埼玉県の大豆でもやしを作ってみます

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 昨年の11月、熊谷市産業祭に赴いたときです。メイン会場である熊谷ドームの中には、熊谷地区で収穫された野菜たちが誇らしげに陳列されていました。


 驚いたのは、大豆を主とした豆類が数多く並んでいたことでした。その種類の多さにも目を見張りました。


「熊谷にはこれほど沢山の豆が栽培されていたのか・・・・」


熊谷が小麦の産地であることは知ってましたが、大豆の一大産地でもあったわけです。


もやし屋である私は並んでいた豆、その一つ一つを手に取り



「これらの豆をもやしにしたらどうなるだろうか・・?」


と、それだけを考えてました。深谷の旧きもやし屋が、隣町である熊谷産の豆を使ってもやしを作る・・・これだけでも物語性は十分です。


 味は?安定した収量は?価格は?歩留まりは?その前に誰から、どうやって豆を得るのか?


 その先に見えた針の穴ほどの光、広げていくにはまだまだ時間がかかりそうでした。


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 翌月、12月に私は埼玉スーパーアリーナで開催されていた食と農の展示会に出かけました。そこでは沢山のブースが並んでいて、さまざまな埼玉県の食品とその生産者がPR活動に勤しんでました。その中の一つに、大豆ばかりが並んだ不思議なブースがありました。


それは社団法人 埼玉県農林公社 様のブースでした。


 私は名刺を渡してその場にいた担当の方に尋ねました。もやしに向いている品種はどれだろうか、と。そこで


「借金なし」


という品種が良いのでは、と伺い、以来私の頭の中では「もやし=借金なし」という図式が出来てしまいました。


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 今年に入って熊谷の消費者団体「くまがやくらしの会」の代表であるI様から電話がありました。本来の用件は中国産緑豆原料の値上がりにより、国内のもやしもピンチになるのか?という問い合わせでしたが、話は他の方向へ進み、I様が近々熊谷の大豆関係者と話をする機会がある、と知り、すぐさま私は


「深谷のもやし屋が“借金なし”でもやしを作ってみたいと話してもらえないか」


とおねがいをしました。


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 そして先週、18日のことです。農林公社、農業振興局から御三方が飯塚商店にお見えになりました。沢山の県産の大豆を持って。なかには一度絶えてしまった品種を努力の末、復活させたものもありました。


私はお三方に言いました。


「これらの大豆でもやしを作ってみます」


・・・・と。



これは「タチナガハ」。もっとも小粒でもやしに向いていそうです。


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これは「借金なし」。収量が高くすぐに返済できるとのことで、この名がついたそうです。近々スペースシャトルにも乗るようですね。

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行田在来」。大粒で少し青味がかってます。

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箕田在来」。中まで青い豆です。もやしにしたらどうなるのでしょうか。
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これらの大豆を500gずつ仕込んでみます。その過程を逐一こちらで報告します。



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