毎年間際になって慌てるので、今年は早めに年賀状を買いました。
図案を担当するのは夫。
夫は絵が好きな子どもだったようで…といっても本格的なのではなく、
教科書の隅っこに先生の似顔絵やパラパラマンガを描く程度。
そのDNAは息子に受け継がれていて、この前はテストの前日だというのに
苦手な英語をモンスターにするとこんな感じ!とちょこまか描いていた。
で、来年の干支は辰。 え? 辰? 初めてだ。どんなんがええかな?
…という会話をしていて、はっと思った。
そうだ、祖父が亡くなり一回り。
長かったような、あっという間だったような。
12年前、訃報の知らせがきたとき、私はおでんを仕込んでいた。
具を買いすぎて、2つの鍋で煮ていたんだけど、あれどうしたんだっけ。
フェリーの関係ですぐ帰ることができず(当時は隠岐でした)、出発したのが翌日の午後。
おでん、全部食べたんかな? 通夜や葬式のことは覚えてるのに、
連絡があってから実家に着くまでの記憶がすっぽりと抜けている。
当時4歳だった娘は、祖父のことを「ひいじいちゃん」と言えずに
「ひよこのじいちゃん」と呼んでいた。
私にとって祖父は頑固でおっかない人だったけど、娘にとっては恐い相手ではなかった。
「ひよこのじいちゃん!」と呼んでも、「ん?」と返事してくれていたしね。
で、私も一緒に「ひよこのじいちゃん」と呼んだことで、苦手意識は減っていったと思う。
祖父は息子が生まれて間もない頃、コタツでよく息子を抱っこしてくれていた。
「小さくても、こんなに動くんだのぉ」と感心しながら、じーっと見つめていた。
昔の人だったから、男が抱っこなんぞするもんじゃない!とか言って、
赤ちゃんを抱っこした経験があまりなかったのかもしれない。
当時、抱っこされていた息子は中学生になった。
当時の記憶はないだろうけど、ひよこのじいちゃんのこと、いつか教えてあげよう。