユーロ建で輸出させることを阻止する。
仮説2:日本にアジア太平洋諸国をまとめさせ、さらに大規模にドルを買い支え続けさせる。

ここのテーマ"US戦略(西)"では仮説1についてシナリオを説明していく。仮説2については、テーマ"US戦略(東)"扱いにて今後述べていく。

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仮説1の前提:

(a) 原油輸出入代金をユーロ建で決済しようとした最初の国はイラクである。(2000年)
(b) その後、イランと北朝鮮がユーロ建で決済すると宣言した。
(c) サウジアラビア等、他の石油輸出国にも同様の動きが飛び火しつつある。
(d) ユーロ建で決済する動きが広まると、ドル建で石油を輸入できなくなってしまい、アメリカ経済に重大な支障を生じかねない。そこでイラクの動きを潰すことにし、9・11を機にイラクを占領し、ユーロ建輸出をやめさせた。

仮説1シナリオ:

(1) 大産油国(イランとサウジアラビア)を順番に攻撃し、ユーロ建決済を完全にやめさせる。次の攻撃対象はサウジアラビアだとmattは考える。(ただし、イランが次になる可能性は残っていると思う)
(2) イラン、サウジアラビア、イラクを占領すれば、中東はそれでもうよい。(他の産油国は弱小国ばかりだ)
(3) 中東の次はロシア。ロシア産石油の輸出をユーロ建で行おうという動きがロシアにあるが、これをやめさせる。(どういう手段でやめさせるかまだmattにも"名案"はないが、例えばウクライナを通るパイプライン絡みで何らか工作する、という手が考えられる。ウクライナ大統領選で Yushchenko を勝たせたのは、その工作の第一歩と見ている。Yushchenko の妻はウクライナ系アメリカ人だが、これが何を意味するか言うまでもない)
(4) Condoleezza Rice がベラルーシを独裁政権の一例として挙げたが、これも将来ロシアへ圧力をかける伏線と見る。ウクライナと同じように親米政権を樹立できれば、ロシアの脇腹に剣を突き立てることができる。(ベラルーシはモスクワから近い)

補論:

(A) イランよりサウジアラビアを制圧するのが先と考える根拠は以下の通り。

 - サウジアラビアの方が石油の埋蔵量が多いので、制圧できた場合に得られる経済的利益がより大きい
- イランは山岳地帯で人口1億近い。サウジアラビアは西部を除き平坦で、人口は2500万程度。サウジアラビアの方が機械化部隊にとっては占領しやすい。
 - サウジアラビアの軍隊はもともとからアメリカ(の民間企業)に依存している。従い、サウジアラビア軍を無力化する方がイラン軍を無力化するよりアメリカにとってはおそらく簡単である。

一方、

(B) サウジアラビアよりイランを優先して攻撃するはずと考えられる理由も、以下のように存在する。

 - サウジアラビアは、イスラム2大聖地を有している国。ここを異教徒が占領すると大問題になってしまう。
 - 核開発をしているのはイラン。攻撃する口実をイランはすでに与えてくれている。
 - 自発的に率先してユーロ建で石油輸出しようとしたのはイラン。ドル基軸通貨体制にとってはイランの方がより深刻な脅威である。
 - イランはシーア派の国。隣国イラクの議会過半数を確保したシーア派への浸透工作は当然行うはず。核開発問題と併せて、イランを槍玉に挙げる口実が一つ増えつつある。

というわけで、次にイランを攻める可能性を否定できない。

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ざっと以上のようなものだ。mattが中東情勢をしばしばblogで取り上げるのは、こういう仮説を立てているからである。

もっとも、この仮説にはまだ弱点がある。

弱点(1):イランが石油をユーロ建で輸出しようとしたということを述べている人物を一人しかmattは知らない。(増田俊男という投資顧問/投資家で、中東や石油の専門家ではない。今のところ、この仮説は増田の発言を証拠として採用している)
弱点(2):そんなにユーロが脅威なら、ヨーロッパ諸国が通貨統合に走るのをなぜ阻止しなかったのか、という疑問が残る。

相場の張り方(2)

テーマ:
FX(外国為替証拠金取引)をはじめたのは2003年8月で、まだ1年半しかたっていない。だからmattの売買手法は確立されたものとはとても言えない。まだまだ模索中の段階だ。それでも大きな方向性ははっきりしてきた。「中長期トレンドフォロー戦略」がその方向性だ。伝統的な日本語では「順張り戦略」と言えるだろう。

トレンドフォロー戦略といっても色々な手法が考えられる。mattの手法は、以下の書籍/DVDから寄せ集めて、mattなりに合成した手法である。

参考文献①
書籍名:TFブレイクアウト!
著者名:トウキョウフォックス(TokyoFox)
出版社:パンローリング

参考文献②
書籍名:DVD為替の戦略
著者名:成田博之&長尾慎太郎
出版社:パンローリング

参考文献③
書籍名:タートルズの秘密(原題:Turtle Secrets - How to Trade "Turtle" Concepts)
著者名:ラッセル・サンズ(Russel Sands)
出版社:パンローリング

