音楽家の居る庭 ~mathis~

訪問ありがとうございます。音楽のこと、本のこと、日々感じていること、他愛もなく書き綴ります。


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以前の日記にて、上橋菜穂子さんの小説「精霊の守り人」に、遅ればせながら夢中になった旨を書きましたが

読み終えてすぐ、続きを読みたくて辛抱堪らなくなり、古本屋へ直行したのです。

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シリーズの残り9冊、まとめて買っちゃいました。

読み始める前は、僕のあまり読みつけないファンタジーの王国物語を楽しめるか、少し不安もあったのですが

以前に「十二国記」「彩雲国物語」を読んで、その面白さに魅了されていた後なので、この《守り人》シリーズも割とすんなり入り込めました。


全10冊、ここ数日はこの目眩くファンタジー世界にどっぷりハマっていたのです。そう、たった今シリーズ最後の「天と地の守り人《新ヨゴ王国編》」を読み終えたとこなのです。


こんなに面白い本を読んでいる時は他の娯楽に手が出せません。インターネットもテレビ番組も二の次。寝る時間も惜しんで続きのページを開きたくて仕方ない毎日でした。


途中、村上春樹の新作の短篇集も買ったので、一時中断したのですけど

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読み終えて、今放心してます。バルサ、チャグム、タンダといった登場人物と共に長い旅が終わってしまった感で、グッタリ。

そして、もう彼らに会えないのだと思う淋しさがあります。


一国の皇太子でありながら純粋で青過ぎるチャグム、良いですね。様々な困難を乗り越えて成長してゆく様にいちいち胸を打たれます

強くて優しい主人公バルサはひたすらカッコイイ。表紙に描かれたバルサの風貌に惚れます。

僕のお気に入りは呪術師トロガイ。この婆さんのキャラ最高。


しかし、堂々たる完結、ですよ。ここまで広げた内容をよくも10冊にまとめたなって感心しちまう。

上橋菜穂子の文章はたいへん読み易いです。幾重にも複雑に入り組んだファンタジーの世界を、苦もなくサラっと飲み込ませてくれるので、読み手は夢中になって一冊あっという間に読み終えちゃう。

意味の薄いことを小難しく書く輩はたくさんいますが、難しい内容を楽に読ませるこの文章は凄い技術なのでは、とつくづく思いました。


物語終盤でのチャグムのモノローグに、よくぞ言った!と心より拍手を贈りたくなりました。いや、本当に本を置いて拍手しちゃいますよ。




マシス
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静岡より車を飛ばし、Zepp名古屋でのボブ・ディランのライブに参加してまいりました☆



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会社、休みましたよ。この日だけは休むと今年の初めから念を押してきたのです。

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凄い行列も滞りなく流れて、1199番の整理券チケットの僕もスンナリ会場に入れました

会場入口手前、ディランの大きな絵が立てかけてあったので、思わずパシャリ



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かっこいいですねェ。僕も実は昔、この絵と同じアングルでディランの似顔絵を描いたことあります。こんなに上手じゃないですけど



名古屋公演の二日目。入場待ちの間に、お馴染み、菅野ヘッケルさんのライブレポートをチェックしてたら、なんと!昨日の名古屋初日にて、レア曲「ワーキンマンズ・ブルース2」を演奏したらしい。げー羨ましい!

と読んでいたまさにその時、なんと僕の目の前をヘッケルさん本人がテクテク歩いていました。ビックリです。

ヘッケルさんに遂に遭遇、なんか嬉しかったな。


さて、僕にとって四年ぶり四回目のディラン・ライブの感想ですが

これが、素晴らしくタイトなステージ!

この夜はセットリストにサプライズはなく、今回のツアーの固定リストでしたけど、ディラン、良ーぃ声が出てましたねェ

特に最新アルバム『テンペスト』からの大好きなナンバー、「デューケイン・ホイッスル」「ペイ・イン・ブラッド」は本っっ当に最高!!


「ペイ・イン・ブラッド」は僕の中で「スカーレット・タウン」を抜き、アルバム『テンペスト』の中で最も好きな歌に昇格しました。聴いていていてもたってもいられん。手拍子に拳を自然と突き上げちゃいます。胸をかきむしりたくなる堪らない歌です。


「デューケイン~」は歌詞をリッスン・トウ・ザ~じゃなく、キャン・ユー・ヒア・ザ~に変えてましたね。またそれを歌う声が艶っぽくて良いの。新曲を歌うディランは実に生き生きとしていて、聴いてるこちらまで嬉しくなりました。


今回ディランの弾くピアノがエレピでなくアップライトで、ディランの指から紡がれる音がざっくり聴こえました。このピアノがとても乱暴だけど、デタラメじゃなくて結構(失礼?)ちゃんと弾いていて、エモーショナルな演奏なのです。

