「大涅槃図」の修復が始まりました。
このたび、弊店も加盟している「三重県表具内装組合連合会」が津市一身田にある真宗高田派本山「専修寺」所蔵の「大涅槃図」の修復を承ることになり、昨日(20日)に報道各社の取材を受けました。
この涅槃図は画面寸法、横4m縦5.5mにも及ぶ県下はもちろん、日本国内でも有数の大きさのもので、作者は調査中ながらその繊細緻密で極彩色の非常に高度な画風から、江戸時代の画家「円山応挙」の流れを汲む絵師によって描かれたのではないかと類推されています。
また、寺にも由緒書などがなく今まで描かれた時期などもはっきりしていなかったのですが、昨日の作業で八双(掛軸の上についている木の部分です)に使われている部材に「安永十年(1781年)二月」と書かれているのがわかり、その頃の絵である事がわかりました。
この絵については、描かれている紙の大きさも注目を集めており、一枚3.52m×1.45mの和紙5枚にわたって描かれているのですが、江戸中期にこれほどの大きさの紙が既に漉かれていたということで紙の歴史にとっても新たなる発見に繋がっていくことも期待されています。
以下に本日朝刊各紙に掲載された記事(確認できたもののみ)をご紹介します。
(それぞれ画面をクリックしていただければ拡大されます)
<伊勢新聞・中勢伊賀面>
<読売新聞・三重県面>
<毎日新聞・社会面>
作業はこれから年末まで約半年をかけ、県下組合加盟店50軒の総力を結集して行われ、来年3月にお披露目される予定です。
その日まで、会長以下作業に携わるものにとっては気の抜けないことの連続となりますが、後世に伝えることの出来る仕事を必ずや成し遂げていきたいと一致団結する組合員の一人として少しでも役に立てるように頑張って行きたいと思います。









