東京故郷

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みのるん日記です。


東京です。


今日、

東京から和歌山へ向けて荷物を送りました。

今の部屋は、

初めてこの部屋を見に来たときと同じ、

不安がいっぱい詰まった部屋に逆戻りしました。


何年か前の日記で、

東京に暮らし始めてすぐの頃、

「東京はまるでインドみたいだ」

と書いたことがあります。

人間くさいところや、

混沌としたところ。

インドを旅したときに感じた違和感と、

人間の根底に流れるものとの遭遇を感じていたのです。


いよいよ東京を出ることになり、

何年も前から予測はしていたものの、

いざ出るというのは、

ある種の感慨を覚えるのです。


なぜ東京に暮らしてみたかったか、

というのは、

何回も書いたことがあるかもしれません。


1.海外のどの国を旅していても、「どこからきたの?」と聞かれ、「ニホン」と答えると、「Oh!トーキョー」といわれる。そのトーキョーという地を知っておくべきではないかと思った。


2.人口百万人近くの政令指定都市で育ち、海外でも生活をし、村にある大学にも通い、数々の国と地域を旅した。私はどこででも生きていけると証明したかった。だからあとは東京に2、3年暮らすことができれば、それが証明できると思った。


3.日本の都市の中で最も人口が多い地には、どんな魅力があるのだろうか、どうして人は集まるのだろうか、ということを肌で感じて知りたいと思った。


結局1~3まで並べてみても、

そのどれも答えのあるものではないし、

あまり意味をなさないとは思うけれど、

この3年間の目標のようなものでした。


ただ、

どこに暮らしても、

そこは故郷になるのだと思いました。

東京も私にとっての故郷になりました。

ここに来れば会える人たちがいる。

行きたい場所がある。

やりたいことがある。


モロッコの砂漠で出会った少年に、

「どうして砂漠なんかに住んでいるの?」

と聞いたとき、

「ここに生まれたから」

と答えました。

あの時の私はどうして日本に住んでいるのか、

堂々と答えることができなかったけど、

「どうして東京に住んでいたの?」

と聞かれたら、

「興味があったから」

と答えるかもしれないし、

「仕事があったから」

と答えるかもしれない。

「どうして和歌山に住むの?」

と聞かれたら、

「住んでみたいから」

と答えるかもしれないし、

「そこを新しい故郷にしたいから」

と答えるかもしれない。


なんて自由なんだろうと思います。

住む場所が選べて、

いくつもの故郷を持つことができるなんて。


東京に暮らすことができたことを感謝します。

やはり土地は人なんだとつくづく感じます。

人との出会いがあるからその土地に愛着がもてるんだと。


また帰る場所がひとつ増えました。

ありがとう。

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明日のために○○を磨こう

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shoes

 

みのるん日記です。

 

久しぶりに愛車に乗って、

久しぶりにフェリーに乗りました。

 

海路を使って、

来月から暮らす土地へと、

 引越しの荷物をいっぱいにつめて、

やってきました。

 

昨日の東京は雨が夕方以降いっそう激しく降り、

フェリー乗り場にたどり着けないんじゃないか、

と心配になりながら車を走らせていました。

車内では、

必死に歌を歌いながら渋滞の欝な気分をふっとばし、

大丈夫!だいじょうぶ!の繰り返し。

あせる気持ちを静めていました。

 

フェリーに乗ってみると、

平日ということもあり、

ガラガラにすいていました。

 

展望浴場は独り占め。

何も外は見えないけど、

黒い海に続いているのだと想像して。

 

今朝、

港に着くと、

朝陽がばぁーっと差し込んできました。

 

車に乗り込み、

エンジンをかけ、

フェリーの出口が開くのをじっと見つめました。

乗り込んだときのどんよりとした工場地帯の景色とは違う、

青い空と緑の山と黒い岩ときらきらした海。

 

勢いよく飛び出した。

地図も確認しないで飛び出して、

しばらく窓を全開にして走った。

なんだか、

なぜだかわからないけれど、

そのフェリー出口がゆっくりと開く瞬間、

涙が出ました。

あまりの光の強さと、

これから始まる新たな生活と、

かな。

 

海辺での朝ごはんと、

よく効くと評判の温泉で癒されながら新居へ。

家について、

いつもの玄関を確認し、

荷物を運び込む。

 

まず、

もってきた植物を部屋の各地に置いてみて、

気持ちよさそうなところを決める。

水をあげて、

声をかける。

前の部屋にいたときは大きく見えたみんなが、

ここでは小さく見える。

植物が多すぎると思っていたけど、

ここでは少なく見える。

これからどんどん大きくなりそうな予感。

その様子を見ていたらうれしくなってきました。

 

