Mathilde au Japon (マチルド・オ・ジャポン)

趣味で簡単な翻訳をしています。
簡単な詩や歌、面白いと思った記事、短編小説を
訳したものをブログに書いていきたいと思っています。


テーマ:
Mathilde au Japon (マチルド・オ・ジャポン)

(韓国、牧師の「赤ちゃんポスト」 ②)

His motivation is painfully personal. Twenty-five years
ago, Lee's wife, Chun-ja, gave birth to a baby so dis-
figured Lee kept the boy from her for a month until
he could figure out a way to tell her the unthinkable,
explaining only that the child had a serious illness
and was rushed to another hospital.

The baby was born with cerebral palsy. A mammoth cyst
on his head choked off the blood flow, slowly rendering
him brain-damaged. Doctors gave him months to live.


Today he lies on a bed in Lee's home, his legs splayed
at impossible angles, his feet turned back inward.
Eyeing the room impassively, he occasionally lets out
a snort or sigh, as his parents regularly vacuum his
saliva through a tracheal hole in his throat. They call
him Eun-man, which means full of God's grace.



イ牧師にはつらい過去がある。そしてそれが
施設をつくるきっかけとなった。25年前、
イ牧師の妻チュンジャさんは男児を出産したが、
生まれた子は重度の奇形児であった。
イ牧師は1ヶ月間、妻には子供を見せなかった。
しかし、とうとう彼女に話をする時が来た。
彼は子供には重い病気があって、別の病院へ
運び込まれたとだけ話をした。


イ牧師の子供は、先天性の脳性麻痺であった。
脳内にできた巨大な嚢胞(のうほう)が血流を
塞いでいて、ゆっくりと脳を損傷していったのだ。
医師たちから数ヶ月の命と宣告された。

今、彼はイ牧師の家のベッドで横たわっている。
両脚は異常な角度に曲がっていて、足の甲は
内を向いていた。表情のないまま部屋を見ていて、
時々、鼻息を荒くしたり、ため息をついたりして
いる。両親が定期的に、喉に開けられた穴から、
気管に流れる唾を吸引していた。
イ夫妻は彼を「ウンマン」と呼んでいた。
ウンマン(恩満)は「神の愛に満ちた」という意味だ。


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