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2012-02-12 00:48:07

選挙のルールを変えれば結果が変わる

テーマ:ブログ
選挙プランナーの松田馨です。
「衆院選挙制度改革25日までの決着困難」という報道がありましたが、この選挙制度改革のなかで「小選挙区比例代表連用制」についての報道が増えています。

私も雑誌社の依頼で、連用制になった場合に過去2回の選挙結果がどうなるのかをシュミレーションしてみましたが、制度が変わるとこれだけ選挙結果が変わるのかと、驚いています。F1ではありませんが、ルール(選挙制度)によって、勝敗(獲得議席)が大きく左右されるのは間違いありません。

余談ですが、私は週刊少年ジャンプで連載されている『
HUNTER×HUNTER』という漫画のファンなのですが、作品中に存在する「ハンター協会」という架空の組織の会長選挙についての話がとても興味深いものでした。会長選挙のルールの一部を紹介しますと、
 1.ハンター全員が候補者かつ投票者である
 2.投票率が95%未満の場合、その選挙のみやり直すこと
 3.投票者は必ず名前を記入すること(無記名は無効とする)
 4.始めの選挙で最高得票数が全ハンター協会員の過半数を得なかった場合、上位16名で再度選挙を行う
 5.それでも決まらなかった場合は順次人数を半分とする
となっています。
「全員が候補者かつ投票者」というのは学会などの選挙でもよくある方式ですが、「投票率が95%未満は無効」「得票数が有権者の過半数を得なければ再選挙」などのポイントは、現実の選挙と比較すると非常に面白いと思います。もし仮に、こういった「最低投票率」や「最低得票率」を設定すれば、投票率低下の問題や、低投票率でかつ得票率がそれほど高くなかった場合に当選者に対する信任を疑問視する声などの1つの解決策になるかもしれません。最も、選挙を何度もやることの候補者・支持者の負担や行政コストは相当なものになりますので、実現可能性はほとんどないと思いますが、このように選挙のルールによって選挙のやり方や結果が大きく変わることを改めて考えさせられました。

さて、話は戻って現在の日本の衆議院選挙ですが、現在は小選挙区比例代表「並立制」で行われています。これが小選挙区比例代表「連用制」になるのか、小選挙区比例代表「併用制」になるのかによって得票数は同じでも獲得議席が変わってきます。この「並立」「併用」「連用」の違いについて調べていたところ、ノーステキサス大学准教授(政治学)の前田耕さんが「ニュージーランドの選挙制度が連用制というのは誤りです」という記事のなかでわかりやすくまとめてくださっています。興味のある方はぜひ、ご覧ください。

「並立」「併用」「連用」は、小選挙区と比例代表がどのように組み合わされているかの違いですが、さらに比例選挙の議席配分をドント方式にするのかサンラグ方式にするのかによっても結果が変わります。

選挙のルールによって選挙の結果が変わることから、各党の利害が激しく絡む難しい問題ですが、一票の格差是正や、より多くの民意をより正確に議席へと反映していくためにはどうあるべきか、という視点で選挙制度改革がすすむことを切に願います。
2012-02-04 21:47:09

京都市長選挙、投票へ行こう

テーマ:ブログ
明日はいよいよ京都市長選挙の投票日です。
今回は前回接戦を繰り広げた2人の候補者による一騎打ちですが、メディアの報道では「非共産 VS 共産」という構図で語られていることもあり、残念ながら今一つ盛り上がりに欠ける選挙になっているようです。

京都市長選挙に関連して、「21世紀型公民館」を目指して活動しているSocial Kitchen のWorking Group のみなさんが「展覧会:京都市長選挙」というイベントを開催されています。

Working Group のみなさんは「京都市長選挙とは“京都の大統領選挙”である。私たちの生活に直結する重要なリーダー選びなのである」という共通の認識を持って、さまざまな企画を実行されています。