「スピリット・オン・ア・ウォーター」では、《私のピークは過ぎたと思ってるんだね》と歌うディランに対し、沢山の観客が《ノー!》と声を挙げられました。これ、最近のお約束らしいんです。僕もついに生で叫べて嬉しい☆


ずっと照明は暗目で、細かなディランの表情は伺えないのだけど、本編ラストの「ロング・アンド・ウェステッド・イヤーズ」でバッと明るくなる。そこでワッと盛り上がりましたね。


アンコールでの「見張り塔からずっと」は、僕が過去観た中でも最高にカッコイイ「見張り塔」でした。



良かったー

でも正直、もっと聴きたかったなぁ。あと2、3曲演って欲しかった

ディランは中毒になるのですね。観たばかりなのに、既にまた観たいと思っちゃってますもの



今回の来日ツアーの中でも、名古屋Zeppは最も小さなハコだそうで、おかげで肉眼でディランを良ーく観察できましたよ。


前回の来日の時も名古屋Zeppで見たのですが、その時は、ディランお太りになった?と遠目に思うほどお腹がせり出して見えたのですけど、


今回4年ぶりに見たら、またすっきりお腹にもどってる。ダイエットしたのか?まさかな。それとも4年前に太って見えたのが気のせいだったのか??


でもやはり、スリムなディランはかっこいいですよ。マイケル・ジャクソンみたいな衣装(byビリー・ジーン)が決まってました。


ちなみにバンドメンバーはグレーのスーツ上下に黒のシャツで衣装を揃えてました。長身ハンサムなチャーリー・セクストンはステージで最高に絵になってました。(ギターももちろん良かった)




で、帰りは上郷のパーキングにて



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恒例のひとりライブ打ち上げをしたのでした


楽しかった


ディラン、絶対また来てくださいね







マシス

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いよいよ今日と明日、ボブ・ディランの名古屋公演です。

明日の今頃は名古屋か。天気が心配ですが、元気に楽しんでこようと思います。

今回の来日ツアーはセットリストがほとんど固定らしく、とても予習がしやすい。ディランはアレンジをライブでは全く変えてしまいますから、曲が始まって《???》ってならないのはありがたいです。

しかし、毎回セットリストを変えてくれることでの、今夜は何を歌ってくれるんだろう?ってスリルは味わえない。そこは残念

逆をいえば、自分が観れなかった公演でレアな曲を演奏したとか、見逃しの悔しさはない。

前回は僕の観た翌日に「エブリ・グレイン・オブ・サンド」や「ジャスト・ライク・ア・ウーマン」を演奏したと知って、ギャーって天を仰いだものです

今回の来日が決まった時は、最低でも二公演は観とかなきゃやりきれん、と思ったのですけど、一枚で思い留まって良かった。チケット高いですからね


でも、そろそろディラン、同じ曲に飽きてきませんかね。すごーく珍しい曲をぶち込んでくれる?なんてこともちょっと期待しているのです。

(実際に東京公演で世界初公開のレア曲が二度ほど演奏されたらしい)



実際、今のところ最新アルバム『テンペスト』からたくさん演奏されているらしい。他の曲もここ近年の新しいアルバムから多く選曲されてます。

懐かしい名曲に頼らない、最新型ディランを観られるってのは嬉しいです。

しかし、今回が初ディラン体験なお客さんは、有名な曲がほとんど聴けないのは可哀相かも。「ライク・ア・ローリングストーン」を演奏しないなんて信じられないでしょうけど

代表曲でセットリストを埋めたりしない。そこがあまた居るベテラン勢と違うところ。

もちろんサービス精神がない訳じゃない。アンコールではあれとあれを演奏しますからね。ただ、ディランは今演奏したい曲を正直に演奏しているだけ

ファンはそんなディランを愛してる部分もあります。


元春のライブとも通じるモノありますね。「サムデイ」「アンジェリーナ」も良いけど、よりレアな曲を演ってくれ!ってファン心理、ありますよね


『テンペスト』を予習しがてら

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明日を待つのみ


『テンペスト』は好きな歌がたくさん入ってます。その曲は明日ほとんど聴けるはず。楽しみだな



マシス
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子供の頃に「ああ無情」のタイトルのTVアニメを観たことがあります(記憶にある方はいるでしょうか)。

話の詳細はすっかり忘れてますが、子供心にヘビィだなって印象でした。暗いなーって。最終回だけは今でもなんとなく覚えてますね。

そして主人公《ジャン・バルジャン》の名前は、その後も頭の片隅に残っていました。


「レ・ミゼラブル」が「ああ無情」のことだと知ったのは、成人してからだったか?

