松林 秀彦 (生殖医療専門医)のブログ

生殖医療に関する正しい知識を提供します。主に英語の論文をわかりやすく日本語で紹介します。


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Q 3月末に顕微授精で授かった子を出産しました。まだ出産から間もなく、帝王切開だったこともあり、第2子の治療は来年になったらと考えています(完全母乳ですが産後2か月で生理は再開しました)。ですが一年半前の検査で32歳という年齢に対してAMHが1.55という結果であったため、また出産時に開腹していることもあり、AMHの低下が気になっています。
①先日、梅抽出物が妊娠率に影響を与える旨の研究結果が発表されたそうですが、先生はどう思われますか。
②私は以前に両側卵管采の狭窄があると言われたのですが、出産により狭窄が解消することはあるのでしょうか。帝王切開をしてくださった先生からは、膀胱に軽度の内膜症があったため処置はしたが、卵巣や卵管はきれいだったと言われました。
③我が子を抱くことが出来てとても幸せなのですが、妊娠も出産も多くの医学の手助けなしでは叶わなかったと思うと、少し悲しくなることがあります。

A
①紀州ほそ川さんの梅抽出物「umulin(ウムリン)」に関しては、もともと家畜用サプリメントにより鶏、豚、鯛、鮪の産卵率が向上したため、ヒトへの応用がなされたとのことです。残念ながら調べた範囲では論文が見つかりませんでしたので、その真偽の程は定かではありません。あくまでも梅抽出物であり、梅そのものではありませんので、ご注意ください。
②出産により状況が変化することは十分考えられます。
③多くの病気が医学の力で治るように、不妊症は卵巣、卵管、子宮、精巣などの臓器の構造や機能の異常、つまり病気ですから、医学の力が必要です。したがって、医学の力で出産することは、何ら恥ずかしいことでも卑下することでもありません。むしろ、この時代に生まれて良かったと思うべきではないでしょうか。

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