そして次にコンポ。

線をつないで、

何の音楽を一番最初にかけようか。

♪あした~のために くつをみがこーう♪♪

 

新しいところに飛び込むと、

明日が見えにくくなるけど、

気持ちよさそうに早速くつろぎ始めている植物たちのように、

私ものびのび大きくなっていこう。

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3ヶ月の長い近道

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みのるん日記です。

 

今日無事に、

3ヶ月通った翻訳学校を卒業しました。

 

本当に大変な3ヶ月で、

予想以上の大変さに何度くじけそうになったか分からない。

 

これまで英語に関しては、

落ちこぼれになったことのなかった私が、

初めて脱落を知るという日々だった。

戦いだった。

 

周りのみんなの高度な翻訳文と、

自分の稚拙な日本語に、

ため息を吐き続けた。

 

課題に追われ、

これまでは何でも要領よく物事をこなしてきていた私も、

今回は、

授業のない日は課題を朝から夜まで取り組むこともがほとんどだった。

半日でもつぶれようものなら一大事だった。

一歩も外に出ない日、

一言も人と言葉を交わさない日、

なんてことも当たり前になってきていた。

 

こんな異様な3ヶ月も、

今日で終わった。

 

3ヶ月前には予想もしていなかった脱力感と不安感と堕落感。

 

でもこの、

たった3ヶ月で進んだ距離を考える。

 

踏み込まなかったら進めなかった道。

 

長い近道だったような気もする。

 

3ヶ月前に見た朝陽、

もし今また見ることができたなら、

違ったものに見えるだろう。

 


morning glory

 

またこの朝陽を見ることができたなら、

3ヶ月後の私にいったいどのような期待とはなむけの言葉を抱くだろう。

 

そして、

終点にたどり着いたということは、

スタートを切ってしまったということ。

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おばあちゃんの日

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みのるん日記です。

この間、
お母さんの日について書いたのですが、
悔しくもその日がおばあちゃんの日にもなってしまいました。
あの日の未明におばあちゃんが亡くなりました。
前日まで元気に病気もなく暮らしていたので、
本当にびっくりしました。

はかないなぁ。

連絡をもらって私は新幹線に乗り込み、
ヨットハーバーのあるその海沿いの町へと急ぎました。

ほんとうにはかない。

一ヶ月後に控えた私の結婚式を、
だれよりもなによりも楽しみにしていたはずのおばあちゃんが、
なんで今いなくなってしまうのか。
「死ぬまでにみいちゃんの花嫁姿が見られるかなぁ」
と10年くらい前から早々と口癖のように言っていたおばあちゃんが、
いなくなるなんて、
不思議でした。

でもこの何日か、
おじいちゃんのこころの深さや、
家族のあり方、
親戚の絆の強さに触れて、
いくつか年齢を重ねた気分です。

また、
友人が言ってくれた、
「おばあちゃんは、きっと安心したんだね」
という言葉にどこか自分の気持ちの整理もつき、
安心しました。

そして。
あばあちゃん、
ありがとう。
ありがとう。
ほんとうに ありがとう。

母の日

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みのるん日記です。

何回も書いているように、
私の家族は大食いです。
私と一緒にご飯を食べた人は、
私が何でもおいしく食べるので、
驚く人もいますが、
それ以上に私の家族は大食いなのです。

今日は所用があって母と出かけました。
一ヶ月ぶりくらいに会った母は、
相変わらず飄々としていました。

午前中に軽くひとつの用事を済ませ、
次はこっち、
その次はこっちと、
ぽんぽんと連れて行かれ、
お昼の時間になりました。

昨日はメールで、
お昼の予約は一時半でいいかしら?
と入ってきていたので、
じゃぁ朝ごはんを多めに食べておかないと、
お昼までもたないね、
と夜に電話したときに話しました。
だめよ~、
即答する母の声は、
少し寂しそうでしたが、
うんうんはいはい、
と適当に答え電話を切りました。
しかし今朝になってメールの着信に気がつき、
見てみると、
早朝に母より、
今日は昼を予約しているから朝ごはんは軽めにね!
とのこと。
寝ぼけた頭に飛び込んだ母の笑顔。