アニメの重たい印象が鮮烈だったので、「レ・ミゼラブル」にもう一度接してみようとは全く考えませんでした。

でも、一昨年の映画が大ヒットして、WOWOWで放送したのを連れ合いが録画してくれて

《きっと万人ウケする良さがあるのだろう》と、ちょっと気になっていたのです




で、つい先日。ミュージカル「レ・ミゼラブル」25周年記念コンサートの模様(同じくWOWOWにて放送)を観ました


圧倒されました汗


コンサートなんて言って、まんま2時間半のミュージカルです。レ・ミゼラブルとはこういう話か、と初めて知りました。

とにかく楽曲がカッコイイ。集団の斉唱による「民衆の歌」の高陽感、そのカタルシスたるやスゴイ


一人が歌い、続いて一人が別のメロディで被さってくるカウンターコーラスの美しさ

そしてなにより、ジャン・バルジャン役の俳優の歌声がめちゃめちゃ良かった!

人間は訓練次第でこんな声を出せるようになるのか!と感嘆するばかり。僕の知る《歌声》を超越した声に、聴きながら何度も体が震えました。

どうしたらこんな声が出るんだろう。まぐれで一瞬でも出るものじゃない


いやいや、まぐれなんてとんでもない話。100回歌えば100回この声を出せる!という、自信に溢れた声。磨きあげられた芸です。

僕はあんぐり口を開けて、一緒に観ていた連れ合いと《スゲースゲー》とつぶやくばかりでした。



主要キャストへの観客の反応が凄まじいです。とくにテナルディエ夫妻は出てくるだけで歓声があがるほどの人気ぶり。強欲の権化は道化でもあり、愛されてますね。

カーテンコールではなんと、1985年の初演のキャストがステージに登場して客の喝采を浴びてました。加えて、歴代のジャン・バルジャンを演じた俳優が四人揃い、全員で歌うシーンは、何も知らない僕も目頭が熱くなりました。


一昨年に大ヒットした映画「レ・ミゼラブル」は、このミュージカルをまんま映画化したものとか


勢いで翌日、映画の「レ・ミゼ」を観てみたら、

本当にミュージカルそのまんまでした


まぁ、映画もミュージカルも2時間半。で、全くおなじ歌を歌ってんだから、余計な演出を入れる時間があろうはずない


細かな泣かせのディテールは映画に、歌の素晴らしさはミュージカルに軍配、という感じか



ちなみに連れ合いは、マリウスの歌声は映画の方が好みだと言ってました。


僕はエポニーヌは結婚したら良い奥さんになれただろうにな、と想像しました。


テナルディエ夫妻が親戚になるってのはいただけないですけどね



献身することでしか愛を表現できなかったエポニーヌは、ウーマンリヴのご時世としては男目線のキャラと非難されそうですが、そんなことないのかな






マシス

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ボブ・ディランの東京公演は快調らしく、毎度詳細を報告してくださる菅野ヘッケルさんのレポートも冴えまくってます。


歳をとるにつれて、世間に対してどんどん愛想がなくなってきたボブ。

世間はおろか、今ではバンドメンバーとも、バンマスのトニー・ガーニエとしか喋らないとの噂。

(噂は噂。《ボブディラン》のイメージ作りのための、ボブ一流の芝居かもしれない。裏ではすごーくメンバーと喋ったりしてるかもね)


そんなボブが先日、8日の公演終了後に最前列のファンから直接プレゼントを受け取る、と言う事件が起きた。

珍しいこともある!と客は喜んだそうですが、事件はさらに続く

ボブ、そのまま最前列のファン二人にサインを書いてあげたんですと





ボブがステージで客にサインするなんて、本国でも有り得ない、前代未聞の事件だ!とヘッケルさんも書いてます。

日本でよほど機嫌良くステージを演れてるのか。機嫌、絶対良いですよね。うーん、日本を贔屓にしてくれるのは嬉しいなぁ

サインをもらった男性の元には、そのサインを撮影するファンがごった返したそうです。そりゃそうだ。僕も肉筆のサインを見たいですよ

ここにはあげませんが、ネットであげられていたその証拠サイン写真を、僕もコピーさせてもらっちゃいました。僕も目の前で書いてもらいたい。いいなー



話変わって

ちょっと前のこと、以前より気になっていた上橋菜穂子の小説「精霊の守り人」が、噂に違わずたいへん面白かったので

シリーズの続きを読みたくなり、古本屋に行ったのですね

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で、何気なしに一緒に手に取ったリリー・フランキーのエッセイ(105円)も買ったのです

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これがなかなか面白かった。日本映画に関する短いエッセイが、なんと173編。読んでも読んでも読み終わらない

で、一編が短いものだから、あと一つ読んで寝よう、もう一つもう一つ、と読みすすめてしまい、コイツのおかげですっかり寝不足なのです。


それでもやっと読み終えて、さぁ今日こそ早く寝ようと思いつつ、枕元にあった「超思考」を手に取ってパラパラ

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面白い止められない眠れないあせる





マシス
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