参考文献④
書籍名:Trend Following - How Great Traders Make Millions in Up or Down Markets
著者名:Michael Covel
出版社:Financial Times Prentice Hall

参考文献⑤
書籍名:ソロスの錬金術(原題:The Alchemy of Finance)
著者名:ジョージ・ソロス(George Soros)
出版社:綜合法令

参考文献①の著者TokyoFoxさんは一般の人向けに相場の張り方を教えている方で、mattも会員の一人である(有料)。直接お会いして簡単なコンサルティングを受けたことがある。

参考文献④は、2005年1月に日本語訳が出た。パンローリングのサイトで検索できる。

参考文献⑤は、原書が1987年出版で、入手困難になりつつある。mattが購入した1年ほど前の時点で在庫僅少で、本屋が「表紙の汚れたのしか残っていないが、構わないか?」とわざわざ言ってきたくらいだ。


参考文献はこれだけだ。ほかにも色々読んだが、mattには今のところ使いこなせない。

相場の張り方 & 注意事項

テーマ:
mattはリンク先「為替フリーク」の管理人と直接会ったことがある。そのおかげか、彼らが仕事と関係なく個人的に発行している為替相場レポートを彼らの善意で送ってもらっている。

別のリンク先「プロパンガス」は、プロのディーラーが書いているblogで、ここにも相場動向の情報がたくさん書かれている。

こういったところにある情報を見ていると、ここ数週間はクロス円取引がかなり話題になっているようだ。どーも円売り傾向にあるらしい。

このような直近の動向を、このblogは全く捉えていない。もっと正確に言うと、mattにはそんな短期間の動向を追跡する能力がない。短期トレーダーになるには、mattはのろま過ぎるのだ。

だから、これを読んでいるあなたが、もし短期で売り買いを繰り返して稼いでやる、と思っているのなら、このblogは全く役に立たない。情報収集の役にすら立たないと思う。


短期トレーディングをやってみたことはある。が、全然だめだった。2003年8月にFXを始めたmattが過去に稼げたのは2つの時期だけだ。

・2003年11~12月
・2004年10~12月

この2つの時期は、明確なユーロ高・ドル安トレンドが発生した時期だ。

2004年10~12月で言うと、mattがEuroを最初に買ったのは、@1.2675だった。10月22日だったと思う。@1.2466を超えてから急激なuptrendが始まっていた。が、mattは@1.2600近辺での攻防になってからやっと、「うーん、どうやら上げらしい」と認識した。今から考えるとのんきなものだ。

そのときどうやってポジションを取ったかというと、その10月22日の日足をJST午後10時ころ(だったと思う)に見、日足の上端@1.2660前後を超えた@1.2675で買う逆指値を注文した。その日はintradayで見ると乱高下した日だったらしく、逆指値を出したときのレートは@1.2590くらいだったと思う。ブローカーはびっくりしていた。逆指値注文は翌朝約定した。

結果で判断すると、この買いは正しかった。2回買い増した後、12月に売れたからだ。


こういう売買のやり方は、あなたが短期トレーダーだったら、ほとんど狂気の沙汰だと思う。「凶器の」沙汰と書いてもいいかもしれない。だから、mattのポジション取りを参考にするなどということは、簡単にはしないでいただきたい。(そんな心配、全然必要ないかもしれないが... ^^;)


mattの売買のやり方については、おいおい書いていく。自分自身、手法をまとめるためにも。

おしらせ

読んでくださっているみなさん、本当にありがとうございます。

書き始めて3週間半経過しましたたが、あるきっかけから、Financial Times の知的所有権を侵害している可能性に気づきました。

購読契約条件を見てみましたが、その可能性を否定できないとの結論に達しました。

そこで、このように方針変更したいと思います。

(1) 過去の引用文は削除します。削除部分については、「削除した」旨を記載します。
(2) 今後引用する場合、URLおよび日本語での内容説明(要約など)のみを載せます。
(3) 「辞書引き」は英文の引用が無くなるので、今後は無くなります。
(4) 相場備忘録としての利用はそのまま続けます。

mattがこのblogを始めた目的は、

(a) 相場の記録をつける
(b) FT.com を読んで、意味のわからない語彙を辞書で調べ、その記録をつけておく
(c) 国際情勢ニュース全般を読み、その意味を考える習慣をつける
(d) アメリカの世界戦略を探る(これが為替相場と関連が深いに違いない、と見当をつけてのこと)
(e) 上記(c)と(d)について、自分の思考過程を記録しておき、後で再検討できるようにしておく

の5つです。

方針変更により、5つの目的のうち(b)は完全に諦めます。(c)~(e)は今後も続けますが、投稿頻度・投稿文の量、ともに下がると思います。

突然方針変更し、びっくりされているかもしれません。mattは購読料を支払ってFT.comを購読している者です。なにとぞご容赦ください。