空想写実論 - Fancy Realism -

享楽主義的に趣味に生きる曲豆の妄想垂れ流し。
料理、裁縫、DIYなど制作記事や
その他哲学・科学・オカルトなど読み物記事多数


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前回の記事の続きです。

 

 

まずは当然何もないのでデザインから入ります。

 

最初に始めるのは方向性を定める作業です。

どんな指輪にするのか。

モチーフものなのか、シンプルなものなのか。

腕の形状は一本腕なのかひねりなのか。

S字なのかV字なのか。

 

などなど。

 

 

とりあえず決まっていたのは

”できればウェーブの入ったもの”

イメージとして何となく”孔雀”を使いたい。


これだけです。

 

 

僕はデザイン、というかアイデア出しはオーダーでお客さん前に描かなきゃいけないので結構早い方なのですが一人で方向性も決まらないまま描くとこれが仇になります。

というかなりました。

 

 

それはもうすごい数デザイン描きましたとも。

 

 

父親の影響なんですがこの親父、異常に頭が良くて変人でした。

絵を描く指南を1度受けたことがありましたが彼曰く、

線をとにかくたくさん書いてそのぐちゃぐちゃな線から有効な線を抜き出して繋げればよい。

 

子供の僕は

ちょっと何言ってるかわかないです。日本語でおK。

状態だったのは言うまでもありません。

 

今では何となくわかるんですが

この教えの影響かはわかりませんがとにかく凄い量描きます。

 

 

 

自分で言うのもなんですが、結構良いのが沢山描けました。

描けましたがどれもブライダルラインというにはアクが強い。

どうやっても孔雀というのは形状のせいでそうなってしまうんですが

それを調整するのがデザイナーの仕事です。

 

どのくらい難しいかわかりやすい例をあげましょう。

画像検索のリンクを張っておきますのでよかったら見てみてください

孔雀 マリッジリング” ”孔雀 ジュエリー”  

 

 

 

孔雀 マリッジリング”の方見ていただけた方には伝わったかと思いますが、

 

石をふんだんに使ったゴテゴテなもの。

 

シンプルすぎてそれコンセプトで孔雀って言ってるだけじゃん!ってやつ。

 

どれとは言いませんがそれタケノコじゃん!

http://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/vegitable/takenoko1.htm

 

みたいなものまであります。

 

全体的にみてジュエリーとして孔雀モチーフが美しいと感じるものは宝石を使って色味を表現しているものが多いです。

つまり白地金(ホワイトゴールドやプラチナ)のみでの表現となるとほとんどないのが伝わりますでしょうか?

 

 

結婚の女神であるユーノーの聖鳥でもある孔雀。

こんなコンセプト大好きデザイナーが食いつきそうなモチーフであるにも関わらず

その数がほとんどないのは前回の記事で書いた

難しい、もしくはチャレンジしたが失敗したというわけです。

 

 

 

マリッジの納期の期間として、

既製品を購入した場合にサイズ合わせや刻印など含めて納期が1か月ほど。

セミオーダーでその倍の2ヶ月ほど。

フルオーダーでは3ヶ月前後ほどが目安となるわけですが

(もちろんもっと早く終わる場合もあります)

 

 

僕は今回のに半年以上かかりました。

勿論他の仕事もしていてそれにかかりっきりではないので

実制作期間としては3ヶ月ほどなわけですが

当然移動中や仕事の合間、寝る前とかにもデザインは常に考えてるわけです。

 

フリーランスでやっていて他より仕事が早いがウリな僕としてはこれは異常な時間です。

(衣装もジュエリーも営業も含めすべての工程を自分でやるので、本来早く終わらせないと仕事にならないわけです)

 

それだけの期間考えては何度も試行錯誤。

少しでも良いものを。

お客さんが人に自慢できるものを。

そして褒めてもらえるものを、と。

 

前回作ったものより今回のが素敵!

また作っては今回の方がまた素敵!ということは次はもっと!

…のサイクルの繰り返しでした。

 

そんなこんなで自分が最良と思える、

美しくもあり、オリジナリティもあり、

ちゃんと品があるデザインに落ち着いたのがこの完成品です。

 

 

これだけやってやっと納得のいくものを仕上げることができました。

そりゃ企業のデザイナーでは難しいよなと思います。

 

余談ですが上の写真だと部屋でテキトーに携帯で取っているので

鏡面の部分に携帯(黒)が映り込んであまり綺麗じゃないですが

この場では宣伝がメインではないのであしからず。

 

 

 

 

 

 

 

さて、次はいよいよ今回の作品の制作過程とその概要です。

孔雀の羽の全体像を差し込みつつイメージをお伝えできればと思います。

 

 

 

 

 

 

つづく

 

 

 

 

 

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