6日に新聞で紹介 されて以来、埼玉県産在来大豆もやしについてのお問い合わせ、商品化される前からの注文(急いで栽培しました 汗)、を含む、まるで水面の波紋のようなやさしく、しかし力強い広がりがおきています。本日のお越しになられたお二人もその波紋の中からお出でになりました。


お二人は飯塚商店の事務所で挨拶を済ませるなり、


「これが花園在来です」


と豆を見せてくれました。


「ほう・・・・これが・・・」


私も目を見張ります。


まぼろしの「もやし」求めて・・・

 花園在来、花園とは旧埼玉県大里郡花園町のことです。現在は合併して深谷市花園となっています。

つまり私の住む深谷市の在来大豆であります。


 お二人とは、埼玉県大里農林振興センターからお越しになった副所長と課長です。在来大豆もやしへの取り組みに期待して、センターで保管しているわずかばかりの深谷市の在来大豆「花園在来」をお持ちになってくれたのです。


「花園在来」・・・・その存在は知っていましたが、まじまじと見るのは初めてです。


まぼろしの「もやし」求めて・・・


「わかりました。これでもやしを作ってみましょう」


と伝えた後、


「へえ・・・黒いのも交じっているんですね」


そう話すと、担当課長のMさんが説明をしてくれます。


「はい。白いのや、緑っぽいのや・・・どうしてもこうなってしまうんです」


と、申し訳無さそうに話しますので、私は笑って


「いや。面白いじゃないですか。いろんな色があって。彩りのある大豆もやし。まさしく彩の国(埼玉県のキャッチコピー)の彩の大豆もやしですよ


と話すと、課長も安心したようです。色がバラバラでこんな豆じゃ私に断られるかと思っていたようです。


・・・・・・・・・・・


 正しく継承されてきたありのままの農産物に対して、


「これじゃ使えない」


「こんなものは無いほうがよい」


「作り変えてしまえ」


などと人間の勝手な基準でえり好みするのは、単なるエゴに過ぎません。


 今までどれだけの野菜がそのエゴの犠牲になったことでしょう。そのエゴがどれだけ野菜だけでなく作り手の負担となったことでしょう。食のあり方が見直されつつある今だからこそ、その悪習をここで止めるべきです。


・・・・・・・・・・・・・


 花園在来、今ではほんの少ししか存在していないようでこれから作付けを増やすとのこと。しかしいくら増えてもその豆が正しく消費されなければ存在意義がありません。もやしでの活用が大いに期待されて、この貴重な豆を持ってきたのでしょう。もやしには出来るでしょう。しかしまずはその味を確認してからです。そして普及活動です。


「花園在来、おそらくもやしには出来ます。問題はいかにして普及させるかです。私はもやし屋としてできる限りのことをしますが、私1人じゃどうにもなりません。お二人の協力も必要です」


と訴えます。お二人も力強く同意してくださいました。


「花園在来のもやしが出来ましたら、お持ちしますよ」


そう話すと、かぶりを振って課長が


「とんでもない!また伺わせていただきますから!」


と話して、お帰りになりました。


・・・・・・・・・・・・


 一時間後私は早速いただいた花園在来を仕込みました。


 約一週間後に、お二人と共に花園在来もやしの姿と味を確認するのが今から楽しみです。


まぼろしの「もやし」求めて・・・
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