「プライスコレクション・若冲と江戸絵画」を観てきました。
先日の京都での「若冲展」 に続き「愛知県美術館」 で6月10日(日)まで開催中の「プライスコレクション・若冲と江戸絵画」 を観てきました。
<オアシス21からの連絡通路・・暑い時期には地下からの入場がいいですね>
<開場20分ほど前についたのでチケット売り場もご紹介・・小中学生は無料です>
<開場前の係員の打ち合わせでしょうか・・期待感が膨らみます>
観にいったのが土曜ということで開場時には70人ほどの人が集まってきていました。
定刻の十時、先頭から五番目くらいで入場・・じっくりと鑑賞できました。
今回の展示は出展全作品を所蔵されている「ジョープライス氏」 の強い意向もあって、より自然に近い形での展示がされ、通常はガラス越しにしか観ることの出来ない、掛軸・屏風仕立ての作品が多数直に観ることが出来、作品から伝わってくる気品までも感じられるような素晴らしい展覧会でした。
会場は大きく分けて5つのテーマに分類されており、第1章は「正等派絵画」を紹介しています。
狩野派・土佐派などの徒弟制度で描かれた伝統絵画は作者個人の名前よりも作品の質で美を収集してきたプライス氏の矜持が感じられ、作者不詳の屏風絵などの粋な表装も見逃せません。
第2章は「京の画家」というテーマで現在でも名高い「円山応挙」「長沢芦雪」などを中心とした華やかな世界が広がっています。
特にお勧めは「応挙作・赤壁図」 (横長の画面に広がるゆったりとした水面が慌しく暮らしている私たちを悠久の世界へと誘ってくれています)、「芦雪作・幽霊図」 (珍しい描き表具です・・じっと見つめる目が・・怖い・・)、「山口素絢作・美人に犬図」 (可愛らしい犬もさることながら、思い切ったデザインの表装も必見です)
(この2つのテーマの中には前記の「より自然に近い形での展示」という観点から、照明を調整し朝~昼~午後~夕刻と電気のなかった江戸時代の灯り環境を再現することで当時の絵画鑑賞の雰囲気を味わえます・・暗くすることで浮き上がってくる対象物もあり、しばらく観ているといろんな発見があります)
第3章は「エキセントリック」・・本展の中核ともいえる「伊藤若冲」の17点をはじめとして、「曾我蕭白」など「奇才の画家」の作品が並んでいます。
此処では展覧会最大の目玉作品「若冲作・鳥獣花木図屏風(右隻) (左隻) 」(一隻に約43000個の1cm四方の桝目にモザイク状に描かれた鳥獣図・・右隻は動物、左隻は鳥を描いてあるのですが、木の上で脱力している小動物やどこか澄ましている感じがする鳳凰、一頭だけ布を背負っている象などじ~~っと見ていると思わず顔がほころんでしまいます)をはじめ、プライス氏と若冲との出会いのきっかけとなった「葡萄図」 (私がプライス氏と同じ状況で出会っていたとして、運命的な波長を感じたかどうかは・・改めて氏の慧眼ぶりに驚かされます)、今回の展示の中でもっとも長い間見入っていた「紫陽花双鶏図」 (ガラスのない中、羽根の一本一本、足の肌粒一つ一つ、花の一輪一輪までじっくりと観ることが出来ます)、「(伝)蕭白作・唐人物図」 (蕭白のキテレツぶりが存分に発揮された傑作です)などが特に印象に残りました。
第4章は「江戸の画家」、浮世絵や風俗画から伝わってくる江戸文化の粋が感じられる傑作ぞろいです。
その中でも特に目を引いたのが「(伝)河鍋暁斎作・閻魔と地獄太夫図」 、「柴田是真作・お多福鬼図」 どちらもユーモラスな視点で描かれた遊び心いっぱいの画面からは鑑賞者それぞれが独自のストーリーを思い描けるような感じがします。
最終章は「江戸琳派」、「尾形光琳」の画風を慕った「酒井抱一」が江戸の地にもたらした独特の「江戸琳派」は四季の移ろいを微妙に感じさせる俳味をより強く打ち出し、当時の人に受け入れられました。
此処での必見は「鈴木其一作・青桐、紅楓図」 (澄み切った空気までもが感じられる名品です)
アメリカ人のプライス氏が収集した名品の中から選りすぐりの作品に満足したあと、此処でお帰りになってはいけないのが今展の忘れてはいけない重要なところ・・
常設展示場の一部屋にこっそりと展示されている作品があるのです。
其処では日本美術の利点「屏風・掛軸などの収納性と容易に交換できる点や扇面などで表現している粋」などを紹介しつつ、プライスコレクションの中から屏風・軸・襖絵などが展示されています。
(図録には掲載されているのに、「こんなのあったかなぁ?」っていうことがないように是非ごらんください)
特に「鈴木守一作・秋草図」 (描き表具です)「作者不詳・源氏物語屏風」 (左右を入れ替えても繋がる不思議絵的屏風です)「松浦景文作・麦雀図小襖」 (通常は小さな収納場所に使う小襖なのに、なぜか裏にも一枚だけ絵が描かれてます・・しかも引き手などはとても凝った細工のものを使用・・一体どんなところにしつらえられていたのでしょうね?)などが見逃せません。
特別展示室、常設展示室、あわせて約2時間、たっぷりと堪能できたいい展覧会でした。
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1 ■はじめまして。。。
私は最近になって若冲さんを知り、今日 相国寺の若冲展に行ってきました。本当に全て素晴らしくて、興奮したし、出会えて良かったと思いましたし、ほんとに感動しました!!!
若冲のトリコになった今、他のも見たいという欲望が出てきて、これは愛知にも行くべきやろか!?というよりも、行きたい!見たい!!って気持ちが強くなりつつも。。。仕事もあるし、日もないし、今日みたいに自転車でいけるわけでもないし、悩んでたので すが、ブログを読むにつれ『やはり見れる時に見ておかなくては!』と、思い来週行こうと決心できました! ありがとうございました!