Mathilde au Japon (マチルド・オ・ジャポン)

趣味で簡単な翻訳をしています。
簡単な詩や歌、面白いと思った記事、短編小説を
訳したものをブログに書いていきたいと思っています。


テーマ:
Mathilde au Japon (マチルド・オ・ジャポン)

Magnus Carlsen
CHESS WUNDERKIND, 22


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By Garry Kasparov

Chess history is best viewed through the game’s evolution: the Romantic Era of the 19th century, the Hypermodernism of the early 20th, the post–World War II dominance of the Soviet School. The elite chess players of today are of no school. They hail from all over the world, as illustrated by current world champion Viswanathan Anand of India and young Norwegian Magnus Carlsen, who is due to challenge Anand for the championship this year. I had the opportunity to train Carlsen in 2009, and his intuitive style conserves the mystique of chess at a time when every CPU-enhanced fan thinks the game is easy. Carlsen is as charismatic and independent as he is talented. If he can rekindle the world’s fascination with the royal game, we will soon be living in the Carlsen Era.

Kasparov is a former chess world champion and a political activist


TIME April 18, 2013




マグヌス・カールセン
チェス界の若きホープ(22歳)


ガルリ・カスパロフ

チェスの歴史を知るには、このゲームがいかなる変遷を辿ってきたかを見るのが一番だ。19世紀ロマン主義の時代、20世紀初頭超近代主義の時代、そして、第二次世界大戦後、世界のチェスをソビエト学派が支配していた時代。しかし、今日のエリート・チェスプレーヤーたちは、どこの学派にも属していない。彼らは世界中から集まってくる。例えば、現在の世界チャンピオンは、インドのビスワナサン・アナンド。そして、若手のマグヌス・カールセンは、ノルウェー出身。このカールセンは、今年、世界王者の座をかけて、アナンドに挑む。ところで、私は、2009年に、カールセンを指導する機会を得た。彼のチェスは、直感でゲームをすすめるスタイルだ。現代、チェス愛好家たちは、論理演算を行うコンピューターのチェスソフトによって鍛えられ、「チェスなんて、簡単だ」と考えている。しかし、こんな時代においても、カールセンの直感スタイルは、チェスというゲームのもつ神秘性を守り抜いている。カールセンには才能はもちろん、カリスマ性がある。そして、彼は、伝統にしばられていない。もし、彼が、再び、世界中をこのロイヤル・ゲームで魅了すれば、まもなく、私たちは、『カールセンの時代』を迎えるだろう。


カスパロフは、前チェス世界チャンピオン。現在は、政治活動家。


『タイム』2013年4月18日号
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