私も母も昼にはぺこぺこのお腹になって、
レストランに入りました。
なんにしようかな~。
というところへ店員さんが現れ、
こちらは前菜はビュッフェになっております。
あちらでどうぞ。
ひゃっほ~い!!!
ビュッフェビュッフェッ
二人で勢いよくビュッフェコーナーへ行き、
並んでいる数々のお皿から、
ひとつひとつ自分のお皿につんでいく。
あ~たけのこっ!
トマトがまっかだ~!!
ねぇねぇチキンもある~!!!
このローストビーフのたれはこれかな~????
賑やかにふたりでお皿を抱えて席に戻ると、
パンも用意され、
いっただきま~す!
大きなお皿が山盛りに。
おかわりに行ってもいいのかな~?
このご飯エスニックの味だ~!
エビ食べた?食べた??
そうこうしながらぺろりと食べましたが、
まだこれは前菜。
続いてメインディッシュが来ました。
おいし~~~ぃぃ。。。
肉魚。。。
そこへ店員さん、
「だんだん天気もよくなってきましたね。
窓際のお席をご予約されてたんですか?」
「いえ そうではなかったんですけど」
「それでは ラッキーですね、
ほんとにラッキーですよ
今日みたいな日に窓際に座れるなんて」
「そうですか?
ラッキーなんですね、
うれしいな、
実は私、誕生日なんです」
そうなのです。
今日は母の誕生日。
それなのに私の所用で東京へ呼び出し、
いろいろと付き合ってもらっていたのです。
でも今の母はうれしそうにニコニコしてるし。
今日はラッキーということで。
店員さんのフォローにすっかり上機嫌の母。
そしてそして、
待望のデザ~~ト☆
「デザートもビュッフェになっておりますので、
あちらでどうぞ」
きらん☆
ふたりでまたデザートコーナーへ。
いやぁ~、
これもあれも。
全種類をお皿に乗っけて、
あっアイスもある!!!
アイスがかたいわ~。。。
とれないぃぃ~
どれどれ。
うぅぅ~~ん。
よいしょっと。
そんなわけでまたまたお皿に山盛りのデザートが。
席に戻り、
ニコニコのふたり。
どれから食べよ~~、
とそこへ、
ニコニコの店員さん。
「お誕生日おめでとうございます☆」
いくつかのアイスが入った巨大な器にろうそくが立ち、
チョコでHappy Birthdayの文字☆
パチパチパチ。
店内から拍手が。
照れたふたり。
ふふっ。
私もプレゼントを渡す。
ふふっっ。
しかし、
喜んだのもつかの間、
その大量のデザートに加え、
大量のアイスクリームまできたのだから、
これはもりもり食べるしかない!
「アイスがとけるぅ~~!」
母はとにかく食べていました。
「うれしいわ~ 気持ちよね 気持ち」
アイスをほおばる母。
「あんたもう食べないの?
アイス食べちゃうわよ?」
もういい加減無理だった。
自分のとってきた数々のケーキやパイを食べつくしたところに母が聞いてきました。
まんまるのおなかを見せて、
お腹がどれだけいっぱいかを語ると、
母はその間にもアイスをほおばり、
取ってきたケーキをほおばり、
「このケーキは取ってきた?たべた?おいしかった?」
などと意気揚々としていた。

さすが母。
つよい母。
たべる母。
すばらしい。
今のみのるはかつてここから生まれたんだと思うと、
まだまだいける気がした。
母をいつの間にか追いかけて。
少しずつ似ていく自分が嫌だったり嬉しかったり。
でも大好きだな~、
と思いました。

☆おかあさんいつもありがとう☆


ちなみに帰りのエレベーターで母は、
今晩のお父さんとの食事の話しをしていました。
さすがに輪をかけてさすがです。

シュークリームな一日

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みのるん日記です。

写真教室を始めて1年ちょっと。
あっという間に過ぎたこの時間と、
その仲間で切磋琢磨した成果。
今日は、
グループ展・スライドショー『シュークリームナイト』を
カフェを借り切ってみんなでやりました。
いつかできたらいいね、
そんなひと言が、
大きく発展した結果のイベントでした。
一日限りの。
本当にたくさんの人が来て、
まだ家に帰った今でもそわそわした気分です。
ただ私は、
ひとつのことをやるってことへ向けての
みんなの力に圧倒されっぱなしでした。
私はまたみんなに甘えてばかりだったな。
それに、
いつの間にかみんなの写真が
この一年で変化してきていることを痛感しました。
持ち寄ったブックからあふれるそれぞれの世界に、
ひとりひとりが表現の仕方のコツをつかんできたのかな、
と思いました。
写真をみれば、
なんとなくこの人が撮ったのかな、
と分かるほど、
性格と写真と生活は密着していると思う。
だから生活が変わったり、
新たな刺激を受ければ写真てどんどん変わるものなんです。
逆に、
自分の写真が変わるとき、
というのは自分に大きな変化が起きているときなのだろう。
写真と向き合えば、
見えてくる世界も、
見ようとする世界も変わる。
だから物事への感じ方も変わるし、
自分は変わっていく。
物を媒介させて、
自分の変化に気がつく、
あるいは自分を変化させる、
ひとつの手段として、
写真には魅力があるのだな、
と思います。

