2008-01-23 20:58:44 posted by matsu-hyou2 テーマ:アートなお話し・・

「日展・東海展」を観て来ました。

今日から2月17日まで「愛知県美術館ギャラリー」で開催されている「日展・東海展」 の開場式へ出席してきました。


<赤地に白文字のおなじみの看板です>

<開場式で主催者の挨拶を聞く人たち・・期待感が高まります>
<理事長の橋本先生と中日新聞社の方によるテープカット>

<続々と会場へ・・画像は此処までです>

今回の「日展東海展」は、全国巡回作と東海三県地元作家作品あわせて全582点が展示されており、質量共に日本芸術の最高峰の名に相応しい展覧会でした。


各分野で、私の目を惹いたものの雑感を・・(独断且つ敬称略で・・)


「第一科・日本画」

津田親重「瞬」・・公園のシーソーの下の水溜りに反射した日の光がとても良い感じでした。

山本眞希「真月」・・満月の夜に花を咲かせる月下美人と清純な女性の横顔が素敵でした。

土屋禮一「視」・・誰をも恐れずに睨みつける鶏の視線に強烈なものを感じました。

岩澤重夫「故郷」・・山吹色に染まった山すその家と山の向こうに広がる空が印象的な作品でした。

鈴木竹柏「雨に煙る五十鈴川」・・淡彩作品なのに空気感がある奥の深い色を感じて心が落ち着きました。

岡村倫行「水鏡」・・毎回楽しみな作家、青い水の上の二人の女性が表現しているのは儚さ・・或いは情念?

諸星美喜「うらら」・・オレンジ調の画面に五尾のハゼがまるでおしゃべりをしているように・・楽しい作品でした。

酒井淺子「高層ビル」・・名古屋ツインタワーとその向こうに拡がる景色を細密に描写・・すごいの一言です。


「第二科・洋画」

李暁剛「アトリエ」・・ずっと観たかった作家、二人の裸婦の体温まで感じられるような素敵な作品でした。

鵜飼幸雄「如月」・・北欧でしょうか?白夜の柔らかい夜が確かなデッサンで表現されていました。

伊勢崎勝人「東北の秋」・・南瓜や柿の持つ土の雰囲気を感じさせながらお洒落に表現されていました。

樋口洋「宵の函館」・・月灯り、雪灯り、街の灯り、家の灯り・・様々な灯りが見事に一つの画面に溶け合って・・。

永田英右「チェロと老人」・・本当に繊細で色表現が素晴らしい作品・・左から差す光を受ける楽譜がにくい。

その他、湯山俊久「麗容」、西田伸一「思秋」、池田清明「風雅」、曽剣雄「秋の思い出」の女性像、西房浩二[pastral」、竹内恵「海のシュポシオン」の静物画が特に印象に残りました。


「第三科・彫刻」(知識不足ゆえコメントは控えて印象に残った作品を・・)

上野弘道「やさしさ」、中村晋也「目連」、山下清「水くみの娘」、宮瀬富人「古都に遊ぶ」、鈴木紹陶武「アリの思いも天にとどく」、切原勇人「木漏れ日」、佐藤敏明「遙か」、南川憲生「レクイエム」、秦由恰子「湯浴みの後」


「第四科・美術工芸」(こちらも知識不足ゆえコメントは控えて印象に残った作品を・・)

浅井啓介「AKE’07」(漆)、村田好兼「輪廻」(漆)、安藤工「彩文の器」(陶)、水野教雄「淵」(陶)、春日井路子「桜炎」(染)、福田洋介「爽」(紙)、山田重和「春の宵」(紙)、六谷春樹「月光の詩’07N“時空へ”」(紙)、大橋敏彦「共生」(鍛金)、友定聖雄「WATER FALL」(ガラス)

*尚、今回は地元津市一志町の川合利幸さんの「コントラクト07」(陶)も入選されています。


「第五科・書」(こちらは表具師として額装とのバランスも見て印象に残った作品を・・コメントは控えます・・)

桑田三舟「艶白」、岡本白濤「獨坐観心」、近藤浩乎「桜想ひ」、横山煌平「月」、藤井晴鳳「王鐸の詩」、萩野展山「四言対句」、樋口鈴峰「玄宗皇帝詩」

*尚、今回は地元津市一志町にも在住されていた坂野紅楓さんの「新川和江の詩」も入選されています。


日展を鑑賞し終わったら、吹き抜けの通ってやわらかな音が聴こえてきて・・

「なんだろう?」と思いつつ、エレベーターで2階まで降りてみると・・

<何かの演奏会をやっているようです>
<鍵盤楽器お二人の演奏会・・>

空いていた椅子に座って聞いているとピアノともう一つの不思議な音色の楽器が気になります。

曲の合間の説明によると画面手前の男性が引いている不思議な楽器は「オンド・マルトノ」といって、鍵盤操作によって音を奏でる電波楽器の一つだそうで、フランスで生まれた珍しい楽器とのことでした。

音色はとってもやさしく響く感じで、長時間の美術鑑賞後にはもってこいのひとときを過ごすことができました。


演奏後に「オンド・マルトノ」を近くで見させていただくことが出来ました。

<全体図と鍵盤部分・・鍵盤の手前にあるリングのようなものがお分かりでしょうか?>
<このリングに指を入れて糸を響かせるそうです>


今回、演奏を聞かせていただいたのは坪内浩文さん(オンド・マルトノ)と市橋あゆみさん(ピアノ)のお二人、この愛知芸術文化センターでは毎月第四水曜日のお昼にこういった演奏会が開かれているとのことです。

(画像撮影、及びブログ掲載は許可をいただいています)

コメント

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1 ■日展にお客様が入選されたんですよ~!

もともと彫刻をされてるというのは聞いてたのですが、まさか!と思い、お聞きしたら、ご本人さんで…びっくり~!
ピアノは趣味でずっと子供の時からやっているので、こういう演奏会ってすごい興味あります~!

2 ■それはすごい!

>ゆきさん。
お客様が日展作家ですか・・
四日市周辺は彫刻の良い先生が沢山いらっしゃるので、どなたかなぁ??
ミュージアムコンサートがお好きなら、菰野のパラミタミュージアムはいかがですか?
毎月若手音楽家のコンサートが美術館入場料だけで楽しめますよ♪

3 ■月光の詩・春バージョン制作

ありがとう1
観に来てくれたのdすね。
今年は3月21日から31日まで東京の自由が丘の近くの駅「奥沢」にあるギャラリー澄光でで個展をやります。近くに来たときはぜひよってください
4月8日から13日まで日展会場と意同じ愛知県総合文化センターにて「現代工芸展東海展」を行います。また観に来てください
私の三重県のブログです。
http://isekatagamibijutukougei08.mie1.net/e28754.html

4 ■ご訪問ありがとうございます。

>六谷さん。
この度は日展でお作を拝見でき、とても嬉しかったです。
ミエワンを通じ、拙いながらも綴らせていただいた感想にもコメントいただいて、恐縮していますが、三重の芸術をより元気に出来るようにこれからもよろしくお願いします。

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