私も勉強会の講師として、講演をさせていただきましたが、若い参加者の方が多く、また質疑応答も活発に行われ、みなさんの関心の高さを感じました。

京都市民の方にぜひ、見ていただきたいのがランチョンマットです。
日本最年少選挙プランナーの投票率向上ブログ-京都市長選挙を題材にしたランチョンマット
>>ダウンロードはこちら
2人の候補者を、「人となり」や「支持母体」といった様々な切り口から比較し、また京都市長の権限や京都市の基本的なデータなどをわかりやすくまとめてあります。プロのデザイナーが監修されているとのことで、アイコンやグラフも入っていてとても見やすい資料です。市が発行している選挙公報の10倍参考になる資料だと思います。

京都市長選挙の前回投票率は37.82%と40%にも満たない数字でしたが、前回よりも若い世代の意識が高まっているという調査結果もあります。私は今は大津市民ですが、大学時代から6年間京都市中京区に住んでこともあって、京都市には特別な思い入れがあります。明日の京都市長選挙、投票率が前回を上回って京都市政に若い世代の意見がもっと反映されるようになっていけばいいなと思います。
2012-01-25 21:39:56

大津市に史上最年少の女性市長誕生!

テーマ:ブログ
日本最年少選挙プランナーの投票率向上ブログ
1月ももう終わりですが、今年初めての更新となります。
昨年末から大津市長選挙に全力で取り組んでいたため、更新が滞ってしまいました。
遅ればせながら、本年もよろしくお願い致します。

新聞報道等でご存知の方も多いかと思いますが、私は1月22日に投開票された大津市長選挙において、越直美さんから依頼を受けて、選対に入る形でお手伝いをさせていただきました。

大津市長選挙は、4年前、黄瀬紀美子さんという素晴らしい候補者のお手伝いをさせていただきながら、あと一歩及ばなかった選挙です。当日の出口調査で2ポイントリードしており、テレビカメラも全てこちらの選挙事務所に集合していたにも関わらず、テレビで現職に当確が出た時の光景は、今でも忘れられません。私にとっては一生忘れられない苦い敗戦でした。

弊社はよく東京の会社と勘違いをされるのですが、本社は設立からずっと大津市です。私も大津市に住んでおり住民票もありますので、市民としても絶対に負けられない選挙であり、社員一同必死でお手伝いをさせていただきました。

4年前の苦い経験から、現職の強さは骨身に染みてわかっていますので、最初から最後まで一切気が抜けない選挙でした。特に今回は、前回4年前と異なり、共産党候補が地元で25年活動されてきた女性医師ということで、現職の男性1人に女性新人2人が挑むという非常に差別化の難しい構図になったのも不安要素でした。

最終的には無党派層の票をしっかり獲得し、現職に約9500票差をつけての完勝となりました。大津市に史上最年少の女性市長誕生、さらに都道府県知事と県庁所在地の市長がどちらも女性は日本初ということで、当選翌日から日本中で話題になりました。私の方にも全国の知人からお祝いの連絡があり、大津市の知名度も少しは上がったのではないかと喜んでおります。

年末年始も大津市長選のことで頭がいっぱいでしたので、個人的にはようやく年が明けた気分です。今回の選挙は最終的な票差は別として、構図も含めて本当に難しい選挙であり、終盤まで接戦だったので、当確を見た時は本当にホッとしました。

■"ラッキー&キュート"と熱伝導
勝因は色々とあるのですが、やはり候補者である越さんの魅力と「絶対に勝って大津を変えたい」という熱意が大きかったと思います。私たちの業界では、当選する候補者の条件として"ラッキー&キュート"(運があり愛嬌のある)というのが言われていますが、越さんはまさに"運と愛嬌"を持った候補者でした。

また、寒さが厳しいなかで誰よりも一生懸命に街頭活動に取り組む越さんを見て、最初は「現職を変えたい」という思いで応援していた人たちが、いつのまにか「越さんを大津市長にしたい」と変わっていき、最後には大きなうねりになりました。選挙は"熱伝導"と三浦博史さんがよくおっしゃっていますが、まさに候補者の熱意が周囲に伝染していくような選挙になったと思います。

越さんは本日、初登庁をされました。様々な課題や困難があるとは思いますが、越さんならきっと、大津市民の期待に応えて、大津を笑顔あふれるまちへと変えていけると信じています。私も大津市民として、引き続き越市長を応援していきたいと思います。

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