何年も写真を撮ってきて、
未だに自分は何をとりたいのか分からないけれど、
なんとなく、
やっぱり自分は自分の変化を知りたくて、
その時その時で何を見ていたかを客観的に振り返りたくて、
瞬間を残そうとしているのだろうか、
と思いました。

「変化」という言葉が、
私の日記に非常に多いことに、
時々自分でうんざりしますが、
もう少し納得いくまで突き詰めるのも手かなと思います。

とはいえ、
今日言われた言葉で一番嬉しかったのは、
「こんな風に写真が撮れたら気持ちいいだろうね」
のひと言でした。
気持ちいいからシャッターを切るし、
気持ちいいから残したいと思う。
そんな残したい瞬間をきちんと作り上げていけるような自分にならないといけないし、
残したいものに誠実であらねばならないと改めて痛感しました。

その積み重ねが、
人をきれいに変化させるのだろうから。

すっきり

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みのるん日記です。

週末、
とてもいい時間を過ごしました。
とても。
大好きな土地と
大好きな人たちって、
とても大切です。
ありがたいです。
今回の伊那行きは、
まるで学生に戻った気分でした。
学生生活は、
人に甘えながら過ごし、
日々周りの人たちに魅了され、
圧倒されていた。
今回改めて、
みんなに会った時、
かつてみんなに、
初めて会ったときの感覚を呼び起こさせられた。
初対面のとき、
私はこういう風な感覚で、
みんなを見た。
顔、
話し方、
しぐさ。
圧倒されたんだ、
ここに暮らす人たちの力ってすごいんだ、
って。
ずっと住むにつれ、
当たり前になるにつれ、
感覚は麻痺していたけど、
なぜか今回は、
何年も前のその人たちの顔が見えた気がした。
こんなこと書くのは偉そうだし、
うまく表現できないけど、
そうだった。

東京に戻って、
バスを降りたとき、
学生時代に帰省したときの気分がした。
これから実家に帰るような気持ち。
卒業後何回か伊那に行ったけれど、
こんな感覚で戻ってきたのは初めてだった。

すっきり。

うみ を もつ

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みのるん日記です。

人には波がある。
こんなゆったりとした、
落ち着いた、
大きな波を、
わたしは持ちたい。




2月19日に発売された写真雑誌『PHaT PHOTO』、
早くも編集部の在庫は希少だそうで。
どれだけの人が手にしているんだろう、
と思うとどきどきします。
うれしぃ~!!!


思い出迷子

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みのるん日記です。

週末に伊那へ行くことに決めました。

ひさびさ。

あずきの歌を歌っていたら、
一曲一曲にいろんな人の顔がぽんっぽんっと浮かんできて、
みんなに会いたいなぁ~
と思った。

今伊那に行ったからって会えるとは限らない人たちもいるけど。

音楽とか日記とか写真とか、
そういうものを大切にしていると、
こういうときに、
よかったな、
と思う。

人間の記憶って曖昧だから、
いろんな方向からの引き出しがある方が幸せだと思う。

私が過去の話しをすると、
よく飲み仲間の一人は、
“「思い出迷子」になるのは簡単だけどね”
と言った。
伊那にいるときからそう言われてた。

でもときどき私は、
どうせなら迷子になって帰ってこられなくなればいい、
と思う事だってある。

キャパ

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みのるん日記です。

キャパの初のカラー写真展、
というものがやっていたので、
みにいってきました。

さすがに最終日ということで、
老若男女、
あかちゃんからおじいさんまでが、
来ていました。
ものすごい人数でした。

キャパのイメージといえば、
戦場写真ですが、
同じ場面の写真をカラーでも撮っていたとは、
驚きでした。

何よりも、
会場の前半で圧倒されていたのは、
その青の美しさ。
空の青、
海の青。
会場ですれ違った人が言っていた。
「悲壮感がないね」
……まさにそうなのだ。
白黒の写真でこれまで見てきたキャパは、
笑顔にも悲しみがあり、
後姿は重々しく、
その場にいればさぞかし息苦しいだろうと、
思っていたのだが、
それに色がつくと印象が違う。
この同じ場所は、
こんなに空が青く、
こんな緑に覆われたところだったのか。
人の笑顔からは会話をともに楽しんだ余裕が見え、
汗からは共に向かう世界への正義感を感じた。

なんで同じ場面なのに、
ここまで色の有無で印象が変わるのだろう。
それは、
見る私の気持ちが違うのか、
撮ったキャパの心境が違うのか。


人に、物に、景色に、
大好きなすべて、
そして目をそらしたくなるものにも、
わたしの色で、
もう一度向き合いたいと思った。